アクティブラーニングについて、予備校・塾経営者が語り合う!

アクティブラーニングについて、予備校・塾経営者が語り合います。
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杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

しかし、同時に考えなければならないことは「教員1人が講義する難易度」と「学習者集団を成熟させることの難易度」だ。前者はトップ営業マンになる難易度で、後者はトップ営業マンを育成する管理職になる難易度。

2015-07-03 01:02:15
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

そして、教員一人ひとりにも、得意不得意がある。トップ営業マンになれる人が管理職になる必要はない。ただこれからは、あのカーンアカデミーが無料だということからも分かるように、学習コンテンツの価格はネットの恩恵で下がり、質は競争によって上がる。ほんの一握りの教員しか生き残れないだろう。

2015-07-03 01:06:58
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

おそらく、数十年スパンでいけば、一斉指導を行う教師・講師は、映像になりコンテンツになるだろう。もうその波はすでに来ているので、これから一斉指導を極めようとする学生を見かけると「いや、その方向で頑張るのは止めたほうがいい」と言うようにしている(なかなか分かってもらえないけど)。

2015-07-03 01:11:49
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

逆に言えば、レベルの高い成熟した学習者集団(学び合い高め合い一人も見捨てない集団)をマネジメントすることができる教師や講師はまだまだ少ない。でもこっちの方向で目指す方が、21世紀以降は現実的だろう。

2015-07-03 01:13:48
みかん @_1087642081852

@symphonicity 私たち一人一人が「媒介者」になるということが大切だと思います。私がしているプログラムでは自分達の事を「ミディエーター」と呼び「教えない教育」をしています。学校ではないので複数の人間が同時に学ぶのが難しいので、私たち自身が同じ立場に立って一緒に考えます。

2015-07-03 01:15:00
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

.@_1087642081852 そうなんですよね。中3になり公民になるともう完全に彼らにとっては外国語になってしまうので、その前になんとかしないと、という危機感が常にあります。最近は分からない単語が出てきたらYouTubeで調べるというのも面白いと思っています(映像の情報量)

2015-07-03 01:16:44
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

ここで、では最強は何か、という問いを立てたとしたら、それは、その教員自身がトップ営業マンで且つトップ営業マンたちを育てるマネジメントができる教員だろう。専門性の高い彼らだからこそできる「目標設定」や「環境整備」があるはず。

2015-07-03 01:21:32
みかん @_1087642081852

@symphonicity 携帯で調べると言う子もいますが、辞典の良さはその前後なども目に入るので、それもついでに読むなどができる点ですが、YouTubeも面白そうですね。子どもによって目からの情報入力が得意な子と耳からの情報入力が得意な子、書くことで覚える子がいたりしますので。

2015-07-03 01:21:52
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

自分自身は、一斉指導をしていた頃は、教材研究も話術もプレゼンスキルも...と欲張っていた。けれど、ある時自分のこれからの時間は有限であることと、同時にこれまで積み上げてきたものはそれhそれで捨てるのはもったいないな、ということに気付いた。

2015-07-03 01:27:44
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

自分以上の講義をする人は山ほどいる(というのはすぐ分かった)。そして、西川研究室から出てくるものを見れば見る程、『学び合い』を極めた時の学習者たちの成長は凄まじい(が、自分は『学び合い』を極めるのも難しいということに気付いてしまう)。

2015-07-03 01:31:21
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

その時に、「あ、自分は最強の先生には絶対になれないけど、最強の先生が生まれてくるような環境を作ることだったら出来るかもしれない」と思った。それで、教えることを仕事にすることを辞めた。

2015-07-03 01:35:07
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

だから、「ものすごくレベルの高い一斉指導をする人の中で、且つ『学び合い』について深いレベルで理解出来る人が、『学び合い』や、あるいはモンテッソーリやイエナプランを取り入れたらいったいどんな教師になるのだろう」という興味が...ものすごくある。

2015-07-03 01:37:44
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

一斉指導を極めようとしている人で且つ『学び合い』を深く理解している人は多くない。ましてや学校ではなく塾産業にいる人の中で、となると、見たことがない。批判する人は山ほどいるけど...。

2015-07-03 01:42:04
根岸大輔 ねぎし国語ラボ主宰 @elab_negi_chang

私は「ものすごい」人を育てようと思ってはおらず、「何やらせてもそれなりにできちゃう指導者」を「短期間に」増やせるといいなあと考えています。最強の10人より、何でもそれなりを5000人。そうすれば、最強の10人の良きフォロワーが5000人生まれる。

2015-07-03 01:42:34
根岸大輔 ねぎし国語ラボ主宰 @elab_negi_chang

極めんとするとか、厳しい修行とか、そういう段階にいくところまで、できるだけ早く連れて行ってあげたいのです。いきなりそういう入口示したってドン引きですし。気軽に始めて、気づいたら夢中で学んでる。こういうプロセスでスタートダッシュをさせてあげたいなあと。

2015-07-03 01:49:47
根岸大輔 ねぎし国語ラボ主宰 @elab_negi_chang

それこそ、受験業界にいながら『学び合い』に否定的な態度をとらない柔軟な思考、価値観を持つ指導者を育てたい。そこから先はお任せします、と言ったっていい(うちで学んでほしいけどw)

2015-07-03 01:51:16
根岸大輔 ねぎし国語ラボ主宰 @elab_negi_chang

これで全て解決! なんていう方法があるはずがない。だから様々な指導法を学ぶ。で、場面に応じてチョイスできるようになる。これがおそらく現実的かつ確実に指導者のレベルを上げる最短ルート。一握りのすげえ人だけじゃ、どうがんばったって回らないのよ。

2015-07-03 01:55:26
根岸大輔 ねぎし国語ラボ主宰 @elab_negi_chang

スポーツ界と同じで、頂点を高めるのと同時に、裾野も広げなきゃいけない。今現在、日本の教育界の裾野は、よい人材が入ってきにくい状況になってます。ここにアプローチしたいのですね。

2015-07-03 01:58:20
根岸大輔 ねぎし国語ラボ主宰 @elab_negi_chang

あと、私は自分の指導法のメリットデメリット両方をきちんと伝えたい。完璧じゃないし、弊害だってある。だから工夫が生まれる。

2015-07-03 02:02:51