ロイロノートスクールユーザー会2015夏 大阪の陣 まとめ

2015/7/20(祝)に東大阪の近畿大学附属高等学校・中学校で開催された教職員向けのイベントの模様をまとめました。学校現場に支持されるロイロノートの人気の秘密は?!
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

志船:ロイロノートの使い方の例。奥の細道を読み、平泉の想定図を、文章を読み取って作図するというワークを行った。実は現在の航空写真と本文の描写は異なっており、生徒は理由をあれこれ考える。そこに実はデフォルメがあったことを伝える。

2015-07-20 17:43:34
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

志船:事例の二つ目は短歌のリズムで表現しよう。撮影した写真に自分で短歌を書き加えて作品をロイロノートを通じて提出する。その作品に対して、CyberCampusで生徒が投票を行い、高い評価を得たものをロイロでスライドにして公開した。 pic.twitter.com/JycNGpWwx6

2015-07-20 14:18:19
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

志船:最後の事例は最近やってみたもの。「優先席は必要か?」という議題をグループ内でしてもらい、それをフローチャート方式でまとめてもらうという取り組み。議論をすればするほど、様々な場合を想定する必要があることを実感してもらえた。 pic.twitter.com/g6qLhTxDrW

2015-07-20 14:22:09
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

志船:ロイロノートは本当に共有することの楽しさを教えてくれたツール。今後も面白い使い方が出てきたら皆さんに共有していきたいし、このあとの皆さんの事例発表を楽しみにしている。 pic.twitter.com/Ey1OmOuQzn

2015-07-20 14:23:53
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

続いて、近畿大学附属中学校の理科担当、後藤先生から。前回は東京都北区の桜丘中学校ではロイロノートスクールを使うことで、生徒の参加している感が醸成されたり、間違いの共有ができる。これを繰り返すことで間違いを恥じずに発表するようになった。 pic.twitter.com/0SVagwX8Eh

2015-07-20 14:27:25
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

後藤:電気回路の単元が思ったよりも早く進み、テスト2週間前に全て終わってしまった。そこで「子供たちに問題を作って解いてもらう」という取り組みをロイロノートを使って行ってもらった。6人班で3問の問題を難易度別に作ってもらった。 pic.twitter.com/eOEE7wXBhZ

2015-07-20 14:31:38
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

後藤:生徒たちはこのような回路図を、先生への提出と添削を経て問題を作り込んでいく。作った問題は解答解説まで作る。その過程の中で、問題は作ったけど解説がきちんと作れないことも出てくる。そこを先生に質問する過程で、理解が促進されていった。 pic.twitter.com/XsAY27bZ6r

2015-07-20 14:37:44
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

後藤:今回、生徒たちは自分たちで自分のわからないところを見つけて解決することができた。iPadにより、学校の勉強と個人の時間の境界線が曖昧になったと思う。結果、この単元の理解度が上がり、根気強さが身についたと実感する。でもこれは今までの先生もやってきたこと。

2015-07-20 14:39:28
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

後藤:しかし今回はロイロノートを使うことで、回路図の作成や訂正がとにかくやりやすくなった。紙と鉛筆の時よりも、はるかに作成・変集・共有・提出・管理が圧倒的にしやすい。ここがICTを活用するメリットだとおもう。ご清聴ありがとうございました。

2015-07-20 14:40:52
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

続いて近畿大学附属中学校の数学担当、中学校ICT主任の増田先生からのプレゼン。反転授業×協働学習 というテーマでの講演です。 pic.twitter.com/YfhZkwf9tK

2015-07-20 14:43:07
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

増田:左側の3項目が生徒が授業の事前に学習してくる内容。右側の5つは授業の時間に合わせてやる項目とやらない項目を適宜選びながら指導。自立した学習態度を協働学習を通し習得する。授業は教えあいがメインで、あまりうiPadは使わない。 pic.twitter.com/LguIhKGvwG

2015-07-20 14:46:40
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

増田:その日のうちに理解して自宅に帰ることで、「わかる」ではなく「できる」を作る。本校はすでに一人1台のiPadを実現しているので、完全習熟度別の学習もやりやすくなってきた。次に目指すのは生徒と先生の1on1の環境に近づけること。 pic.twitter.com/kO5soMjgQc

