竹内洋『丸山眞男の時代』読書メモ集

竹内洋『丸山眞男の時代』(中公新書、2005)の読書メモをまとめました。
荒木優太 @arishima_takeo

敗戦後の知識人の戦争を止められなかった自責感が生んだ感情共同体を、丸山真男は「悔悟共同体」と名付けたが(「近代人の知識人」)、これは左派だけでなく右派にもあったと神島二郎は指摘している。つまり、ペリー来航から切歯扼腕してきた日本の「こんどこそはうまくやろう」悔悟共同体である。メモ

2015-06-29 14:26:41
荒木優太 @arishima_takeo

@arishima_takeo 神島二郎「社会党は幻だった」『東京新聞』1996.3.6

2015-06-29 14:27:30
荒木優太 @arishima_takeo

「四文字以上学部の興隆は、「法」学部的知や「文」学部的知などの伝統的な一文字学部的知の衰退の象徴である」(竹内洋『丸山眞男の時代』)。国際教養…創造文化…しかしッ、クリエイティブなんとかとかデジタルなんとかとか、四文字さえ脅かすカタカナ学部の恐怖を君たちはまだ知らないッ…。

2015-06-29 19:42:19
荒木優太 @arishima_takeo

竹内洋『丸山眞男の時代』読了。新書のくせに読み応えあった。丸山の覇権の根拠の一つに、その法学部教授性、つまり文学部のように純粋な知識人学校(純粋アカデミズム)ではなかった点を読むのはユニーク。今だとアカデミズムとジャーナリズムの架橋は社会学の仕事だろうか? …なんで変わった?

2015-06-29 20:24:34
荒木優太 @arishima_takeo

丸山は出世作「超国家主義の論理と心理」以降、あまり一般誌に書こうとはしなかったというのも意外といえば意外。一般誌に書きすぎるとアカデミズムで承認されず「ジャーナリスト」や「タレント教授」に認定されてしまう。その点、丸山は戦略的な慎重さを持ってた、と。これも今や社会学者の…。

2015-06-29 20:31:32
荒木優太 @arishima_takeo

「丸山は場の移動による汚染には慎重だった。しかし、丸山以後の覇権型知識人は、場を躊躇なく自在に遍歴する知識人である。知識人兼ジャーナリスト兼芸能人というトリック・スター的知識人とでもいうべきだろう」(竹内洋)。丸山を指導教官にしていた小室直樹なんか、モロこれだよなァー。

2015-06-29 20:34:30
荒木優太 @arishima_takeo

あと、『丸山眞男の時代』がいいのは、丸山その人というより、蓑田胸喜という狂気地味た右翼哲学者との関係性のなかで、丸山のポジショニングが透かして描かれるところ。vs吉本隆明とかで顕著な丸山の在野嫌いを見て、さて、自分は何をどうしていったらいいのかなとかも考えさせられたよ。

2015-06-29 21:08:14

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