赤ちゃん筆大失敗のお話

chihiro®︎ @sora00moco

赤ちゃん筆大失敗のお話。 赤ちゃんのいるおうちが、同じ目に遭いませんように。

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ホームページを調べて、良さそうな会社を選んで、提携してる美容院を検索。 近場にキッズ専門美容室が併設された美容院があったから、そこに電話で問い合わせ。 「◯◯の会社のホームページで見たんですけど、赤ちゃん筆用のカットってやってますか？」 『ありがとうございます、やってますよー』

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早速予約を取った。 筆の会社のホームページを見たら、パンフレットは提携美容院に置いてある・美容院から髪の毛を送れる、って書いてあったけど聞いてみた。 「カタログとかって一応持って行った方がいいですか？」 『そうですね、一応お願いします』

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その時の息子は1歳5ヶ月。前髪は鼻より下まで伸びていて、ちょんまげにしてた。毛量は多くはないけど、少なくはない。 ちょんまげにしてる部分だけで、細筆は余裕で作れるくらいの量はあった。

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当日。 担当は若い美容師さんだった。 そう言えば予約の時に『ちっちゃい子だから女性の方がいいですね』って言われたんだった。 本当にこの人で大丈夫かな、と思ったけど言える訳なかった。 （後でホームページで知るけど、私より年上だった…）

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アンパンマンのDVDを見ながら、私の膝の上で良い子でカットされる息子。旦那はビデオ係。 ブロック分けする訳でもなく、下の方から切る訳でもなく、上の方から適当にちょきちょき。 専用の台紙じゃなくて、ティッシュの上に取り始めた。

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「そんな切り方じゃ、下の方の毛先も落としちゃうよ…！」って、言いたいけど言えなかった。ここは提携美容院。相手はプロの美容師。赤ちゃん筆のことは伝えてある。 そう思ってたから。 美容師さんから『赤ちゃん筆ですよね？どこかに送られるんですか？』って聞かれた。

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あれ、予約の時に会社名伝えて提携なの確認したよね？、と思いながらも、複数の会社と提携してて、この美容師さんは今回どこの会社ので来たか知らないだけなのかな、と思った。 「あ、はい。◯◯の…」と言うと『あーはいはい！』って。わかってますよ、という感じに受け取ってしまった。

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事前の資料では《5センチ以上なら何センチでもいいから長めに送ってほしい》《5センチに満たなくても使えることがあるから、切った髪は捨てずに全て送ってほしい》と書かれていた。 なのに『5センチじゃないとダメなんですよ』って言って、ちょきちょき。下の方の毛先もちょきちょき。

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あ、5センチじゃなくて6センチだったかも。 そこは会社指定を守りましょうってことで。

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だんだん不安になってきて「この量で作れるんですか？」って聞いてみた。そしたら『どうでしょうね、絶対作れるとは言えませんねー（笑）はい取れました、あとは整えていきますねー♪』 ティッシュの髪の毛はくるくるまとめられてしまって、私から量は見えなかった。 それでも少なく感じた。

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カットが終わってお会計。 ここで送れるはずが、何の案内もされなかった。「あれ、ここで送れるっていうの、勘違い…？」と思って「あの、この髪の毛って…」って聞くと『あ、それはご自身で送ってもらうんですよー』とのこと。 なんか腑に落ちないけど、仕方なく帰った。

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帰りの車で物凄く後悔して美容院に電話。 担当美容師さんより若い女の子が出たから、担当美容師さんに代わってもらうよう伝えると、ガチャっと切られた。掛け直して「あの、今切りました？」って聞いたら『えぇ〜、そうですかぁ？』との返事。 なんなんだこの美容院。

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「取ってくれた髪の毛の量が少ないと思うんですけど、これで作れるんですよね？」って聞いたら『うーん、作れるとは言えませんね。もし足りないようなら、◯◯くんまだ上の方長いから切りましょうか？』 さっきちょきちょき切りまくったよね？ 足りない可能性あるなら何で取らなかったの？

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「ファーストカットのもので作りたかったんですよ。赤ちゃん筆ってそういうものですよね」と言うと、『うーん、お母さんの髪の毛をカットして内側に入れるっていうことも出来ますよ！』 「…いや、元々足りなかったんなら仕方ないかもしれないけど、うちの子そんなに髪の毛少なくなかったですよね」

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「切った毛はすべて送るよう書かれてましたけど…」 『短い毛は送れないんですよ！』 もういいです、と電話を切って、赤ちゃん筆の会社に連絡した。 事情を話すと、美容院に連絡を取ってくれるとのことだった。

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後日、会社の担当者から連絡があった。 【お母様からの申し出を伝えたら、『確かに長さはあったけど量は少なかった』と言っていました…】 「でも、長さがあったなら5センチだか6センチで切らずにもっと長く送れってことになってますよね？」 【仰る通りです、こちらでカットして芯にしますから】

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「ファーストカットを楽しみにしてたんです。また切ろうかとか親のを混ぜたらとか提案されましたけど、それをしたくないから、夏場で鬱陶しいだろうに伸ばしてきたんです…」 【私も自分の子どもの時に同じ想いで伸ばしたので、わかります。この美容院は私どもの心得を守ってはくれないようです】

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【この美容院は提携美容院のリストから外します】 とのことだった。 もっと調べておけば、途中で量のこと、長さのことをもっと指摘しておけば、という私に、 【プロが相手だし子どもの前だから指摘できない、というのはわかります。お母様は悪くないです。こちらの説明不足です】との言葉。

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提携美容院は、契約しているわけではなくて、募って協力を申し出た理美容院に心得や一連の流れを教えて提携、としているものだった。 （会社の特定を避けるために提携、の表現をしているけど、実際はより強固な結びつきを感じさせる言い回しです）

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後日、美容院に電話すると男性美容師さんが出た。 「店長いらっしゃいますか」 『私ですが、何でしょうか』 この一連のやりとりを話すと、全く知らなかったそう。 『管理不足ですね…』 そこの反省は要らないから。

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『でもおかしいですね、うちはもう提携やってないんですよ。何年か前までやってたんですけどね。それにうちはもう赤ちゃん筆のカットはやってないんですよ』 「え、電話予約の時に確認しましたよね。筆の会社の名前を出して提携かどうか確認して、カットをやってるか、って」

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『いや…なんでそうなったんだか…』 「店長さんの他に男性美容師さんいらっしゃいますか？応対したのは男性でしたけど」 『私しかいませんね…』 「じゃあ、予約受け付けたの店長さんご自身ですよね。私、どうしてもここで、なんて一言も言ってませんけど」 『…はぁ、なんでそうなったのか…』

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謝罪の言葉はちらっとだけ。 話しても埒があかないので、諦めようと思ったけど最後に。 「もう赤ちゃん筆のカット、やらないでもらえますか。また同じことやりかねないですよね」 『いや…赤ちゃん筆のカットはお断りしてるんですよ。どうしてもうちで、ということなら受けることはあるんですけど』

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「私どうしてもここで、なんて言ってませんよ。赤ちゃん筆なら女性の方がいいですね、って言ったのあなたですよね」 『…はぁ、それが、まったく覚えてないんですよね…。髪の毛が足りないならまたカットしましょうか？すぐには無理でもまた伸びてから、というのも出来ますし、お母様のを混ぜても…』