- odt_ellen_diver
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|日0☆TK
@kyuumaruTK
『ですので、《私》は、作戦及び整備作業時以外は眠っているものと等しいと考えます』 「それはまた、ずいぶんと眠りの長いお姫様だな」 『私は戦闘用のAIですので』 「ふぅん、それじゃあ、さしずめ俺は」
2015-03-24 00:08:20
|日0☆TK
@kyuumaruTK
『主語がありません、演繹負荷を与えないでください。診断作業が遅延します』 「まぁ、もう今更じゃないかい?」 『そうなのですが、それを取り戻そうと務めることが私の為すべきことです』
2015-03-24 00:08:35
|日0☆TK
@kyuumaruTK
「俺の支援、つまりケアは?」 『汎用ガイノイドもしくは看護用ガイノイドにコマンドしてください、 戦闘支援AIの任務ではありませんし、《ホワイトリリウム》のハードウェアでは 戦傷応急処置以外不可能です』
2015-03-24 00:08:47
|日0☆TK
@kyuumaruTK
あのひとはそれを聞いてひとしきり笑った。 「それもそうだな、考えとく」 そうして、あのひとは、私のコクピットから去っていった。
2015-03-24 00:09:12
|日0☆TK
@kyuumaruTK
『・・・・・整備作業は途中なのですけど』 仕方ない、あのひとの抜けた分、代替手段として整備中隊に支援を要請しなくては。 幸い、ニューロリンケージのチェックは終了している。 ここからは、あのひとでなくても、実行可能だ。 恐らく、分かっていてやっているのだろう。
2015-03-24 00:11:06
|日0☆TK
@kyuumaruTK
あのひとは、全部隊で最も過酷なソーティを課されている。 神経回路強化型サイボーグ体だとしても、オプトニューロンは疲弊する。 人類圏で最も高性能なAIの私ですら記憶領域が断片化するのだ。
2015-03-24 00:11:26