夫婦別姓論がかみ合わない理由

絡んできた御大は、調べたところ相手するだけ無駄なようなので、反応した別の弁護士さんにお話をお伺いしました。 経緯が経緯だけにちょっと構えてたんですが、最初の印象どおりの方で有意義なお話が聞けましたので、まとめました。 私なりの理解と結論と解説は下のほう。 続きを読む
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小倉秀夫 @Hideo_Ogura

旧姓を通名として公的に認められるようにすることのコスト計算は?RT @Clearnote_moe: @boshiya (続き)職業上の不都合は、旧姓をビジネスネーム、通名としてより公的に認められる様にする事でクリアできます(できる事しか提示されていない)。

2010-12-26 16:10:01
野田隼人 Atty. NODA Hayato J.D. @nodahayato

ちょっとトラップっぽい問いかけ RT @Hideo_Ogura: 旧姓を通名として公的に認められるようにすることのコスト計算は?

2010-12-26 16:12:21
野田隼人 Atty. NODA Hayato J.D. @nodahayato

すみません。ただ,なんて帰ってくるか楽しみで。考えなしに回答すると自爆する投げかけですし。 RT @Hideo_Ogura: トラップだなんて人聞きが悪いなあ。一人の人に複数の名前を持たせる方がコストがかかるんじゃないの?って何で考えないんだろうかと。

2010-12-26 16:19:36
くりあ/CLEA-R-NOT-3 @Clearnote_moe

@nodahayato 突然すみません。小倉氏は私を放置とのことでしたのでよろしければ教えて頂きたいのですが、「旧姓を通名として使うことのコスト」の質問はなぜトラップ足り得るのですか?どうしても理解できません。

2010-12-27 23:44:59
くりあ/CLEA-R-NOT-3 @Clearnote_moe

@nodahayato 「夫婦別姓でしか成し得ない事」があるなら代替案は検討の価値自体がありませんし、コスト計算を求めるということは「コストが見合えば(夫婦別姓ではなく)その方法でもよい」という意味にしか見えないのです。未だに質問意図がわかりません。

2010-12-27 23:45:11
くりあ/CLEA-R-NOT-3 @Clearnote_moe

@nodahayato 私の代替案に対するスタンスがそうであることは、 http://bit.ly/dWd9P8 からの一連のつぶやき(特に http://bit.ly/fGlR27http://bit.ly/ej1Wtx )を見ていただければわかると思います。

2010-12-27 23:45:26
くりあ/CLEA-R-NOT-3 @Clearnote_moe

@nodahayato ですので、どんな回答がトラップにひっかかった回答なのか(あるいは、私のスタンス自体がひっかかっているのか)がわかりません。もちろん、模範解答もです。

2010-12-27 23:45:58
くりあ/CLEA-R-NOT-3 @Clearnote_moe

@nodahayato 「なんて帰ってくるか楽しみ」とのことでしたので、失礼かとは思いましたがご連絡させていただきました。お返事いただければ幸いです。

2010-12-27 23:46:09
野田隼人 Atty. NODA Hayato J.D. @nodahayato

@Clearnote_moe 遅くなってすみません。2通りの回答(肯定側と否定側)が予測される質問でしたが,どちら側の答えであったとしても,小倉先生の論旨に引き込む流れが見て取れたというだけのことです。

2010-12-29 20:53:57
くりあ/CLEA-R-NOT-3 @Clearnote_moe

@nodahayato お返事ありがとうございます。では、私の回答はどうたったでしょうか?http://bit.ly/dGygkT はともかく、 http://bit.ly/fZ1j73 からの一連の返事を踏まえた上での http://bit.ly/eZ9TSs ですが。

2010-12-29 20:59:21
野田隼人 Atty. NODA Hayato J.D. @nodahayato

@Clearnote_moe 「公開私刑」になった発言とその次の発言が,議論としてまずいように思います。夫婦同姓・別姓というのは制度選択の問題なので,普遍的な結論がでるものではありません(続)

2010-12-29 21:11:27
野田隼人 Atty. NODA Hayato J.D. @nodahayato

@Clearnote_moe したがって,いずれの立場の論者も本来的に「別姓ありき」あるいは「同姓ありき」の言説に立たざるを得ないというのが,議論の前提であると思われます。このような性質の議論について,「積極的に反対する理由はない」相手を説得する必要はないことになります。

