金木犀さんの「宇宙」という言葉の起源についての考察
- aurora_lummox
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@kin_mokusei 空間的な広さを重んじるだけでなく、時間の概念をも含めるのは世界的に例が少ないのではと勝手に。というのも歴史の編書や家系図など時系列の脈を記録したものなしには生まれなさそう(←勝手な妄想)…そういう要因は古代中国にはなかっただろうか?
2011-01-18 01:50:11@kin_mokusei おつかれ。楽しく読みました。さすがの知識量です。 ところで、日本語の「宇宙」はいつから今の意味を持つようになったの?
2011-01-18 01:51:23そう、これがずっと気になってましたRT @guruguruuzumaki: @kin_mokusei おつかれ。楽しく読みました。さすがの知識量です。 ところで、日本語の「宇宙」はいつから今の意味を持つようになったの?
2011-01-18 01:54:16@willow1102 @guruguruuzumaki 日本語の「宇宙」が今の意味を持つようになったのは、幕末~明治頃、西洋科学(舎密:セイミ、と言いました)が入ってきた頃です。それについてはまた、つぶやきます。日本の本は探しづらいのですよ~!
2011-01-18 02:20:58@m0derate 時空間的な古代思想は、西洋世界では例が少ないのです。インドや中国の思想では四次元的な考え方にしばしば行き当たります。とりわけ中国文化は東アジア、東南アジア一帯に大きな影響がありましたから、その影響下の諸地域では普遍的な考え方ではなかったのかと個人的には思います
2011-01-18 02:25:05自レス、最初は訳語。 QT @willow1102 @guruguruuzumaki 日本語の「宇宙」が今の意味を持つようになったのは、幕末~明治頃、西洋科学(舎密:セイミ、と言いました)が入ってきた頃です。それについてはまた、つぶやきます。日本の本は探しづらいのですよ~!
2011-01-18 02:26:25東洋では大地(地「球」ですらない)と宇宙を区別するという発想も希薄で、渾然と「世界」ととらえる感覚があったんじゃないかなと思いつつある。西洋(アリストテレス以降)は「天上界」と「月下界(=地球)」を徹底的に切り離す思想。
2011-01-18 02:38:37高校の時分、誰が宇宙(近代科学的な意味での)発見したのかずっと不思議だった。あの人が発見したというのはある意味納得のことであったが。
2011-01-18 02:39:39インドでは少なくとも民間レベルでは東洋的だけど、知識層には西洋的な天文学が結構定着してたっぽいのが面白い。紀元前後には地球球体説は入ってたし、6世紀には「地球は自転している」と先見の明ある主張をしていた学者もいるし。
2011-01-18 02:40:33@kin_mokusei 有り難うございます。やはり西洋圏にはあまりない概念なのですね。オリエンタルだからと言えばそれまでですが、その四次元的な思想が生まれた理由は何だと思いますか?
2011-01-18 02:43:03あと「暦」も一体になってたり切り離されていたりで、特に中国では暦を計算する際は宇宙観なんてほぼガン無視って傾向が強かったっぽい。清の時代では西洋の宣教師が彼らの宇宙観(ただしティコ・ブラーエのもの)に基づいて計算したのを「はいどうも、その計算使うね」と取り入れてるし。
2011-01-18 02:43:53私がこの研究の門を叩いて最初に聞かされたのが「中国の天文学は関数、ギリシャの天文学は幾何学」って言葉で、これがすごく的を射てる気がする。
2011-01-18 02:45:17「占星術」と「宇宙観」をも、その切り離しは現代、近代的と捉えていいんだろうか。宗教の根ざし方の違いと同様に。 QT @kippis_sg: というか、「天文学」と「宇宙観」は一体なように見えて結構そうでない事が多く、研究しててとても混乱する。
2011-01-18 02:46:55言いえて妙。思考の違い?使う道具(数学)の違い?膨らむ言葉。 QT @kippis_sg: 私がこの研究の門を叩いて最初に聞かされたのが「中国の天文学は関数、ギリシャの天文学は幾何学」って言葉で、これがすごく的を射てる気がする。
2011-01-18 02:49:29これは特定分野の学問が発達した(しなかった)からそういう世界観になったのか、或いはその逆なのだろうか?RT @kippis_sg: 私がこの研究の門を叩いて最初に聞かされたの「中国の天文学は関数、ギリシャの天文学は幾何学」って言葉で、これがすごく的を射てる気がする。
2011-01-18 02:52:59@m0derate 中国の場合ですが、私は「天」の思想にそれを求めたいです。天にいる支配者である天帝は、寿命がなく最高の徳を持ち、この世を睥睨しています。皇帝は天帝の名代であり(名代である旨下った託宣が「天命」)、その権威の下、天下を支配します(続く)
2011-01-18 02:59:34鶏と卵、どっちが先やねんってことが相補的な思想の発達を追ってて、往々にして袋小道に入ったりする。近代科学者の哲学史とかそれっぽくない?(適当)
2011-01-18 02:59:48皇帝が支配するのは空間的な意味での天下のみに留まりません。日食・月食の予言を通して天空にも支配を及ぼし、四時の祭を正しくすることによって季節の運行を促し、王朝の命脈を長く保とうとします。時をも支配した象徴が年号でしょう。年に任意の固有名を付けるなど、支配者でなければ出来ません。
2011-01-18 03:04:04@kin_mokusei 「天地明察」を読むと、その重要性がよく分かります。
2011-01-18 03:05:18