甲状腺がんのスクリーニング効果は過剰診断を含むの？含まないの？

早川由紀夫 @HayakawaYukio

津金冒一郎「今回の検査がなければ、１〜数年後に臨床診断されたであろう甲状腺がんを早期に診断したことによる上乗せ（いわゆるスクリーニング効果）」2015.2.2 pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attac…

早川由紀夫 @HayakawaYukio

津金さんのスクリーニング効果は、死ぬまで臨床診断されない甲状腺がん発見を含まない。つまり過剰診断を含まない。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

津金さんの用法によると、福島の甲状腺がんは次の3つのどれかに分類できる。 1）被ばくあるいはストレスのせいでがんがじっさいに増えてる 2）過剰診断 3）スクリーニング効果 津金さんは2）過剰診断の可能性が高いとみている。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

山下俊一「医療界ではよく知られたスクリーニング効果（それまで検査をしていなかった方々に対して一気に幅広く検査を行うと、無症状で無自覚な病気や有所見〈正常とは異なる検査結果〉が高い頻度で見つかる事）」2014.2.12 kantei.go.jp/saigai/senmonk…

早川由紀夫 @HayakawaYukio

山下さんは、津金さんと違う意味でスクリーニング効果を使っている。死ぬまで臨床診断されない甲状腺がん発見も含む。つまり過剰診断を含む。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

さて、スクリーニング効果に過剰診断は含まれるの？含まれないの？専門家が言葉の整理をしてほしい。

中西準子 @junkonakanishi1

福島での小児甲状腺がん検診。被ばくで多発という追及で火を噴いていたが、最近は、逆に、やりすぎだ、過剰診断だという批判が強く出されている。私は、傍聴しているだけの素人だが、過剰診断の本質は何かを考えてみた。homepage3.nifty.com/junko-nakanish…

早川由紀夫 @HayakawaYukio

中西準子さんは、スクリーニング効果は過剰診断を含まない使い方をしてる。津金さんと同じだ。著書でたしか津金さんインタビューしてたから、津金さんに聞いて倣ったのかな。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

▼津金昌一郎さんの用法 スクリーニング効果：やがて臨床診断される病気をみつける 過剰診断：死ぬまで臨床診断されない病気をみつける

シュー @shu_n148

自分の理解では、スクリーニング効果は、診断技術の進歩、新たな検診導入、病気に対する注目の高まりが原因でおこる真の増加を伴わない診断の増加で統計上の問題。過剰診断は治療の必要のない癌を見つけてしまうこと。診断の増加があってもなくてもおこりうること。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

しっくりくる説明だ。スクリーニング効果と過剰診断は範疇が違うんだな。並列して論じるところに無理がある。