島田荘司先生の『EQMM』プロジェクトと綾辻行人先生の英訳版『十角館の殺人』

両方とも、アメリカでミステリの評論・研究およびフランスミステリの翻訳、編集・出版活動をしている不可能犯罪物のマニア、ジョン・パグマイヤー(John Pugmire)氏が深くかかわっています。
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Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

3年前の自分のツイート。この英文記事の筆者が、まさかその後日本に留学に来て京都大学推理小説研究会に入り、『十角館の殺人』を英訳するとは誰が想像しえただろう。 twitter.com/Colorless_Idea…

2015-06-26 21:35:37
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

エラリー・クイーンは日本で生きていた!という英語記事。Ellery Queen is Alive and Well and Living in Japan criminalelement.com/blogs/2011/05/… 日本の新本格ミステリを紹介する記事のようだ。名探偵コナンにも言及あり。

2012-02-24 22:05:23

パグマイヤー氏の出版社「Locked Room International」の最近の刊行書

John Pugmire @johnpugmire

The French John Dickson Carr's first book now in English. Noel Vindry's The House That Kills. PW starred review. mylri.com

2015-05-01 01:59:04
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

「フランスのジョン・ディクスン・カー」、カーの同世代人で、1930年代に密室物の長編を12作発表したというノエル・ヴァンドリの第1作の初の英訳『The House That Kills』が発売された。日本のamazonでも買える。 amazon.co.jp/dp/1507667922

2015-05-07 23:53:07
The House That Kills

Noel Vindry,John Pugmire

Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

日本ではこれとは別の作品が1作だけ、2013年に「ROM叢書」で邦訳されている。ノエル・ヴァンドリ(ノエル・ヴァンドリー)『逃げ出した死体』。

2015-05-07 23:55:54
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

デレック・スミスの長編集成を刊行し、今度はノエル・ヴァンドリ(ノエル・ヴァンドリー)の英訳版を出版したアメリカの「Locked Room International」 mylri.com はアメリカ版「ROM叢書」と言える……かもしれない。

2015-05-09 14:31:13
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

『ROM』117号(2003年)で小林晋氏がレビューしていたスウェーデンの密室物、Ulf Durling『Gammal ost』(1971)も「Locked Room International」で英訳出版されるそうだし。

2015-05-09 14:34:56
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

台湾の林斯諺(りんしげん、リン・スーイェン、邦訳短編あり amazon.co.jp/dp/B00O3VT2PQ )の長編も「Locked Room International」で英訳出版される予定だし、LRIが頑張ってくれれば、英語さえ読めれば世界中の密室物が読めるという時代が来るかも。

2015-05-09 14:38:41

「Locked Room International」のすべての既刊については下記のTogetterの末尾でまとめてあります。

まとめ 「本格(Honkaku)」という言葉が米国『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』のブログで紹介される 英語には「本格ミステリ」の「本格」に相当する単語がないと言われています。 英語圏のミステリ評論家もその「不便さ」(?)を感じていたようで、ツイストの効いたプロット、結末のサプライズ、フェアプレイなどを包摂する概念を表すものとして、日本の「Honkaku」という言葉が紹介されました。 ◆続報◆(2014年10月14日) http://togetter.com/li/731940 ◆関連◆(2014年10月17日) http://togetter.com/li/733197 29110 pv 266 66 users 16

関連Togetter

まとめ 米国『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』編集長が公式ブログで日本のミステリ事情を紹介(2015年4月) (追記:2015年5月1日深夜) 自作が米国『EQMM』に掲載された際のエピソードを語った光原百合先生のツイートを追加しました。 13475 pv 118 18 users 4
まとめ 綾辻行人『十角館の殺人』英訳版、米『ワシントン・ポスト』紙で大絶賛、「honkaku」という言葉も紹介される 2014年9月、米国『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』のブログで、日本の「本格(honkaku)」という言葉が紹介された。これを受けて本格ミステリ作家クラブ会長の法月綸太郎先生は、『近い将来、二〇一四年は「Honkaku元年」と呼ばれるようになるかもしれません』と書いている(『2015本格ミステリ・ベスト10』、p.146)。 そして2015年7月、今度は米国『ワシントン・ポスト』紙で綾辻行人先生の『十角館の殺人』が絶賛され、ここでもまた、「honkaku」という言葉が紹介されている。 49795 pv 345 31 users 20