2015-07-20 14:48:23
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

増田:この学びを通して発信力やチームワークといった21世紀型のスキルを身につけている。さらに「自発的な学びの力」を身につけ、受け身から能動的な学びに転換することを目指している。 pic.twitter.com/YgcQEUHeb9

2015-07-20 14:50:03
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

増田:これらの反転学習の事前に必要なツールはiTunesUを使って配信している。ここに次の試験までの日程がすべて網羅されており、動画については一般の人でも閲覧できるように公開している。 pic.twitter.com/FizMBNkWGm

2015-07-20 14:51:58
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

増田:さらに生徒の理解状況を把握するため、授業の最後5分を使ってGoogleフォームのアンケートに回答してもらうこともある。これを使えば、回答状況がweb上でリストとして表示できるので、生徒の状況を一覧で把握できる。 pic.twitter.com/pbJ2MiKCtz

2015-07-20 14:53:07
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

増田:では、ロイロノートスクールはどう使っているのか? 実は、動画の再生を行ったかどうかのチェック用課題を(動画を見ないと答えられない質問を)ロイロノートスクールで送ってもらい、授業前に画面に投影する。これだとノートを預かる必要がない。予習率はこれまでで90%以上をキープ。

2015-07-20 14:55:54
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

増田:生徒は事前学習動画にひも付けて自分のノートや先生から送られてきたノートのデータ(写真)などをiPadで管理するようになった。ロイロノートによって、解説の板書を書き写す必要がなくなり、生徒の活動時間を最大化することができたと思う。 pic.twitter.com/9zixqL99Z8

2015-07-20 14:59:28
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

増田:自分自身がICT導入により、単なる知識の伝達は動画でできるため、学校に集まる意義を考えるようになった。つまり「学びの狙い・目的」という教育の根本に基づき授業をデザインするようになった。まだ完成系ではないが、進化させていきたい。 pic.twitter.com/c4fWZUK4eV

2015-07-20 15:01:50
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

質疑応答:ノートの見本を配布するとわかっていると、生徒はその状況で生徒はきちんと自分の考えを書き留めている? -> 志船:ノートを完成させることが目的ではない、という指導をしている。

2015-07-20 15:05:57
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

質疑応答2:反転学習のメリットはわかるが、それぞれの教科が頑張りすぎると生徒の時間を奪ってしまわないか? -> 増田:中学校ではまだ自分しかやっていない。動画はすべて10分以内、予習にかかる時間は30分程度で済むようにしている。テスト前の学習の負担はむしろ減っている感触。

2015-07-20 15:08:33
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

増田:iTunesUで配布している計画ではだいたい2週前に教える内容が終わるようにしてある。実際には少し押すので1週間前くらいには終わり、その後に問題演習の時間をしっかり授業内でとるようにしてる。授業では理解しているかどうかを見て回るようにしている。

2015-07-20 15:11:04
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

質疑応答3:4000台のiPadを支えるインフラは? -> 森田:電算室の大規模リプレースのタイミングでしっかりしたWiFiを3期に分けて構築した。NTT西日本にかなりの協力をいただき、インフラをつくりあげた。

2015-07-20 15:12:37
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

質疑応答4: 導入の際に反対される先生への理解はどうやって得た?特に生徒がいろんなよくないものにアクセスする不安はどう考えた? -> 乾:今までも生徒は色々やっていたと思うが、学校が切り離すのではなくリスクを教えていくべき。上位層が自由に動ける環境作りが重要。

2015-07-20 15:14:51
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

質疑応答5: 小学生のうちに身につけてほしい技能は? -> 乾:ほんの些細な好奇心を摘まないであげてほしい。また、どんな意見でもきちんと言えるようにしてほしい。正解を探すのではなく、間違っていても自分の思ったことを素直に言えるのはある意味スキルで、それを許す学校でありたい。

2015-07-20 15:16:37
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

続いて関西学院初等部の小山先生のプレゼンです。創立126年の関西学院は、「奉仕のための練達」をモットーにキリスト教主義教育を実施。小山先生のいる初等部は2008年に開校し、540名(30名クラス×3クラス×6学年)という規模。 pic.twitter.com/dlq9ZhzREw

2015-07-20 15:31:00
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