佐藤大輔 #大サトー関連まとめのまとめ (2ページ目)

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#大サトーを待ちながら道義的支援とその結末 2020年4月の大サトー関連まとめですああ、彼はその後、官僚組織の海を独自な能力でもって泳ぎわたり。1924年、FBI長官に任命されました。そして、おそらくソヴィエトのNKVDと同じ手法でもって国内諜報網を拡大し、つい数か月前まで権力を維持してきたようです。ふん。 8827 pv 17

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#大サトーを待ちながら艦砲射撃 2020年3月の大サトー関連まとめです「何を言うのだ、カール」ゼメルカは大声で言った。「不精で死んだＵボート乗りはいないぞ。まずは、貴様の内臓を消毒するのが先だ」テクトマイヤーが笑いながら何か答えようとした時、沖合で閃光がきらめいた。 9670 pv 13

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#大サトーを待ちながら１９４９ 2020年2月の大サトー関連まとめです。しかし真田は気にする風もない。むしろ楽しげな表情を浮かべた。「きちんとした報告や研究は莫迦を評論家にする」真田は言った。「それが理由だ。連中、整ったものを目にすると、それが何を語っているかではなく、そこにある瑕瑾を見つけ出して自分の卑小な優越感を満足させることに喜びを見いだす」 11217 pv 14

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#大サトーを待ちながら混沌と秩序 2020年1月の大サトー関連まとめです。僕がいえるのは、過程、始まりと終わり、この三つを認識していなければ面白いゲームはできないだろうな、ということだけだ。あまりにもあやふやかもしれない。人間の一生も同じじゃないかと反論されるかもしれない。うん。いやそうかもしれないと僕はうなづく。つまりはそれが最高のゲームということだ。ありきたりでありすぎる結論かもしれない。しかしかまわない。だからこそ、僕はゲーム・デザイナーたることを望んだのだ。 8674 pv 10

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#大サトーを待ちながら汚れた空 2019年12月の大サトー関連まとめです「いやぁ、先生、いけないなぁ。プラスチックをふんだんに使える国は世界にそれほどないんですよ」「ならば、こいつをつかえない、恵まれない人々のかわりに、おもいきり贅沢に浪費してやろうじゃないか」 16302 pv 25

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#大サトーを待ちながら SS-NA 2019年11月の大サトー関連まとめです彼はその根本においてまったくの小市民であり、性癖その他もあきれるほどに常識的であった。彼はただ、落語のそれと通じるイメージをもった大喜利をキメた考察好きの読者たちと変化のない日常を送ることに大いなる慰めとよろこびを見だしていたのであり、彼はその点のみで十分以上に異常だった。他者からみればそれは不気味で滑稽な光景というほかなかった。 11566 pv 15

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#大サトーを待ちながら鏡の国の戦争 2019年10月の大サトー関連まとめです。私は日本の勝つ世界を求めて、鏡の中をのぞきこんだ。そこでは、確かに日本が勝っていた。しかし、海軍軍人たちが夢見た勝ち方ではなく、現実で証明された通りのそれだった。考えてみれば当然である。たとえ鏡の中でも、映される現実は逆になるだけで、まったく別の物に変化するはずもない。鏡の国の戦争も、戦争であるという事実に何の変わりもないのだ。 12518 pv 4

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#大サトーを待ちながら残暑 2019年9月の大サトー関連まとめです「しかし、大臣」山口は母音のはっきりした発音で続けた「現状では、ご期待に添えませんよ。片手を縛られて、じゃすみません。両手両足を縛られているようなもんですから。正直申し上げて、大サトー設定ＴＬに投下する大喜利のネタは尽きました、あとは」「悪い、御大がバカなんだ、か？」山本は微苦笑を浮かべて本音を口にした。某冒険活劇で飛行戦艦が積極的に運用されていること、およびそれに関する著作についてのツイートがＴＬに入ったのは、山本が上着を手に取り、ネクタイを締めなおそうとしていたときだった。「これは使えるんじゃないかな」山本はいった。「なんでもいいですよ」山口はしびれを切らした口ぶりで答えた。「ともかく、積極的な行動を認めてください」「大丈夫だろう」山本はうなずいた「.. 11150 pv 16

