ドドンパNo.5
その違いはもちろん認識しているつもりですし、立場と方法が違うからこそ刺激的なやりとりができるとも思います。@kentarotakahash
2015-03-15 21:06:16なるほど、いろいろ腑に落ちた気がします。体験の記述のための一定の担保としての音盤、みたいなイメージでしょうか。うまく言えませんが。@kentarotakahash
2015-03-15 21:12:34自分自身ですら、同じレコードを聞いた昨日の聴取体験と今日の聴取体験は異なる → それでも、今日、自分にはこう聞こえた、にしがみつくしかない、という話はここでした記憶がある。 激論!音楽批評とは? -高橋健太郎 vs. 微熱王子- togetter.com/li/301495
2015-03-15 21:17:16少し違うように思います。何度でも聞ける、聞く度に違って聞こえる、ことこそがレコードの素晴らしさで… QT @yskwjm いろいろ腑に落ちた気がします。体験の記述のための一定の担保としての音盤、みたいなイメージでしょうか。うまく言えませんが。@kentarotakahash
2015-03-16 07:04:59そういう意味では、録音音源として固定されているがゆえに、体験としては固定されない。更新され続ける。そこが、記憶の中で固定されてしまうライヴ体験とは違うように思います。 @yskwjm
2015-03-16 07:09:44で、誰でも聞けるものとして残っている限りは、時代を越えて、再検証される。再検証され続け、意味や価値が更新され続けるレコードほど、クラシックとされる。だからこそ、個人の(ある時点の)体験記述の意味もある、というか。更新可能性があるからこそ、それを投げる、的な。 @yskwjm
2015-03-16 07:30:09時流に適応した最適解なスタイルが生き残る、というわけではない
ペレス・プラードとかバイロン・リーとかの、バッタモン屋的というか、観光地の土産物屋的というか、な店の広げ方って、もう少し掘り下げてみると面白いのかも。
2015-03-16 08:45:04一回のライブ体験とレコード聴取体験を比較する発想はぼくにはあまりなかったです。レコード文化での価値の形成過程については、ある時バカ売れしたけど残らなかったもの(ペレス・プラードのような)をどう捉えるかが鍵ですね。そこで文化史の仕事も出てくるかと。@kentarotakahash
2015-03-16 10:40:25作り手側からすると、ライヴは一期一会を生み出すことを考え、レコードは何度でも繰り返し聞けることを考えて作ります。小西康陽くんは、すべてのレコードは企画物である、と言い、菊地成孔さんは、いまだ誰もちゃんと聞けてないのが名盤、と言ったかと思います。 @yskwjm
2015-03-16 12:25:44そういうレコードというものの奇妙さに、僕は強く惹かれていて、それが書くことへのモチベーションにも直結しているようです。 @yskwjm
2015-03-16 12:29:26はい、レコード史は正統な音楽史とは少し違うはずであり。QT @yskwjm レコード文化での価値の形成過程については、ある時バカ売れしたけど残らなかったもの(ペレス・プラードのような)をどう捉えるかが鍵ですね。そこで文化史の仕事も出てくるかと。@kentarotakahash
2015-03-16 12:31:50とかいうと、正統な音楽史とは何か、という問題になってしまうが。@kentarotakahash
2015-03-16 12:36:25プレス・プラードやバイロン・リーは、時流に乗った企画物を次々に繰り出しつつ、活動自体は安定していたのだろうから、一発屋というのとも違う。
2015-03-16 12:39:16音楽のスタイルが残る/残らないというのは、どういうことなんだろうか? 一代雑種として消えて行ったスタイルは、星の数ほどあっただろうが。
2015-03-16 12:43:46世界のどこにもなかった音楽を作る、と言ったのは、リチャード・D・ジェイムズだったか。音楽家ならば、作品に何らかの創造性を吹き込みたい訳で、そういう意味では、世界のどこにもないものを作りたい、という欲求は程度の差はあれ、持っているはず。
2015-03-16 12:49:00ペレス・プラードなどは、別に残らなくてもいいと考えて、次々に企画物を作り、結果、生き残ってきたのだろうな。
2015-03-16 12:58:48もっとも、「モンド」という価値観が盛り上がって以後、残らなかった一代雑種や企画物を拾い上げるというのも、レコード文化の一部となったところがあり。そういう意味では、少なくとも、レコード文化の枠内においては、何が再評価されるかは分からない。
2015-03-16 13:02:47もっと大きなリヴァイヴァル、例えば、スカ・リヴァイヴァルみたいなものは、簡単には起らないだろうが。スカの場合は、一度、短命なブームとともに消え去ったスタイルが15年後くらいに再燃し、以後、世界中にライヴ・バンドがいるようなジャンルとして定着した。
2015-03-16 13:08:24スカとか、ロカビリーとかは一体、いつになったら廃れるんだろうか? 100年後になっても、どこの都市にもスカ・バンドやロカビリー・バンドがいるんだろうか?
2015-03-16 13:13:21複製と実演(レコードとライヴ)
「正統」というより、演奏家・演奏機会・地域・時代・産業といった他の観点に立った個別の音楽史、あるいはそれらを相関させた「より包括的な音楽史」(それが現実にどのぐらい可能なのかはわかりませんが)でしょうか。@kentarotakahash
2015-03-16 13:22:39音楽家(特に大きなバンドリーダー)にとって、一流の場での継続的な実演よりも録音のほうが実入りが良くなる(メリットが大きくなる)のはいつごろなのか、という問題に帰着しそうな気がします。@kentarotakahash
2015-03-16 13:25:00ライブとレコードがどう関係しているのか(一方が他方に従属するのか、全く別物なのか、その中間なのか)は決定的に重要な問題ですよね。しかし、その二項図式自体がレコードの発明・普及によってはじめて成り立つわけですが。@kentarotakahash
2015-03-16 13:28:33