
【実験も追加】ファンタジー・歴史ものの「ガソリン並みに引火性の高い油による火攻め」は実在したか?
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gryphonjapan
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ちょっと知りたい謎。 時代劇、歴史ものには画像のように「ガソリン並みに引火する油」が出てくるが、昔の植物油や動物油ってこんなに燃えやすいものもあったのだろうか?実際に油かけて火攻めできたのかね…(・_・?) pic.twitter.com/ecaBy2zrT8
2015-01-26 23:03:58

@gryphonjapan 中世以前に火攻めでの実用された燃料なら、油漬けの布や紙(全体がロウソクの芯として働く)、黒色火薬、未精製原油などがあります。他に蒸留アルコールもガソリン並みに引火します。ただ火攻めは対木造物や山火事狙いが大半で、ナパームほどの物量攻撃はなかったでしょう
2015-01-27 11:27:06
あ、自分も後で『ウォッカみたいな蒸留酒があるな!?』と気づきました。 あと、十分な場所と道具と好奇心がある人に、食用油や菜種油を使った火攻めの実際の実験をしてほしい(笑) @heads428
2015-01-27 11:43:53
この前ちょっとtwitter上で話題にしたけど「中世ファンタジーに出てくる『ガソリン並みに引火性の強い油』って当時リアルに火攻めに使われてたの?」という話を調べてみたい。 「アルスラーン戦記」にも出てきたなりよ。 pic.twitter.com/soJZ9tVLHL
2015-04-30 14:33:23

@gryphonjapan 元ネタは東ローマ/ビザンツ帝国の「ギリシャ火炎」とかですかね。ナフサと硫黄、石灰の混合物で水を加えると爆発的に燃焼したという。古代の火炎放射器
2015-04-30 14:35:19
それそれ、まさにそれなんです。 逆にそれが「いまだに正体不明」「伝説の武器」扱いでしょ?ということは、やっぱりちょっと着火してばっと火が付くような奴はあまりないし、あればすげー武器意じゃないか?と。ひとつ可能性があるのは、ウォッカ並みのアルコールか… @Tamejirou
2015-04-30 14:38:27
まあ、東欧、ロシアの場合は… 司令官「このウォッカ、火攻めに使う武器だからな。飲むなよ!絶対に飲むなよ!」 兵士「・・・・」 この後の展開はまさに「火を見るより明らか」。 (うまいこと言った) @Tamejirou
2015-04-30 14:54:43
手塚治虫「鬼丸大将」(舞台は平安時代)にも登場する「ガソリン並みに引火する油」の図。 横山光輝三国志も調べれば出てきたはず。 ただ、油が火攻めに使われたのは事実のはずで、要はどの程度なのだろうか、と。 @Tamejirou pic.twitter.com/MkwZLDhOJA
2015-04-30 15:00:27

結局自分の経験則でして、サラダ油やらラードやらごま油やら…どれも「火種からパッとすぐ燃え上がる」というイメージがないんですよ。というか、木材、薪とかも「火がつかねえなあ」と感じるので、船を火攻めにするとか、火矢で砦や船が炎上、ってのも正直実感ない。 @Tamejirou
2015-04-30 15:07:26
@gryphonjapan @Tamejirou アメリカの油田開発史的な読み物で、ガソリンのような常温でも気化性が高い油は、近世まで敬遠され、ほとんど活用されることがなかったという話を、かなり昔に読んだ覚えがあります。間違っていたらすみません。
2015-04-30 15:06:26
いやこの前、どこかのtogetterでみましたよ。そもそもガソリンは売り物ににならない廃棄物で…みたいなの。そのときにコメント欄に「武器にはなったんじゃ?」とかいた記憶があります。@esukiesuji @Tamejirou
2015-04-30 15:08:41
あ、これですこれ。togetter.com/li/794391 @esukiesuji @Tamejirou
2015-04-30 15:09:34それからのくみかおる(久美薫) @kumi_kaoru 2015-03-12 23:08:54
まめちしき。ガソリンはかつて産業廃棄物だった。
それからのくみかおる(久美薫) @kumi_kaoru 2015-03-12 23:13:39
石油はもともとランプ用の油を取り出すための原料としてあって、灯油を精油したら残りはただの余りものだった。今でいう産業廃棄物。ロックフェラーによるスタンダード石油なんて夜中にこっそり川に流して捨てていた。エジソンが白熱電球の実用化にいそしんでいた時代の裏話。

まあ「考えるな、実験せよ」のジョン・ハンターの言葉に従えば、どこか広い場所でほんとに溝にサラダ油を満たして火をつけたり、火矢がどの程度刺さったところに引火するかをだれかに実験してほしいですね。自分は警察が怖いのでやりません(笑) @esukiesuji @Tamejirou
2015-04-30 15:12:03
@gryphonjapan そもそもガソリンが怖いのは常温で気化してその気体が爆発するとこなのだから、この時代に扱える代物なのだろうかという。インディジョーンズ3に出てきたような都合の良い油の存否ですなまあ。
2015-04-30 16:34:56
@gryphonjapan @mon_emon 他にも自然湧出の石油・アスファルトやウッドタール・各種油のでも可能だったようですね、他にも鉄粉+石灰・硫黄+硝石 などや後には火薬そのものを使ったものもあるそうです。
2015-04-30 17:07:24
@gryphonjapan ヤマトタケルの草薙剣エピソード、楠木正成の千早城攻防戦あたりが歴史での有名どころですが「足元にガソリン様の油がなみなみと満ちていて油に気が付いたあと敵に点火され火だるま」なファンタジー戦争表現は意外と新しいのかも
2015-04-30 18:20:38
@betelgeuse 自分も「枯れ草に火をつけると一気に燃え上がり……」とかだったら、さもあろうと納得するんですけどねー。
2015-04-30 19:07:54
@gryphonjapan 海外の火矢再現の様子・・・この場合は鉄粉+硝石をスポンジ状の燃料とパルプで包み更に油布でカバーした上で液体硫黄?に浸しているようです。 wdr.de/tv/kopfball/se…
2015-04-30 18:36:12
togetter用資料【ギリシャ火薬】 自分は、これが特筆されているから、逆に「じゃあ、これ以外の火攻めってやっぱり着火性、引火性の低さに苦労したんじゃないか?」と思い始めたのだった。 / “ギリシア火薬 - Wikipedia” htn.to/NYS9AC
2015-05-01 06:49:36
togetter用資料 / “ギリシャの火 ~現代に伝わらなかった炎を発する秘密兵器~ : 鼈の独り言(妄想編)” htn.to/yVLCoc
2015-05-01 06:50:01