金木犀さんの「宇宙」という言葉の起源についての考察

「宇宙」という言葉がいつ頃どこで使われ始めたか…「宇宙」という言葉の成り立ちについて、金木犀さんの講義です。 以下に続きます! ◆「宇宙」という言葉の起源についての考察(近現代編) http://togetter.com/li/160411
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ウィロウ @willow1102

皇帝が威厳を示したために今年も「東方年表」が売れる

2011-01-18 03:05:28
金木犀@火箭迷 @kin_mokusei

@Yu_Yamaguchi_ ああ、そうです、読んだのにそれをすっかり忘れていました。皇帝の時間支配の象徴が暦です。実際、中国において、民間歴の頒布は基本的に禁止されていました。正しい暦を作れるのは皇帝(の命を受けた機関)だけだからです。

2011-01-18 03:11:09
Yu Yamaguchi@新シリーズ3巻10/18発売 @Yu_Yamaguchi_

@kin_mokusei 日本でもそうなんですよね。暦を作れるのは朝廷だけ。「天地明察」でも、将軍は権力を持っていても、暦を決める権限はなかった、ということが描写されています。

2011-01-18 03:15:46
金木犀@火箭迷 @kin_mokusei

家に一冊、研究室に一冊、カバンに一冊 QT @willow1102: 皇帝が威厳を示したために今年も「東方年表」が売れる

2011-01-18 03:16:28
ウィロウ @willow1102

@kin_mokusei 日本にしろ中国にしろ、よくもまああれだけ考えたものだと感心してしまいますよね

2011-01-18 03:18:31
金木犀@火箭迷 @kin_mokusei

寝ます。おやすみなさい、明日はおはよう。

2011-01-18 03:19:36
@ubitw

宇宙って仏教語だと思ってた…。

2011-01-18 11:40:56
@halcakaukana

これは興味深いお話。「宇宙」の意味について辞書的な意味は知っていたけど、その起源は物凄く深いね!/ @aurora_lummox さんの「金木犀さんの「宇宙」という言葉の起源についての考察」をお気に入り.. http://togetter.com/li/90338

2011-01-18 16:03:26
@halcakaukana

中国、アラビア、ギリシア、日本…古代の人々が宇宙をどう観ていたか、どう考えていたか、捉えていたのか。星座(現在の88星座だけじゃなくて)の起源や神話・民俗を紐解くのはとても面白い。地域による違いや、共通点についても。

2011-01-18 16:08:22
@halcakaukana

その目的は様々(農耕、信仰、暦など)だけれども、人類はずっと昔から宇宙を観てきた。宇宙は人類に欠かせないものだった。先程の古代中国での「宇宙」は「この世界(空間だけでなく、時間の概念も含む)」というお話の通りだね。

2011-01-18 16:11:32
@halcakaukana

野尻抱影の日本や世界各地での星の民俗・呼び名・方言、独特の星座についての話・文献を読んでこの分野にも興味を持ったんだ。あと、「星座の神話 星座史と星名の意味」(原恵:著、恒星社厚生閣)も。

2011-01-18 16:17:20
金木犀@火箭迷 @kin_mokusei

さぁて、お酒も入ってきたことですし、「宇宙という言葉の起源についての考察」>http://bit.ly/eZ8zEXの続きをつぶやきますが。

2011-02-25 23:19:53
金木犀@火箭迷 @kin_mokusei

最初に。まだ資料不足なので、半分以上があてずっぽです。ご了解下さい

2011-02-25 23:21:38
金木犀@火箭迷 @kin_mokusei

まず、日本に「宇宙」という言葉そのものが入ってきたのは、まぁ、おそらく古墳時代です。

2011-02-25 23:24:52
金木犀@火箭迷 @kin_mokusei

それ以前、つまり弥生時代に墨書土器などの出土例は全く聞きませんが、古墳から出てくる副葬品には三角縁神獣鏡やら稲荷山の鉄剣やら、漢字による銘文が入った剣が出てきます。同じ時代の中国ではすでに「宇宙」という言葉が誕生しているので、入ってきていてもおかしくはない

2011-02-25 23:27:16
金木犀@火箭迷 @kin_mokusei

「宇宙」という言葉が伝来したと言えるのは、3世紀後半、応神天皇年間。百済の王仁博士が求めに応じて「『千字文』などをもたらしたという記述が、古事記にあります。『千字文』の冒頭は、「天地玄黄 宇宙洪広」です。

2011-02-25 23:30:06
金木犀@火箭迷 @kin_mokusei

で、それ以降のおおよそ1500年間、日本における「宇宙」という言葉の意味は変わりません。江戸時代に到るまで、変わりません。

2011-02-25 23:31:09
KAZE/高橋賢治 🐦 @KAZE

@kin_mokusei 興味深いです。地面を星だと日本人が認識したのはいつ頃なんでしょうね。

2011-02-25 23:33:40
金木犀@火箭迷 @kin_mokusei

今我々が知る意味での「うちゅう」の概念が日本に入ってきたのは、恐らく江戸時代のこと。西洋科学が伝来したときでしょう。

2011-02-25 23:34:29
金木犀@火箭迷 @kin_mokusei

@KAZE たぶん明治です・・・その辺、これから詰めてきます。

2011-02-25 23:34:57
廣瀬 匠(Sho Hirose) @kippis_sg

聞かせていただきます! RT @kin_mokusei: さぁて、お酒も入ってきたことですし、「宇宙という言葉の起源についての考察」>http://bit.ly/eZ8zEXの続きをつぶやきますが。

2011-02-25 23:37:08
金木犀@火箭迷 @kin_mokusei

ただし、日本に近代的な宇宙の概念が渡来するのは、江戸も終わりの頃。

2011-02-25 23:38:02
金木犀@火箭迷 @kin_mokusei

さて、ここで、西洋において天文学に新地平を開いたガリレオとニュートン、二人の人物に触れましょう。ガリレオ・ガリレイは、1564-1642年の人。ガリレオが生まれる直前の1560年には桶狭間の戦いがあり、また、死亡する年は徳川家光の治世。

2011-02-25 23:44:02