よく熟成されたベーシックインカム信者？による財源？徒然？

八重代かりす＠「形見の衣」発売中。 @yaesiro

厚生労働省のＨＰにも堂々と書いてあるが、現代日本の公的年金は、積立方式ではなく、賦課方式を基本としている。つまり、今のお年寄りが受け取っている年金は、基本的に現役労働者世代が支払っているのだ。／　mhlw.go.jp/nenkinkenshou/…

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（しかし、これ色々な意味で実にいい笑顔ですねｗ）１ pic.twitter.com/W9lSDmI6PW

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（しかし、これ色々な意味で実にいい笑顔ですねｗ）２ pic.twitter.com/s1FkzALJxI

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だから、ここの古釘列車 @ful_recさんのようなコメントもある。いや、これは――多分当人も自覚の上の――極論なのだろうが。…あと繰り言ですが、私も全額「返金」してもらえるなら超嬉しいです。…でも、無い袖は振れないでしょうから…。 pic.twitter.com/8N9WAfbsSW

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では何故、『若い頃に積み立てておいた年金を、老人になったら受け取る』積立方式ではなく、『若者から、税金や保険料の形で徴収した金を、老人にばら撒く』賦課方式なのか？　これも厚生労働省のＨＰにちゃんと書いてある。インフレ対策だ。 pic.twitter.com/im2dKHXuoP

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なお、結論が酷い事と、我々の百倍は賢いはずなのに酷い結論を書かねばいけない官僚の苦しさが伝わってくる事で、一時期話題になっていたこの漫画だが、賦課方式の長所は的確にまとめられている。さすがである。／　mhlw.go.jp/nenkinkenshou/…

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日本はこの賦課方式年金だから、インフレが起きても高齢者には一定の生活水準が保証される。まさに「世代と世代の助け合い」だ。素晴らしい。問題はこれが「世代と世代の助け合い」である以上、インフレには対応できても少子高齢化にはまるで対応できない点である。ここがベーシックインカムとは違う。

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つまり、想定されていた「世代と世代の助け合い」とは『多数派の若者が少数派のお年寄りを支える』形だ。実際昔はそうだった。が、今は『貧しい少数民族の若者が多数派の老人を支える』形になっている。だから無理が出ている。具体的には現役世代の負担は重くなっているのに、高齢者の年金受給額は…。

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官僚も年金を支えようとはしている。既に指摘されているが、年金の一部を積立運用し、利益を上げる事もある。ただ、これは構造問題だ。実際、近年巨額の年金運用益は原田泰氏などによるリフレ政策の結果だが、その原田氏自身が上にあるようにベーシックインカムを主張しつつ、社会保障の削減を訴える。

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少し古いが、参照：無責任な増税議論 社会保障は削るしかない 税と社会保障の一体改革に欠けている論点【WEB特別編】　WEDGE Infinity(ウェッジ) bit.ly/uP31wY

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そもそも、年金を維持しようと努力する事≒若者からもっと取り立てる事だ。金がなければ、子育てできないのに、若者から多額の税金社会保険料を取り立てれば、当然、『産み控え』になる。すると、少子高齢化がさらに酷くなる。そしてますます若者一人辺りの負担がさらに増える…という悪循環だ。

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この悪循環を脱出するには、年齢に依存しない社会保障への制度改革が必要になる。そして、それは、負の所得税やベーシックインカムへの一本化へ必然的に収斂する。

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考えて欲しい。今後の社会保障に必要な要素は、１：まず、子育て世帯は強力に公的支援。２：勤労≒生殖可能世代には出産しやすいように、公的負担を軽減。３：高額年金生活保護受給者には少し我慢してもらう。４：が、生存権保障のための一定給付は必須。…これ、ベーシックインカムとほぼ同じになる。

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小手先の制度を弄って、結局は月５万～７万円のベーシックインカムに近似する必要があるなら、もう素直にベーシックインカムでいいじゃんというのが、繰り返している私の立場だ。

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なお、深読みして『ベーシックインカムの財源はない』を「年金生活保護を一本化すれば、ＢＩの財源は確保できるが、年金生活保護の恩恵を受けている高齢者が反対する。ＢＩへの制度改正には選挙で勝つ必要があるが、高齢者には逆らえない。つまりＢＩは困難」と解釈してみよう。これなら正論である。

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ただし、不可能とは言い切れない。 高齢者がベーシックインカムに反対すると言っても、正確には高額年金生活保護受給者の高齢者が反対するのであって、受給額が国民年金以下の人がベーシックインカムに反対するとは限らないからだ。

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何故なら、ベーシックインカムが月７万円なら、国民年金よりもＢＩの方が受給額が上になりえるからだ（これはたしか以前　@a_alpha_m　さんが指摘されていた事だが、ＢＩを月７万円にしたい勢力が多いのは、そうすれば、政治的合意を得やすいからだろう）。

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また、ベーシックインカムは日本人全員が受給できるので、これは体力の衰えた高齢者にはありがたい。年金生活保護だと、制度上財政上の理由で受給対象者を『選別』せざるをえず、体力の衰えた高齢者が役所の前で門前払いされる可能性もあるからだ。そして、そんな高齢者に働き口などあるだろうか？

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とはいえ、私が想定している月５万円～月７万円のベーシックインカムのために、年金生活保護をまるごと一本化するというのであれば、厚生年金などの高額年金生活保護受給者の猛反発は避けられまい。

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現に原田泰氏もベーシックインカム財源としての年金については基礎年金部分以外には手を付けない方針を著書で示している（なお、山田昌弘氏も別個に類似の主張をしている）。

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勿論、そうするとベーシックインカムの財源には足りないので、原田泰氏は他の代替財源を上げたり、色々工夫しているのだが…上で書いた通り、この説明をツイッターでやるのは一苦労なので、もうこれは当人の著書amazon.co.jp/dp/4121023072/…　を読んで下さい。たった799円だし。