ジブリのここが苦手 @tiago_pump さんと @saitom11 の会話
@saitom11 @tiago_pump 自分の中で「主題っぽいものの他に、いろいろ盛りこみすぎている。ごちゃごちゃしているのが好きじゃない」という結論が出て、すっきりしました!てぃあごさん、ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
2015-03-15 18:59:43「ジブリ作品は、主題っぽいものの他にいろいろ盛りこみすぎている。キャラクターが現代人なのかそうでないのか立ち位置も曖昧。全体にごちゃごちゃしているので好きじゃない」という結論が出て、たいへんスッキリ。良かった!てぃあごさん、ありがとうございますーヽ(´∀`)ノ
2015-03-15 19:02:21宮崎作品に比べたら、高畑作品は背景世界がしっかりしているので、そうとう見やすいです。高畑作品は早口でいろいろ喋られてるけど、背景世界に関する情報補正でなんとかついていける感じ。宮崎作品はその補正すら効かない。
2015-03-16 00:53:03宮崎さん本人が一人で何役もやりながら自論を喋ってる感じ。早口過ぎて理解できない。自論なので、背景世界の情報がない。こっちの質問も許されない。やってる役の見分けができない。何役あるのかもわからない。かろうじて何が話のテーマかわかるくらい。わたしの知ってる日本語じゃなくて、宮崎駿語。
2015-03-16 00:58:40で、全部終わった後に「どうだった?」って言われて、「いや、何言ってるか、ぜんぜんわかんなかった……」ってなるという。まくしたてられた虚脱感が残るだけで、おもしろかった感はない。ただ疲れて、「何言ってたんだろう?」っていう疑問が残るだけ……。
2015-03-16 01:01:05例えば「いやいや、宮崎作品はそうじゃないんです。もっと動きとか映像とか、そういうスペクタクルなんです」という意見があったとする。そうなると「じゃあ、ディズニーのファンタジアみたいにしてほしい……」と思ってしまう。ストーリーと複雑な視覚描写を両方いっぺんにやられると混乱する。
2015-03-16 01:38:25正直、宮崎駿作品よりもカントとかハイデッガーの著作の方がわかりやすい。カントとかハイハイデッガーは伝えようとして、同じことをいろんな言い方で何度も言ってくれるから。宮崎作品はひたすら散らかるだけで、ほとんど体系化されないように感じる。ぜんぜんわからない。
2015-03-16 01:25:58今、過去の高畑作品の動画をちょっとずつ観てみた。すると、わたしにとって分水嶺となるのは「ホーホケキョ となりの山田くん」からだとわかった。となりの山田くんになると一気に情報処理の分量が跳ね上がる。
2015-03-16 02:00:25線がペンよりのものから筆よりのものに近づいたのが大きい。だが、それ以外にもそうとう画面処理に工夫しているっぽい。こんなページを見つけた。 「ホーホケキョ となりの山田くん」“裏”映像技術論 yk.rim.or.jp/~rst/rabo/taka…
2015-03-16 02:07:34前回までのあらすじ サイトウは線の強弱に情報を読み込んでしまう。そのため、山田くん以降の高畑作品を見るのが辛いのであった。
2015-03-16 07:36:27かぐや姫の物語、YouTubeで見られる画像をいくつか見てみました。何度か見たのでだいぶ目が慣れちゃったんだけど。 主な参照動画はこの3つ youtu.be/daGOgPGjaZM youtu.be/RUnsfvLCWrk youtu.be/TKbXE-UhW1I
2015-03-16 07:53:56もし、このトレーラー通りだとしたら、テンポはかなり良い。早い。これはおそらく「竹取物語」というあらすじの知られた話を扱っているからだと思う。特にこれはただ走ってるだけのシーンなのだが、画面における構図がダイナミックに変化する。 youtu.be/TKbXE-UhW1I
2015-03-16 08:00:08特に気になったのが、走っているものから見た視点の唐突な挿入。走っているものから見ることで月が揺れるシーン。多くの話では天体は動かないものとして扱われる。動かないから基準や情報を俯瞰する存在のように扱われる。 youtu.be/TKbXE-UhW1I
2015-03-16 08:04:25なんの説明もなく、走者視点に切り替わり、かつ月を揺らしてしまう。そして、また横からのカメラ視点に戻るのである。本作を見てないわたしにも、かぐや姫において月は重要なモチーフであるだろうことはわかる。走ってるだけなのにすごい情報量。 youtu.be/TKbXE-UhW1I
2015-03-16 08:07:25カット割というか、カメラ視点の移動も割と細い。この『最新映像』ではベースとなるシーンに、暗転を挟んで、服を脱ぎながら走る別のシーンが唐突に接木されている。走っているという点が同じということで、いきなり別シーンをぶっ込んでくるのだ。 youtu.be/TKbXE-UhW1I
2015-03-16 08:16:18ところで、月が揺れるというのは「何か意味があるっぽく」見える。少なくとも元の「かぐや姫」を知る人にとって、月はかぐや姫にとって重要なアイテムだとはっきりしている。(これ、もとの「かぐや姫」を知らない国の人が見るとどうなのかな)
2015-03-16 11:25:42もちろん画面構成としてはその方がおもしろいというのがあるのだろう。でも、もしこの月レベルの「思わせぶり」が多発されるとしたら、意味はますます混迷を極める。解けないヒントが大量にばらまかれる。
2015-03-16 11:39:51もちろんこれが本当は思わせぶりでない可能性もある。つまり、これと対応するような意味のアイテムや、これと類似の表現があれば そこをきっかけに「揺れる月」の意味を読み解いていくことができる。
2015-03-16 11:40:16だが、このテンポの速さでそのレベルの読み解きを要求される!わたしにはついていけない……。何度も見直さないと無理です……。
2015-03-16 11:40:26なにそれと言いたい情報量の多さである。人間の認識力の限界に挑んでいるのかという情報量の多さ。……というわけで、情報過多ですごく見づらそうな作品なのでした。
2015-03-16 08:18:05「揺れる月」問題。肝心なことに気づいてなかったので追記。わたしはあれを「走る姫の視点」としたのですが、よく考えたら、正面を向いて全速で走っている姫が月を見上げるとは思えません。で、あれが姫の視線でないとすれば、あの視線は誰のものか。……本編を見ていないので、なんとも言えません。
2015-03-17 07:55:48「揺れる月問題」作中に誰のものかはっきりしない視点が投げ込まれるのであれば、これは「表現がストーリーに奉仕していない」と批判されても仕方ないと思う。表現とストーリーが相互に独立して噛み合わないのは問題があるような。
2015-03-17 12:57:13