琥珀お蔵出しエピソード

浅尾祥正@主にLoVなアカ @10sbear

は～い！　そんなわけで　本日　一角竜の月２８日　我々の世界でいうところの　５月２８日　は　レムギアが東方・朱夏の武士っ子　月如 琥珀（げつじょ こはく）きゅんのお誕生日ですよ～　めでたいな！(●´∀｀)ノ #lovfan

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それでは　例のごとく　琥珀にまつわる思い出をお話ししていきましょうね～　琥珀についてお話ししたは一年前なので　前にお話ししたことも改めて混ぜつつ行きますね！　#lovfan

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琥珀の名前ですが元々は「黒羽丸」という名前だったのです　しかし気が付くと「くろばねまる」「くろばまる」「こくはまる」とスタッフに様々な呼ばれ方をしてしまったので　結構ぎりぎりになって呼び間違えない「琥珀」に変更　元名は「くろはねまる」として元服前の幼名となりました　#lovfan

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紅蓮の子らは　ゲーム的に　キャラ設定上の職業性を前面に出すとジョブとか混乱しちゃうので　デザインする際には「基本　武器は持たない！」というルールでデザインしてもらってたのですが　琥珀だけは「武士＆従者」とう設定を表現するため　一人だけ特別に武器持ってもらいました。#lovfan

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結果　今後の着せ替えパーツでも　刀のかわりに　いろんなもの持ってもらってます(｡´ー｀｡)ﾆｯｺﾘ　#lovfan

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イベント素材の塗りコンセプトを決めるとき　一番初めはドゥクス　次いで紅蓮の子らでは琥珀の塗りが最初にベースとして決まったんだったなぁ～　#lovfan

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そんな琥珀のイメージモデルは　ＯＶＡ「The　八犬伝」の「犬塚信乃」だったりしました！　実際ダミーデータはロケテ直前まで信乃の画像が実装され続けてました　 #lovfan

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そーんな琥珀のCVを担当していただいた日野聡さん　収録は　キャラ固めがはじめっからパリッと決まってて　パキパリささーっとものすっごい速さで収録！さすがの貫録でした！　かっこよかった～！黒曜の釘宮さんと１、２を争う催促記録だったような気がします　朱夏勢おそるべし！　#lovfan

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日野さんは「ＬｏＶ☆すた」でもおっしゃってましたが　すっっっっごくＬｏＶプレーしてくれてます！　紅蓮の子ら１のＬｏＶプレイヤーさんなのではないでしょか　本当にありがたい限りです！　日野さん　素敵かっこいい琥珀に命を吹き込んで頂き　本当にありがとうございました！！！　#lovfan

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さて　ではそろそろ恒例の　お蔵出しエピソードいきましょかね

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今回も長さは　バルド　アズーラ　くらいです 長いのですが　腕ないもんで　どうやらこれくらいが私的にちょど良いようです…　すみません…　ＴＬ占領してしまい　申し訳ございませんです…

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でわ　すたーと よろしくお頼み申し上げます！

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1「…お尋ねします」 岩牢――左目に眼帯をした少年は、格子越しに、枷をはめられ、壁に繋がれた傷だらけの青年に語りかけました。 「あなたの名をお教え下さい」 しかし、青年は目をつむり、返事をすることなく下を向いたままでした。少年はギュッと拳を握ると、今一度尋ねました。#lovfan

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2「あなたはいずれの国から参られたのですか？」 反応のない青年。 「…やはり　私が子供だからお答え頂けないのでしょうか…　しかし　仕方がないのです　なぜか　あなたの言葉を理解できるのは私だけなのですから…」#lovfan

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3.東方の島国・朱夏。その国が宰相、五大老が一家・月如家の敷地で、その青年はどこからともなく現れ、手ひどい傷を負い倒れていました。 少年はクッと息を飲みこみ、思い切った風に背筋を正して告げました。 「処置はしたものの　あなたの傷は深い　このままでは…」#lovfan

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4「それに　この朱夏の刑部たる月如の地に　謂われなく踏み入った者が生きて帰ることは叶いません　このままだと　あなたは七日後に処刑されます　話して頂ければあるいは…どうか　話しては頂けないでしょうか？」 黙したままの青年――#lovfan

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5「それと…あの時　あなたは私を見て『良かった』と…あれはどういう意味なのですか？」 「……」 ふと、下を向く青年の長い前髪が揺れたような気がしましたが、やはりその口が開かれる事はなく――。少年は、更に辛抱強く問いかけましたが、青年は石の様な沈黙で答えるのみでした。#lovfan

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6「刻限でございます」日暮れと共に牢番が現れました。首をもたげ、鋭い眼差しを向ける青年。牢番は一瞬ビクとたじろいだ後、告げました。 「…若様、お戻りを」 「そうですか…ではまた…明日来ます」 青年は、肩を小さくして去る少年と牢番の背中を、冷たい瞳で見つめていました。#lovfan

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7.少年が去り、暗闇に包まれる岩牢――ふと、その闇に青白い炎が灯ります。その光は次第に大きくなり、人の形となりました。 ――意地の悪い奴じゃ　少しは答えてやってもよかろうに。 「去れ」 青年の、低く、凛と澄んだ声が岩牢に響きます。 「……化け狐」#lovfan

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8――ホホ、云うわ。この国では殿の寵愛賜りし『桜花御前』の名で通っておるのじゃがの…そう邪険にするな。居った時は違えど、同じ世界より来たよしみじゃろうに。 「知らんな　それに　あんたやここの奴らが俺の敵と繋がってないとも言い切れん」 女は桜色の袖を振りつつ笑います。#lovfan

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9――ホホホ、敵…な。その“呪い”にも似た傷、余程の手練れであったのじゃろうな。何度も言うたが、どれだけ意志が強かろうが所詮そなたは人、あの童の申す通りじゃ。そのままでは、死ぬぞ？ 青年は返事をしませんでしたが、その目は「ここで死ぬつもりはない」そう語っていました。#lovfan

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10――勇ましい事よ。しかしあの童、確かに“それ”のようじゃ。数奇よの…とくと、思案するが良いて。 女はそう言って、燐光を残し闇へと消え去りました。 翌日、少年は再び青年に語りかけていました。しかし、青年は変わらず黙したまま。一体どうすれば――少年もまた黙します。#lovfan

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11.重く落ちる静寂――暫くして、少年がポツリと言いました。 「やはり　人様のことをお尋ねするのに　自分をことを話さないのは虫の良い話ですね …よろしければ　私の話を聞いていただけますか？」 青年は返事をしませんでしたが、少年は構わず続けました。#lovfan

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12「私は、黒羽丸と申します。私は――でくのぼう、なのだそうです」 少年は、訥々と自身の生い立ちを話し始めました。武家の名家に生まれたものの、生来の気質故か、剣が苦手であること。左眼に、この国では不吉とされる凶兆を持って生まれたが為に、左の眼を封じられていること。#lovfan

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13剣も使えず凶兆まで持つ、故に父より役立たずのでくのぼうと呼ばれ、そんな自分を生んでしまった母は何かと叱責を受け、辛い思いをさせてしまっていること―― 「此度のお役目は　そんな私が初めて頂けたもの…ですから私はお家の為　この使命だけは命に代えても果たしたいと――」#lovfan