米国『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』編集長が公式ブログで日本のミステリ事情を紹介(2015年4月)

(追記:2015年5月1日深夜) 自作が米国『EQMM』に掲載された際のエピソードを語った光原百合先生のツイートを追加しました。
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光原百合 @mitsuharayuri

@Colorless_Ideas あらら…。それはあるかも。「心理試験」あたりは、クイーンの好みにも合いそうですが。

2015-05-02 03:07:20
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

@mitsuharayuri そうなんですよね。「心理試験」がクイーンに評価されなかったのは残念です。乱歩は随筆等で「クイーンが私の作を受取ったことは確かなのだが」と書いていますが、一方で「一言の批評も書いて来ない。本当に読んでくれたのかどうかと怪しまれるほどである」とも。

2015-05-02 03:14:35
光原百合 @mitsuharayuri

@Colorless_Ideas デビュー前、投稿した作品がちゃんと届いたかどうか疑心暗鬼だったころを思い出しました(^^;)。なぜクイーンが何の反応もしなかったのか、「心理の謎」ものが一本書けそうです。

2015-05-02 03:18:18
光原百合 @mitsuharayuri

@Colorless_Ideas もしもこのときクイーンが乱歩の作品を気に入って、いい反応を見せていたら…その後の日本ミステリと海外との関係は、少しは変わっていたでしょうか。

2015-05-02 03:09:08
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

@mitsuharayuri このとき乱歩の作品が上手く掲載されていれば、横溝正史など同時代の作家の作品もうまく紹介の流れが出来ていたかもしれません(横溝はいまだに、『犬神家の一族』しか英訳がありません)。その後は、クイーンの来日をきっかけに夏樹静子先生が(続く)

2015-05-02 03:18:20
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

@mitsuharayuri クイーンと良好な関係を築き、自分の側で翻訳家に頼んで英訳原稿を準備し、EQMMにも掲載されています。夏樹先生はEQMMに11編が英訳掲載されており、この記録を超せる日本の作家は今後もなかなか現れないでしょうね……。

2015-05-02 03:21:35
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

@mitsuharayuri 編集長さんも光原先生の作品をもっと読むことを望んでいらっしゃるようですし、まずはそれがなんらかの方法で実現することを願っております。

2015-05-02 03:27:17
光原百合 @mitsuharayuri

@Colorless_Ideas 夏樹さんの場合、作品が優れていたことはもちろんですが、やはり翻訳のことなど積極的に動かれたことも功を奏したのでしょうね。何かを望むなら、まず自分で動かないといけないということでしょうか。

2015-05-02 03:27:45
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

@mitsuharayuri 英訳に掛かる費用の相場も存じませんので気軽に何かを申し上げたりはできませんが(汗)、乱歩や夏樹静子先生、今でいえば島田荘司先生は、英語圏進出のために自ら積極的に動いていらっしゃって、そういうことはなかなか出来ることではないよなあ…と感嘆させられます。

2015-05-02 03:33:09
光原百合 @mitsuharayuri

@Colorless_Ideas 島田さんのご活動には本当に頭が下がります。日本ミステリ界全体の発展を目指してのことですから。…さて、英訳ってどれくらい費用が掛かるのかなあ。と、ほぼ自分のことだけ考えつつ。

2015-05-02 03:37:21