歴史学をめぐる議論

歴史学をめぐって行われた議論をまとめてみました。「歴史性」とは何か、大学での歴史学教育について、歴史学と高校の歴史の乖離など色々な話題が出ました。続きの議論を「歴史学をめぐる議論2」にまとめました。http://togetter.com/li/8916
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TUvH @TUvH

やっぱりそうですよね。知識重視一辺倒の入試問題のあり方を見直していく必要はあると思うのですが。。。RT @manager_h 激減するだろうなあ…。あと、切り捨てる学校も出るとおもう。RT @TUvH 思い切って、受験科目から外してしまうと、自由なカリキュラムが組めて、単なる知識

2010-03-10 06:52:31
TUvH @TUvH

同意 RT @tsujifolyam 「大きな文脈」とは...単に個別のテーマにおける先行研究との関係だけでなく、例えば自分の採用する方法論がどういう潮流の中に位置づけられていて、それを使うことでどんな意味があるのかという話。史学史の知識はこういう時に大きな役割を果たすと思う。

2010-03-10 06:58:04
TUvH @TUvH

しかし、自分の研究を「大きな文脈」の中で位置づけることの重要性を理解しながらも、情けないことに私自身はそのことをうまくできていないのです。

2010-03-10 07:00:21
Cujka @tsujifolyam

@TUvH 私もとても偉そうに書いてしまいましたが、とても恥ずかしいことに、ついつい個別の話へ先に目が行ってしまい、全くできていません……

2010-03-10 07:09:11
Toshio Ohnuki @t_ohnuki

@tsujifolyam @TUvH 同じくです。。しかし個別のことを突き詰めた先に、「大きな文脈」との接点が見えてくるのではと思って日々研究しているところです。

2010-03-10 07:12:23
TUvH @TUvH

@t_ohnuki @tsujifolyam 個別研究を突き詰めることで「大きな文脈」と接続できれば、最高ですよね。バランス感覚を磨きながら、私もがんばっていきたいと思っています。

2010-03-10 07:23:53
Cujka @tsujifolyam

@t_ohnuki @TUvH 個別研究を突き詰めた先に「大きな文脈」との接点があれば本当に理想的ですよね。私もバランスを大切にして励もうと気持ちを新たにできました。ありがとうございます!

2010-03-10 07:29:54
TUvH @TUvH

私が所属していた(いる?)大学院は、西洋史を専攻する学生が少なかったので、あまりこういう話をする機会がありませんでした。時や場所を超えて、話ができるTwitterというツールはすごい。

2010-03-10 07:35:44
Toshio Ohnuki @t_ohnuki

@tsujifolyam @TUvH 留学してみて初めて気付いたこと、こちらの教授らと接してなるほどなーと思ったことって結構あるんですよね。色々な機会で共有できればなと思って日々過ごしています!

2010-03-10 07:46:52
Adam Takahashi @adamtakahashi

寝る前に気になったので。(その発言の真意については敬服するのですが、ただ)「歴史学は原始的で職人的学問」だということを、あえて公言するのは、「原始的で職人的な心性」を共有しない人には判らなくて良いと、一般に読解されても文句が言えないと思う。こういうことを歴史学の関係者は平気で

2010-03-10 09:10:50
Adam Takahashi @adamtakahashi

(一方では自分の学問にたいする自負と、他方では蓄積を要しない学問にたいする軽蔑とが合わさって)口にされるのかもしれないけれど、やはり、あまり良い効果を与える発言ではないと思う。

2010-03-10 09:13:27
@na_kanoh

が、少しだけ今考えていることをメモっとく。件の「歴史学をめぐる議論」では、途中から「歴史性」≒「歴史学的なものの考え方・把握の仕方」とは何か、他分野の用語で言えば何と近いのか、という問題と、歴史学において(社会科学的な)理論を用いて研究することの是非が混ざってしまったんだな。

