「萌え萌え」の衰退についての雑な仮説
- shimesuhen
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この間togetterまとめにて「萌え萌え」がいつ何故衰退したのかという疑問が提示されたのでちょっと調べてみようとした
2015-10-22 21:53:02まずGoogleの期間指定検索で年ごとに検索数を確認したのだが…正直あまり衰退してるようなデータは出てこなかった
2015-10-22 21:53:171994年6件、1995年11件、1996年16件、1997年25件、1998年38件、1999年73件、2000年107件、2001年105件、2002年204件、2003年193件、2004年229件、→
2015-10-22 21:53:32→2005年136件、2006年131件、2007年173件、2008年145件、2009年145件、2010年154件、2011年140件、2012年156件、2013年159件、 2014年160件
2015-10-22 21:53:50もちろんGoogle内の日付データはあてにならない場合も多いし無料hpサービスの停止など古いデータが消えてしまい検索不可能になるケースも多々ある
2015-10-22 21:54:27さらに言えばインターネット自体のユーザー数、そしてユーザー層の時間的変化という要素も考えなければならず、やはり検索数そのものでは判断出来ないと考えたほうがいいだろう
2015-10-22 21:54:41だが検索結果を大雑把に見てみると、近年に近づくほどオタクによる「萌え萌え」は減っていき、一般層や風俗もどき、一般向けエロサイトなどが検索結果に目立つようになっていくように感じた
2015-10-22 21:54:57つまり一般層が「萌え萌え」という表現を使い始めたためにオタクは一般層と自分たちを区別するためにそれを避けるようになったのではと推察できる
2015-10-22 21:55:13ちなみにTYPE-MOONのコミケグッズである「萌え萌えバスタオル」は2001年12月、2002年8月、2004年8月、2005年12月、2008年12月に頒布されたが、前回の2015年8月では「Fate.Zero BIG バスタオル」という第4次サーヴァントとマスターたちの絵
2015-10-22 21:55:43そんなわけで、まずテレビにおける「萌え萌え」について考える必要がある。一般向け雑誌なども気にする必要があるかも知れないがさすがにネット上からは調べるのが困難だし、雑誌よりも明らかにテレビの方が情報拡散力は高いだろう
2015-10-22 21:56:23テレビにおける「萌え萌え」の初出はおそらくはテレビ朝日系の深夜番組「D's Garage21」(1999年4月~2001年3月)だろう。アシスタントの一人である桃井はるこ(ネットアイドル)が事あるごとに「萌え萌え~!」発言をして正直うざかった記憶がある
2015-10-22 21:56:44ただ「D's Garage21」はデジタルクリエイターの登竜門的番組であり、CGムービーなどの視聴者投稿や業界情報的な内容が中心で、一般層が見るようなものではなかった
2015-10-22 21:57:05【情報募集】ゲーム雑誌「グレートサターンZ」での桃井はるこの連載「グレート女子高生Z」(1996-全5回)「桃井はるこのゲームクリエイターの妻になりたーい!」全15回においてひょっとしたら文字媒体においての最初の「萌え」発言があるかもしれません→
2015-10-22 21:57:21→【情報募集続き】俺は読んだことがないので誰か詳しい人がいたら教えてほしいです。ただ漫画の『オレ通AtoZ』の方が時期的には早い可能性が高いので紙媒体での最初にはならないでしょう
2015-10-22 21:57:37その後の「萌え萌え」についてネットで情報を調べてみると、TBS系のバラエティ番組「ガチンコ!」の「芸能人玉の輿学院」というコーナーにおいて、きこうでんみさが「萌え萌えビーム」というフレーズを必殺技的に使っていたことがわかる
2015-10-22 21:57:59makuchan's diary '2002.8 cute.or.jp/~makuchan/wore… このサイトによると2002年8月9日頃には「萌え萌えビーム」は存在していたらしい。まだブロードバンド普及以前なためか、これ以上の情報はネットでは出てこない
2015-10-22 21:58:18その後講談社のWeb現代が「萌え萌えジャパン」というオタクについての連載(2004年4月~10月?)をするのだがこれがどの程度一般層に届いたのか不明である
2015-10-22 21:58:42おそらく「萌え」の概念を一番一般層に広めたのは『電車男』(2ch書き込みは04/03/14~04/05/09)と考えられる。だがまとめサイトを見ると電車男も外野も「萌え萌え」発言はしていない。(解説文の中に一度だけ出てくる)
2015-10-22 21:59:00そして叫ぶような「萌え~!」発言をしているのも外野のみである。電車男は「萌え死ぬ」というたぐいの言葉を多用していても「萌え」で文章が完結するような発言は一切していない
2015-10-22 21:59:18ドラマ版『電車男』(2005年7月7日~9月15日)も見たことはないのだが調べる限り「萌え」は出てきても「萌え萌え」は出てこないようだ。ただ脇役として出ていた声優の野水伊織は秋葉原にあるパチスロ屋の宣伝要員「萌え萌え隊」のメンバーだったらしい
2015-10-22 21:59:34ということで電車男そのものは「萌え萌え」の普及とは無関係だと考えられる。となると先のきこうでんみさがその原因と考えたほうがいいだろう
2015-10-22 21:59:49残る問題はなぜ「萌え~!」が一般層にあまり広まらなかったのかという点である。推察するに原作の電車男では本人は使ってない表現ゆえ、ドラマでも多用されなかったのではなかろうか。それゆえ、きこうでんみさの「萌え萌えビーム」を越える印象は与えられなかったと
2015-10-22 22:00:17