なぜ、どの点で、Slow Deathは恐ろしいのか?『朝日ともあろうものが』外伝2 presented by @hirougaya
- Eric_Ridel
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2)戦争を経験した日本人が学ばなかった最大の教訓は「自国民を裏切り、欺き、犠牲にし、見捨てることは政府や権力者の本質であって、軍国主義者の独占物ではない」ということだ。
2010-12-18 16:30:55朝日新聞社はじめ現役新聞テレビ企業の社員と話をすると「でも、まあ、うちの社が倒産すること(消えてしまうこと)はまだなさそうだし」と言う。それこそが事実誤認なのだ。「日本的組織の死」は「倒産」のような「突然死」としては来ない。緩慢な死(slow death)として来る。
2010-12-18 16:36:53「日本的組織の緩慢な死」の恐ろしいところは、内部構成員たちがその「緩慢な死」に気づかないほどゆっくり死が進むことと、その「死」の過程の10〜20年にその人の職業人生が犠牲になることである。
2010-12-18 16:38:43日本の政府や権力者は、権力を持つ者には国籍を問わず卑屈であり、服従する。権力を持たない者には国籍を問わず傲慢で、抑圧的である。
2010-12-18 16:41:09日本の政府は権力者の持つ醜悪さをきわめて素直に表現しており、ある意味素朴なほど民主主義素人である。ただ、それを素直に市民に伝える報道を欠いている。
2010-12-18 16:48:33敗戦で日本政府が軍国主義から民主主義に生まれ変わったように錯覚している人もいるが、国民を欺き、犠牲にするという点では権力者たちの本質は不変である。
2010-12-18 16:53:14権力と正面から対峙する報道は、記者クラブ系メディアでは北海道新聞や高知新聞が報道した警察裏金報道がここ10年で始まったくらいだ。
2010-12-18 16:55:42日本の報道は「社益あって民主主義益なし」なので、他社と共同して権力と対峙するという発想はない。まさに権力者にとって望むとおりの報道だ。この発想を記者に植え付けるのが、記者クラブ内特ダネ競争なのだ。
2010-12-18 17:04:34従って,記者クラブは報道各社の「分断のシステム」でもある。それを「特ダネ競争」などと誤解している報道機関は、まさに権力者が記者クラブを維持する意図のとおりになっている。
2010-12-18 17:06:58イギリスは、植民地の人々が団結すれば自分たちの統治がひとたまりもなく崩れるのを知っていた。だから「分断して統治せよ」を必死で守ったのだ。
2010-12-18 17:07:47日本の権力者たちが報道に望むものも「分断して統治せよ」なのだ。記者クラブは「分断され、統治される」組織として非常によく機能している。
2010-12-18 17:08:58北海道新聞が北海道警察の裏金報道で1年間奮闘したとき、全国紙はじめ他社が権力者を喜ばせたのは、後から撃つ他社が続出したことである。無視ならマシなほうだった。連帯など見られなかった。
2010-12-18 17:11:03これは私が年寄りだからそう錯覚するだけなんだと思うんですけどネ、「お気に入り(favorite)にする」のなら「ふぁぼった」ではなく「ふぇいばった」じゃないですかネ。発音はフェイバリットですしネ。笑
2010-12-18 17:15:48矛盾に聞こえるかもしれないが、警察や検察、官庁などの権力と本気で対峙する記者は、その組織の幹部には嫌われるが、それ以下の職員には愛されている。
2010-12-18 17:20:59