榊一郎先生の創作環境論　2011/1/12 (2ページ目)

「調子が悪い」「気分が乗らない」「だから書けない」「仕方がない」――でも当然、師匠は私ですから、一定限度を超えるとンな事許しません。そうするとどうなるかというと、嘘をつき始めるのです。自分が書けない理由を、創作し始める。 #sousaku

2011-01-12 23:44:40

「自動車事故にあった」「実はもう書いて編集者に送ったけど編集者が無視する」――どっちも実際に聞いた良いわけです。どっちも嘘でしたが。そして共に、頭が悪いわけでも、元よりウソツキな子達でもなく、むしろ、生徒の中では優秀な方でした。 #sousaku

2011-01-12 23:46:55

良いわけってなんだ。「言い訳」ね。 #sousaku

2011-01-12 23:47:29

恐らく、彼等の中には、「榊に怒られないよう、一定レベル以上のものを書かなければ」という強迫観念があり、自分の設定したレベルに達しない原稿を前に、手が停まってしまったのでしょう。でもこれは間違い。 #sousaku

2011-01-12 23:49:33

本当に程度が低いなら、それを指導や指示を受けて上げていけば良いだけの話なのですが、原稿が無い事にはそれも出来ない。ところが、とにかく自分でハードルを高く設定して、自分でそこに届かないと頭を抱えるので、こちら側にはどうしようもない、と。 #sousaku

2011-01-12 23:53:16

某氏に言われてなるほど、と思った一言。「貴方が諦めなければ、いつか代わりに誰かが貴方を諦める」――まさしく。 #sousaku

2011-01-12 23:54:28

一度諦めて「どうしよう？」と他人に相談すりゃいいんですが。それが出来ない。出来ても次は「プライドが邪魔して今度は直せない（自分の作品の程度が低いと認められず、直さずに、「凄いね」と言ってくれる人を延々捜し続ける）」パターンもあるのですが。 #sousaku

2011-01-12 23:56:24

いずれも、多分、「小説を書く」という事を難しく考えすぎだと思います。小説が上手く書けなかったからってその人の人格が全否定される訳でもなし、「最初から」上手く書けなければ駄目だという話でもなく。どうも「小説は才能」という言葉から、「最初から最高状態でないと」と #sousaku

2011-01-12 23:58:03

思い込んでしまう人がいる。でも実際、んなことはない。途中はどうでも良いのですよ。最終的にいいものを仕上げられれば。誰かに相談位してもそれで作品が「盗作」になる訳でもなし。一人で孤独に、最高のものを最初から仕上げねばならないという強迫観念に囚われていると、 #sousaku

2011-01-13 00:00:02

そりゃ、無意識に萎縮して書けなくなっても当然。 #sousaku

2011-01-13 00:00:45

また精神論みたいになってるのでこの辺で止めますが。まあ、結局は最後にものいうのは本人のやる気なので、じゃあ、そのやる気をどこまで楽に出せるか、という事に絡んだ呟きでした。自分を無意味に追い込む位なら、駄作でもいいじゃんと書き散らした方が前に進めますよ、と。 #sousaku

2011-01-13 00:03:21