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#大サトーを待ちながらチンパンジーがシェークスピアをタイプする日 2019年8月の大サトー関連まとめです「TFT戦略は愚か者の戦略（別にお人よしでもなんでもいいのだけど）。その基本は、つねに相手の行動にあわせてアクションをおこすこと。それも、協力的に。それだけ。ほかにはなにもない。たとえば、相手が協力的であればこちらも協力し、相手が裏切ればこちらも裏切るということ。そしてふたたび相手が協力に転じたならばこちらも協力に転じる。その結果がどうなるかわかる？」 14220 pv 28

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#大サトーを待ちながら襲撃 2019年7月の大サトー関連まとめです全く素早かった。半世紀近くにわたって #大サトーおじさんは、藤堂元帥が自白剤を投与するまえから三〇分ほど語り続けていた。［原文ママ］ 18935 pv 11

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#大サトーを待ちながら奔流 2019年6月の大サトー関連まとめです「人間には面白い性癖がある。小器用な奴ほど細かいことに拘り、大局を見失うのだ」副官の矢沢少佐はまたぞろ真田の悪癖が始まったのかと小さな溜息をついた。真田はある意味実に物の見える男なのだが、それゆえ、正常人としては言い難いほどの容赦のない人間観察を好む。この悪癖のおかげで、過去、つくらなくてもよい敵をつくり、ずいぶんと周囲から誤解されもした。「確かに井上総長は才子ですからね」矢沢はあたりさわりのない（と、言えるかどうかあやしい）返事をし、視線を上司から逃した。 10895 pv 14

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#大サトーを待ちながらお祖母ちゃんは歴史家じゃない 2019年5月の大サトー関連まとめです。そうである、という話があれば、そうでない、という話も存在する。たとえそれが気に入らなくても、そうしたものが存在すること、それによって自分の信じているものを別の角度から眺めることを忘れてはならない。かれは読者がシリーズ未完の刑を食らった、青少年が目を通すべきではない行為（歴史犯罪）ばかりが書かれた非政治的出版物でそれを学んだというわけである。あるとき彼が漏らした言葉がそれを要約している。「大サトーは歴史家じゃなかったし」そういうことである。 12317 pv 9

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#大サトーを待ちながらまるで玩具のような（２） 2019年4月の大サトー関連まとめです「学生、君は佐藤大輔作品に興味があるのか？」「あります」「お絵描きと史料調査はどうだ？」「いや、あの」「ふん、駄目か」「ならばせいいっぱい自分のできる妄想をさらして一回でも多く大喜利を人に見せることだな、いや、俺のサークルのｳｽｲﾎﾝを毎回買ってくれるのでもいい」「どうしてですか？」「ファンが増えれば、こちらの読者も増える。そうなれば俺が君のかわりに立派な同人誌を出してやるよ」「誰でも納得できるようなものを？」「作品に整合性を求めるという考え方は好きじゃない」男は吐き捨てるようにいった、だが、彼の内心はその正反対であるようだった。彼の両目には薬物中毒者の様な光があった「しかしできないはずはない。やるさ、いつかやってやる、君をあの世界に連れていってやる。.. 9862 pv 23

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#大サトーを待ちながら鏡の国の戦争 2019年3月の大サトー関連まとめです。私は日本の勝つ世界を求めて、鏡の中をのぞきこんだ。そこでは、確かに日本が勝っていた。しかし、海軍軍人たちが夢見た勝ち方ではなく、現実で証明された通りのそれだった。考えてみれば当然である。たとえ鏡の中でも、映される現実は逆になるだけで、まったく別の物に変化するはずもない。鏡の国の戦争も、戦争であるという事実に何の変わりもないのだ。 19989 pv 32