2010-03-10 10:22:19
@na_kanoh

「歴史学のあり方に関する理論的な議論」「歴史学で用いられる理論」「歴史学において理論を用いた方法に重きを置いた研究」を混同しないように発言を気をつけよう。例えば「歴史理論」とだけいったら、文脈次第では一番目と二番目が判別不可能になってしまう

2010-03-10 10:27:58
@na_kanoh

あと、本棚からエヴァンス『歴史学の擁護』が発掘されました。ギャディス『歴史の風景』と同じく、「歴史学とはなにするものぞ」的議論と言えばカーかエルトンが参照される状況を現代的にリビジョンしようと試みた史学史の一冊であります。

2010-03-10 10:34:13
@na_kanoh

訳者巻末言によれば、望田幸男氏が同書の翻訳を訳者に勧めたらしい。やっぱりドイツ史の先生は史学のありように敏感且つ積極的に関与しようとされる傾向が強いようですね。

2010-03-10 10:36:27
Soichi NAGANO / 長野壮一 @soichinagano

@t_ohnuki コメントありがとうございます。確かに、歴史学は個別の事象から始める帰納的な手法を用いる、という趣旨だったのかもしれませんね。私見ですが、理論はそこからフィードバックして事象を見るパースペクティブを提示するのに必要なものではないでしょうか。

2010-03-10 11:38:28
ytb @ytb_at_twt

「蓄積がいらない学問て何」と考えてみたが、例えば数学とか?あれはスポーツと言う人がいた(トレーニングは必要だが蓄積は不要)。 RT @adamtakahashi (一方では自分の学問にたいする自負と、他方では蓄積を要しない学問にたいする軽蔑とが合わさって)口にされるのかもしれない

2010-03-10 12:40:57
Toshio Ohnuki @t_ohnuki

RT @adamtakahashi (一方では自分の学問にたいする自負と、他方では蓄積を要しない学問にたいする軽蔑とが合わさって)口にされるのかもしれないけれど、やはり、あまり良い効果を与える発言ではないと思う。

2010-03-10 15:29:49
Toshio Ohnuki @t_ohnuki

RT @adamtakahashi (一方では自分の学問にたいする自負と、他方では蓄積を要しない学問にたいする軽蔑とが合わさって)口にされるのかもしれないけれど、やはり、あまり良い効果を与える発言ではないと思う。

2010-03-10 15:29:49
Toshio Ohnuki @t_ohnuki

寝る前のツイートが自分の意図とは違う角度からつっこまれ驚きとともに嬉しさも。これもtwitterのなせる技だと思うから。

2010-03-10 15:32:58
Toshio Ohnuki @t_ohnuki

歴史研究者が「原始的で職人的な心性」に基いて研究するというのは自分の中では相当自明なことなのだけど、それを表明することがどうして「自分の学問に対する自負」「蓄積を要しない学問にたいする軽蔑」を意味するのかが分かりません。

2010-03-10 15:46:58
Toshio Ohnuki @t_ohnuki

つまり自分の拠って立つ研究手法が排他的に作用するってこと?

2010-03-10 15:53:21
Toshio Ohnuki @t_ohnuki

他の分野の研究者が歴史学の方法論を実践すべしと言っているわけではなく(それはナンセンス)、しかしながら他方でその心性は共有され得るのではないかと。

2010-03-10 15:56:49
Toshio Ohnuki @t_ohnuki

少なくとも自分の関心にあるのは、そういう史料中心の歴史学の手法が、日本人の西洋史研究者の間でさえいまいち共有され切っていないのではないかっていう恐れ。その上で理論化の作業に取り組むのなら良いのだけど、本末転倒だなーと感じることが多いので。

2010-03-10 16:03:16
TUvH @TUvH

@t_ohnuki 歴史研究が史料に基づいて行なわれることは大前提なのですが、それが史料さえ読んでおけばいいといったおごりや問題意識の薄い史料一辺倒の研究になってしまうことを私は恐れています。これは自戒の念なのですが。

2010-03-10 17:07:30
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