「家に帰ってもすることがないからずっと会社にいるオッサン」vs「そのせいで帰れない部下」in江戸時代

@k_hisane 「さて、この迷惑なおっさんが誰かというと、困ったことに柳生家の人間だったりするので、今度は時代を越えて当方が白目になる有様。おお、もう…」
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神無月久音 @k_hisane

そういや昨日の話で一つ思い出した。江戸時代版・家に帰りたがらない系上司であるところの柳生久通さんですが、どうも嫁が家臣にNTRされたという噂があって、その家臣はクビにして、嫁も離縁したとの由。

2015-08-22 12:22:11
神無月久音 @k_hisane

その後、赤坂か市ヶ谷の遊女を妾にしたそうなのですが、これがまたやたら気が強い女性だったそうで、「柳生は鬼に瘤をとられた。仕合せじゃ」とか言われて、尻に敷かれるを通り越し、屋敷内で好き放題されてた模様。まあそら帰りたくもなくなるわなーと。

2015-08-22 12:24:47
神無月久音 @k_hisane

尤も、このおっさんも、若い頃は城を出るたびに吉原に行きたがり、非番の時には欠かさず行ってたという話があって、なんというかアカン臭ガモガモですが、一番アレなのは、この辺の話が全部、老中・松平定信が調べさせた「よしの冊子」に載ってるということで砂。

2015-08-22 12:29:32
神無月久音 @k_hisane

つまり、若い頃はしょっちゅう吉原に行ってたとか、嫁さんを家臣にNTRれたとか、新しく囲った妾に全く頭が上がらないとか、仕事が出来ないとか、そして、そういうのを町人が噂して馬鹿にしてるとか、その辺全部ひっくるめて、上司が知ってるとか、どういう地獄展開なのか。もうやめて差し上げろ。

2015-08-22 12:32:51
神無月久音 @k_hisane

ただまあ、そんな散々な有様なのに、松平定信は、この柳生久通を随分気に入ってて、久通も定信にはよく従ってたようなので、相応に引き立てられてた様子。私生活がボロボロで、仕事も然程できる訳でもないけど、「俺には会社しかねえんだ…!(そして残業)」みたいなところが受けてたのかしらんと。

2015-08-22 12:37:27
たかし @takasitt1

@k_hisane  女遊びとかをしたことないおっさんがキャバクラ嬢にひっかかるのとなにか似てる感が・・・。

2015-08-22 12:29:17
神無月久音 @k_hisane

@takasitt1 まーこの妾は久通より先に死んだそうですが、それはそれでもう女はこりごりだ、となって、やっぱり仕事にのめりこむ感じになったのかしらんと。

2015-08-22 12:39:39
神無月久音 @k_hisane

.@Verdun_nkysjan でもこのおっさん、84まで生きてるんですよね。しかも、死ぬまで仕事してた(流石に留守居に異動したようですが)ので、案外、ストレスは溜めないタイプの人間だったのかもで砂。

2015-08-22 12:42:10
Verdun_843 モンティセロの丘で @Verdun_nkysjan

@k_hisane 周りからの評判なぞ受け付けなかった人間かもしれない。しかし「働き者の無能」の権化みたいな生き方じゃなぁ…。

2015-08-22 12:50:03
神無月久音 @k_hisane

.@Verdun_nkysjan ただ、引き立てた松平定信が辞任した後も、ずーっと勘定奉行を続けてた&加増までされてるので、仕事のスタイルはどうあれ、勘定奉行という役職そのものとの相性は良かったようで砂。まあ、付き合い残業する羽目になった部下からすれば、たまったもんじゃないですが

2015-08-22 12:56:53