少人数学級は費用対効果が低い、教員研修には効果がない…etc. ~ エビデンスベースの教育論

個人の体験・印象に頼らないエビデンスに基づいた教育論 USからの報告 その報告の妥当性、日本への適用可能性について
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Takashi Hayashi @tkshhysh

そして,「全体を見渡した議論」によって話は常識に戻る.

2015-05-28 00:17:29
古市憲寿 @poe1985

確かにアメリカでの大規模な乳幼児教育の実験が、日本でそのまま当てはまるかには議論の余地がある。経済的格差も社会的状況も違うのだから。だけど、それは「私の経験」が跋扈する国の教育会議や、「議論しましょう」とだけ言い永遠に続く議論よりは、はるかにマシな「エビデンス」だろう。

2015-05-28 00:20:39
Takashi Hayashi @tkshhysh

【定期ポスト】高度に発達した社会科学は常識と区別がつかない.

2015-05-28 00:21:25
リムれ @kyomu78012765

@tkshhysh たまに真面目な話をしますと、先生はその社会科学(手続きに則った実証)と常識(うん知ってた)との幸福な橋渡しはどのような形でありえると思いますか?

2015-05-28 00:32:25
Takashi Hayashi @tkshhysh

@jimuyakagyo それを知りたいから社会科学の哲学とかに興味があるんだけど,全然そういう興味に応えるのが見つからない.土地勘がないので,探し方が悪いのかもしれない.

2015-05-28 00:33:54
Takashi Hayashi @tkshhysh

@jimuyakagyo 不用意に術語を使うと,解釈学的循環=「全体の理解は部分の理解に依存し、部分の理解は全体の理解に依存する」って言うんだっけかこういうの.

2015-05-28 00:43:36
リムれ @kyomu78012765

@tkshhysh その術語は存じませんが、部分を集めれば全体に至るわけでなし、その逆もまた然り、結局は個々の趣味嗜好と気合によるのかもしれませんね。つまんない常識的な感想で申しわけないw

2015-05-28 00:47:37
古市憲寿 @poe1985

研究者が、アメリカの研究を日本にあてはめることの費用対効果や可能性と限界を研究することにはもちろん意味があると思う。でも、過激な家庭教育論者でもない限り、乳幼児期の公教育を拡大しましょうという政策的な議論に対して反論する意味があんまりわかんない。

2015-05-28 00:25:24
メルコちゃん(賢明なると🐮か) @melco_chan_MA

皆さんおっしゃってるが「アメリカの実験でこうだったから日本でもそのエビデンス使って」っていうのは、やっぱり雑よな。EBMでも、たとえば新薬開発でアメリカで臨床試験やって効いたからってそれをそのまま日本で使わないっしょ、という話やね

2015-05-28 00:28:34
メルコちゃん(賢明なると🐮か) @melco_chan_MA

ある国の実験結果は社会・制度が違う別の国にそのまま適用できるとはかぎらないから、ちゃんと実験研究しようということだ。というわけでルビコン川の向こうにいる人たちに期待

2015-05-28 00:30:43
村山紀昭 @muranori7

これは刺激的な視点ですね。ただ中室さん自身のデータに基づくものなのかチェティ氏の研究の紹介なのかネット上にアップされているものだけでは分かりづらい。それと優れた教師による付加価値の内容が妊娠率などで?です。 twitter.com/Hiroki_Komazak…

2015-05-28 00:40:37
駒崎弘樹 @ 北区長候補こまざき美紀の夫 @Hiroki_Komazaki

中室准教授「もう一つ費用対効果が高いのは、教員の質。優れた教師の場合、子ども達は1年で1.5年分を学ぶが、能力の低い教員が教えた場合、0.5年分しか習得できなかった。教員の質は、子どもの学力の伸び率で測る。」 pic.twitter.com/wOXH4D3gVV

