G・H・ミード『精神・自我・社会』読書メモ集

G・H・ミード(George H. Mead)の『精神・自我・社会』(『デューイ=ミード著作集』第六巻、河村望訳、人間の科学新社、1995/Mind, Self, and Society)の読書メモをまとめました。
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荒木優太 @arishima_takeo

われわれが「意識」と名づけるものは、まさに選択がそこで行なわれる、有機体と環境との、その関係なのである。意識は、個体と環境との相互関係から生じ、両者を含むものである。byミード『精神・自我・社会』

2015-06-26 20:08:38
荒木優太 @arishima_takeo

ミード『精神・自我・社会』読了。大変タメになった。意識や自我があってコミュニケーションが始まるのではなく、前言語的なコミュニケーション行為の反響(他者の反応の先取り)から、意識や自我が生じる。自我とは対他者用に練られたコミュニケーション・ツールなのだ。繰り返しが多いが勉強になった

2015-06-26 20:20:07
荒木優太 @arishima_takeo

「一般化された他者」。ドゥルーズなら「他者構造」とでもいうだろうか。これが宗教と経済に限定されない、民主主義に伸びていく所も印象的。認知や自我の成立そのものを支える、仮説的=仮設的なミクロ他者を考えることこそ、レヴィナス的絶対他者から身を翻す秘訣になるだろう。追って考えていきたい

2015-06-26 20:26:00