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#大サトーを待ちながら戦闘開始２０１９年２月の大サトー関連まとめです「ヴァンパイヤー、８時方向より接近中！距離７０００！」「面舵いっぱい！」「敵機変針、照射維持！距離２０００！」「レーダー照射不能！俯角の下に入り込まれた！」「畜生！クソったれの黄色い魔術師め！舷側より下を飛んでやがる！」「敵機魚雷投下」最後の報告の一瞬後、サラトガの飛行甲板すれすれの高度をベティが次々とフライパスしていった。信じがたい光景だった。４発の大型哨戒機では通常考えられない飛行だ。ミッチャーは腰をぬかしかけていた。彼の目の前を通過した敵先頭機のパイロットの顔をはっきりと見た－奴はこちらを見て笑っていた！ 12842 pv 21

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#大サトーを待ちながら休戦 2019年1月の大サトー関連まとめです　必然的に、伯林は大サトークラスタにとっての最重要空襲目標となった。RSBC外伝の出版が確認された２０世紀の末から机上演習の対象となっていたほどだった。それはやがて人類領域に存在するすべての携帯超高速電子計算機を連結して行われる大規模ＳＮＳ大喜利へとかわった。仮想の戦場で伯林はかぞえきれぬほど蹂躙されつづけた。　蹂躙が現実のものとなったのは202…… 16289 pv 23

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#大サトーを待ちながらわれらの海 2018年12月の大サトー関連まとめですイタリア東洋艦隊主力は本格的にツイートに加入していた。すで交互考察を実施しつつあった＜レパント＞につづいて、二番艦＜リットリオ＞、三番艦＜ヴィットリーオ・ヴェネト＞五番艦＜カイオ・デュリオ＞が考察および二次創作をはじめていた。六番艦＜アンドレア・ドレア＞以降はまだ大喜利ネタがじゅうぶんではなかった。四番艦＜インペロ＞がTogetterまとめを更新していない理由は誰にもわからない。 17775 pv 28

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#大サトーを待ちながら軍事的水道工事法 2018年11月の大サトー関連まとめです「自分がうかがいたいのは真意です。ＴＬから送られてくる生のツイート－これは現在でもまとめかねる量になっております。であるのに、なぜでありますか。屋上屋を重ねることになりかねませんが」言葉遣いこそまったく軍礼則にかなったものだが、内容は全く痛烈だった。要するにただ言葉通りに捉える限り、このまとめは無駄だと斬って捨てている。「きちんとした報告や研究は莫迦を評論家にする」真田は言った。「それが理由だ。連中、整ったものを目にすると、それが何を語っているかではなく、そこにある瑕瑾を見つけだして自己の卑小な優越感を満足させることに喜びを見出す」 11771 pv 20

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#大サトーを待ちながらバーニア 2018年10月の大サトー関連まとめです乱暴な見方をするならば、作品世界というものは、意識をもった生物の数だけ存在している。大サトー作品の考察は、生物が持つその意識を見識が具現化すると言って良い。考察後に予想される多元世界の危険性についてもほとんど無視して良い。もとから無数に存在しているのだから、何かの手違いでそれが一兆やそこら増えたところで困った事ににならない。人は自分の信じたい宇宙で生きれば良いのだ。と。 12429 pv 24

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#大サトーを待ちながらチンパンジーがシェークスピアをタイプする日 2018年9月の大サトー関連まとめですすくなくとも、己が何者であるかを知る者たちはルールの再確認に成功した。ならばそれを用いてプレイをおこなえばよい。勝つことはできないかもしれないが、少なくとも滅びることはない。ルールを守る限りにおいて。あるいは、仮にゲームへ参加するすべてのプレイヤーたちの技量が上達する日がやってきたならば、全員が勝者となる可能性も絶無というわけではない。たとえそれがどんなゲームであれ、チンパンジーがシェークスピアをタイプする日の到来を信じられるのならば、プレイヤーたるもの、絶望や諦観だけはけして抱くべきではない。 10853 pv 8