2010-12-29 21:15:44
くりあ/CLEA-R-NOT-3 @Clearnote_moe

@nodahayato お話を拝見して、やはり前提が明らかに違う気がしました。突然話しかけられた最初の発言は、とぎゃったーのやりとりで、「(私に向けて直接)私への回答に数日かかる」というご連絡をいただいたので、@でやるよりオープンにしましょう、というお返事です。

2010-12-29 21:26:55
くりあ/CLEA-R-NOT-3 @Clearnote_moe

@nodahayato ですので、私は誰かを説得するつもりはありませんでしたし、むしろ私が説得される場と過程をオープンにしましょうという内容です。これが一つ目。

2010-12-29 21:29:06
くりあ/CLEA-R-NOT-3 @Clearnote_moe

@nodahayato 次に、私は自覚的には、同姓別姓どちらもありきとは思っていません。日本は現実問題同姓ですし、お隣韓国では別姓だそうです。アラブの文化では姓の概念がありません。文化に密着した問題で、制度だけの問題でないと考えています。

2010-12-29 21:33:54
くりあ/CLEA-R-NOT-3 @Clearnote_moe

@nodahayato あえてどちらにすべきか?と聞かれたら、現状維持で同姓、と答えているだけです。法律家にとっては制度選択だけの問題なのかもしれませんが、それまでが、法律家相手のやりとりではありませんから。

2010-12-29 21:35:46
くりあ/CLEA-R-NOT-3 @Clearnote_moe

@nodahayato 最後に、現状維持の理由ですが、文化に密着しているという考えである以上、その変更にはコストが伴います。社会のありかたが変わるかもしれない、その不安もコストです。それを支払う価値があるというコンセンサスがない限り、全ての改革はコスト過多と考えます。

2010-12-29 21:41:08
野田隼人 Atty. NODA Hayato J.D. @nodahayato

@Clearnote_moe 人の自由を制約する制度は制約を上回る利益が得られる等の正当化される理由がない限り廃すべきというのが,法律家の基本的スタンスですので,文化的な議論に先立って自由の制約の有無とその正当性を議論することになります。

2010-12-29 21:43:47
くりあ/CLEA-R-NOT-3 @Clearnote_moe

@nodahayato 以上のことから、やはり、違う話をしているところに、違う価値観でもって割り込まれたとの印象を新たにしましたが、間違っていますでしょうか。あと、ご参考までに、私は「別姓ありき」と「同姓ありき」とどちらに見えるのでしょうか?

2010-12-29 21:44:04
野田隼人 Atty. NODA Hayato J.D. @nodahayato

@Clearnote_moe 「法律家」のという表現は不適ですね。「憲法の要請」というべきでした。

2010-12-29 21:46:37
野田隼人 Atty. NODA Hayato J.D. @nodahayato

@Clearnote_moe 文化は法的保護に値する場合がありますから,先の枠組の中では制約の正当性の一考慮要素と扱われます。このような大枠で眺めると,小倉先生の発言は,同じ話であると整理されます。同じ話か違う話かは,分類の仕方によって変わってきます。

2010-12-29 21:53:55
野田隼人 Atty. NODA Hayato J.D. @nodahayato

@Clearnote_moe 法制度を論じる以上,法的に受け入れられる一定の文法が存在しているわけで,そこに乗らないのであれば,相手にしないという判断を小倉先生はしたものと推測されます。

2010-12-29 21:55:51
野田隼人 Atty. NODA Hayato J.D. @nodahayato

@Clearnote_moe ちなみに,「変更の不安」は制度変更に常に付きまといますので,それ自体は権利侵害を正当化する要素とは考えられません。不安から生じる具体的な弊害が論証できれば別ではありますが。

2010-12-29 21:58:42
野田隼人 Atty. NODA Hayato J.D. @nodahayato

@Clearnote_moe 最後のお尋ねですが,「別姓ありき」と「同姓ありき」のどちらとも判断できません。同じ文法の上であれば,(消極的に)別姓論になりそうな気はしていますが。

2010-12-29 22:03:34
くりあ/CLEA-R-NOT-3 @Clearnote_moe

@nodahayato 法律家の枠組みで見れば矮小な話に見え、私の枠組みで見れば大きすぎて別の話に見える、そのせいでかみ合わないというのは理解しました。ある枠組み上では成立するトラップを、枠組みごと壊す返事をした感じでしょうか。

2010-12-29 22:07:37