2015-05-27 19:33:56
umedam @umedam

エビデンスよりも「誰が得するか」という観点を重視するT大教授()を見た。まあこのひと昔からそう,というか計量データ読めないみたいだけど。

2015-05-28 00:50:37
村山紀昭 @muranori7

かつ結論的に、「少子化の中で教員の量を増やすのはでなく質を高める政策を取るべき」は短絡的で、財務省が喜ぶだけというべきだ。学級規模と質に関する自前の詳細なデータに基づくのなら傾聴せねばならないが。 twitter.com/muranori7/stat…

2015-05-28 00:52:45
村山紀昭 @muranori7

量と質が深くつながるというのは論理学のABC。質が大事だから量はもういいというのは短絡、非論理だ。量の誓約で質向上に制約が生じているのが現場の実態。

2015-05-28 00:57:35
村山紀昭 @muranori7

立論の前提として、「優れた教師」の中身も問題。米国のteach for Americaの教師をモデルにしているよう。かつ教育効果の中身が問題。いずれにせよ自前の研究によるものでなさそうで、鵜呑みとか安易な引用は禁物。

2015-05-28 01:01:37
リムれ @kyomu78012765

@tkshhysh ぶっちゃけ多くの研究者は「村はずれの狂人」に徹しえるほど強くも慎重でもないし、良くも悪くも野心的なわけで、そのへんをどう展望されているのかなと思った次第です。不躾な質問、失礼しました。

2015-05-28 01:06:41
村山紀昭 @muranori7

「優れた教師の場合、子ども達は1年で1.5年分を学ぶが、能力の低い教員が教えた場合、0.5年分しか習得できなかった」との核心部分も1994年の外国人研究者からの援用。これが吟味無しに拡がるのはおかしい。教師の質の差は重要だが。 twitter.com/muranori7/stat…

2015-05-28 01:07:33
村山紀昭 @muranori7

優れた教師とダメな教師では、1年分教育効果に差があるというのは分かりやすく、すぐ鵜呑みにする人が出そうな気がする。それこそエビデンス抜きに。 twitter.com/muranori7/stat…

2015-05-28 01:13:24
村山紀昭 @muranori7

中室さん自身は最近発表された文科省委託の「教育の総合的評価に関する定量的分析」のメンバーの一人で、自前のデータ分析をしていますが、それは教育格差が主でこの講演スライドとは違ったものです。→mext.go.jp/a_menu/shougai… twitter.com/muranori7/stat…

2015-05-28 02:02:05
村山紀昭 @muranori7

この委託研究自体は、学歴格差や経済格差が社会での有能さや成功にどう関わっているかの他方面のデータ分析で、教員の資質がテーマではない。教員の資質については先行研究としてEric Hanushekの見解がわずかに紹介されているだけ。 twitter.com/muranori7/stat…

2015-05-28 02:35:50
鈴木 大裕 @daiyusuzuki

@muranori7 「優れた教師」の定義に対する問題意識、私もとても大事だと思います。何をもって優れた教師と言うのか、また、何を「学力」と呼ぶのか。「エビデンス」そのものをしっかりと問うことが今求められているように思います。

2015-05-28 02:20:42
村山紀昭 @muranori7

鈴木さん同感です。中室さんの議論の元になっているアメリカの研究についてぜひ検討してみてください。teach for Americaの学生教師と一般の教師とを比較するというのは何ともおかしな話です。 twitter.com/daiyusuzuki/st…

2015-05-28 02:38:25
もんじゃら @mojya3263

@muranori7 中室さんは都合のいい研究成果を選んでいます。正反対の結果を示す研究の方が当然多いですし、考えられないことを言っていますよ。

2015-05-28 02:46:36
Takashi Hayashi @tkshhysh

話を蒸し返すと,「全体を見渡した議論」と結論が気に食わないだけのこととをどう区別するんだ,ということですね.

2015-05-28 02:38:11
ystk @lawkus

視野の狭い(論点を絞った)議論でない限り客観的な正誤判定は難しかったりしますよね twitter.com/tkshhysh/statu…

2015-05-28 02:39:51