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#大サトーを待ちながら奴隷たち 2018年8月の大サトー関連まとめです。己を知る者が革命家となり、己を知らぬ者が奴隷になる「毎年8月13～15日、12月28～30日に同所を訪れる貴クラスタ構成員は同時期に開催される同人誌即売会の参加者及び入場者である。なお、ことに男性アカウントについては現地が異様に混み合っているため満足のゆく尾行はおこなえなかった」 17419 pv 35

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#大サトーを待ちながら虫けらどもを捻り潰せ 2018年7月の大サトー関連まとめです「やってみなければわからん！」カルホノフは怒鳴った。「同志カルホノフ」ヒョードロフは言った。内心で奇妙なほど強い焦燥感と倦怠感がせめぎあっている。「あなたと意見を共にする同志たちと同様に、あなたも教師だったのだろうか？」「そうだ」カルホノフは胸を張った。「将来、子供たちに熱中症について質問されたとき、あなたはそう教えるつもりなのか？先生は、子供の健康を精神論の対象にしたんだよ、と？」 22806 pv 21

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#大サトーを待ちながら総統命令 2018年6月の大サトー関連まとめです。底の浅い、青年期の劣等感を補うためだけに造り上げられた架空の体系。建築や芸術の理解をもって任じる人間に、その種の奇怪な内的世界を持つ人間が少なくない理由は何なのだろう？そして、彼らはなぜ若者から大きな支持を得るのか？おそらくは、それが現実に劣等感を味わいつつある若者達にとって、最も甘みのある菓子であるからだろう。彼らが唱え、あるいは具現化して見せるものは、若き日の楽しからざる何事かを決して忘れはしない男が捏ね上げた青年にとっての理想世界なのだ。若者にとって、自らの幻想を他者から認められる以上の幸福はない。そこには麻薬に近い喜びがある。かつて若者であった自分も、それを否定するつもりではない。だが、今日のＴｗｉｔｔｅｒでは大人ですら同じ麻薬に耽溺している。その害.. 13064 pv 11

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#大サトーを待ちながらある中尉の戦死 2018年5月の大サトー関連まとめです「私は大サトーが好きでね」高梨は言った。「子供のころからだ、もちろん仮想戦記じたいも好きだったが、そのうち、あの物語にはことなる楽しみ方があると思うようになった」鹿内は記憶している一節を口にした「私は誰の挑戦でも受ける！－ただしコンベンション会場に絶対現れなかったり、約束の日に突然カゼをひいたりするかも知れない」「はは」高梨は楽しそうに笑い、首を振った。「私が好きだったのは終わる事なく続く並行世界の設定だ。あらゆるものたちを大喜利が包み……というところさ」そこまで言うと、かれは体内の何かを投げ捨てるようにして細巻きを捨てた。「言い逃れのように聞こえるかもしれないが、原因は向こうにあったのだ－彼はそう言っていた」「読者の側に」「ほとんどがマニアだっ.. 19530 pv 14

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#大サトーを待ちながら電波戦 2018年4月の大サトー関連まとめです「ひとつ、機密を漏洩してさしあげよう」シェレンベルクはたちの悪い冗談をくちにするような顔になった。「コロンビア大統領付陸軍武官のミゲル大佐は考察についてなかなかの猛者らしい。大喜利より詳しいそうです」「個人の趣味ですからね」高梨はあいまいな発音で応じた。「しかし興味はありますな、かれは作品を愛することを望むのか、愛されるのを望むのか」シェレンベルクの眉が微かにあがった、喉の奥から乾いた笑いが沸き、微苦笑を表現している口元から漏れ出した。「どちらでしょうね、しかしできぬことなどありはしないのですよ、作者夭折ともなれば」 16549 pv 17

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