140字(+全キャラ編)

薬宗+誰か、石かり+誰か、髭膝+誰かの140字ss 当本丸に未実装な子はいません。 すごく大雑把な当本丸設定付きなのでご注意下さい。 接点を大雑把にいれましたが間違ってる可能性があります。 続きを読む
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やまたに @mw_snc

宗三、宗三。ついて回る子供を膝丸はなんとなしに見つめる。兄者を呼ぶ自分も同じように思われているのだろうか。宗三、向こうがようやく立ち止まる。宗三、手を掴む。なにかと少し屈んだところに、接吻。あ、ああ、いやこれは、その、盗み見て悪かった。(薬宗+膝丸)

2016-01-19 08:31:43
やまたに @mw_snc

大きいねぇ、刀のことだよ。それが彼との最初の会話で、誉められたので礼を言った。僕に触れたいかと問われて、脇差を触れる機会に応と答えた。手取り足取り教えてあげよう、と言われて指導を願った。兄者、なぜそんな顔をする。まったく、全て御神刀に止められた事といいなんなんだ。(石かり+膝丸)

2016-01-19 08:31:35

大倶利伽羅

光忠と鶴に甘い。
生まれたてを知っている徳川の刀にはなんとなく頭が上がらない。

やまたに @mw_snc

出会いを喜ぶな。かつて彼は口にした。僕たちは二度と会えない物だから。幼心には理解なんて出来なくて、伊達に行ってようやく知った。もう親しいひとに出会えないことを。倶利伽羅も馬鹿ですねぇ。彼は笑う。同じ苦しみと再会の喜びを知る同志として。ああ、まったく馬鹿げてる。(薬宗+倶利伽羅)

2015-11-21 19:30:30
やまたに @mw_snc

少し見た目も中身も年上だと思って。そんな話を青江とする。短刀ではないのだ、子供扱いしないでと。ただ、と倶利伽羅は横を向く。少し赤い頬。緩んだ唇。甘やかされて嬉しいんじゃないのか。問いかけはしなかった。特別なひとに甘やかされて嫌じゃないのは、なんとなくわかる。(石かり+倶利伽羅)

2015-11-18 01:34:04
やまたに @mw_snc

奥州に良い思い出はないな。餅に楊枝を突き刺して髭切は言う。大倶利伽羅は黙って聞いている。せっかく弟に会えるところまで追い詰めたのに、実は奉納されてたんだもの。ぐさぐさ。薄緑なんて、こんな色しちゃってさ。ぐさり。駄目だ、もう見ていられない。おい、ずんだに当たるな。(髭膝+倶利伽羅)

2016-10-27 00:50:22

へし切長谷部

苦労性。
宗三さんとは喧嘩するほどなんとやら。
第二次打刀部屋戦争では、敵対する清光と因縁があるという理由から宗三さんが味方になった。

やまたに @mw_snc

主は騙されている。そう長谷部は思っている。大将、甘い声に油断し、心を許して。昔の誼みだ世話を預けちゃくれないか。誘導して男を手に入れた。薬研に預けておけば安心だ。主、それは宗三の矜持を折る。檻の中に閉じ込める。まぁ、あなたは俺よりあいつの言葉を取るんでしょうがね。(薬宗+長谷部)

2015-11-18 06:49:28
やまたに @mw_snc

真面目に働け。そう彼らに言うのが長谷部の癖だった。青江には無駄口を叩かず手だけ動かせ。石切丸には加持祈祷で遅刻するな。何度叫んだだろうか。まさか、二人が恋仲になって余計酷くなるとは思わなかった。石切丸、加減しろ。青江が使い物にならん。(石かり+長谷部)

2015-11-21 12:08:02
やまたに @mw_snc

膝丸、頼んだ書類は終わったか。うむ、これでいいだろうか。他もあるなら手伝おう。彼は有能で優秀だ。ただ欠点があると長谷部は思う。弟はここにいるかい。不意に現れた男の姿に、ぽたりと墨が畳に垂れた。そんなことすら気付かずに。兄者何か用か。ほら頼んだことを忘れてしまう。(髭膝+長谷部)

2016-10-25 16:25:39

不動行光

気付いたら薬宗と親子みたいになっていた。

やまたに @mw_snc

なにしてんだ、と薬研が言う。そぉざのひざまくら。ふわふわした調子で話すと、呆れたように。なんだぁ、どかす気かぁ。そう転がされる前に身構えると、毛布を頭までかけられて。坊やはいい子でお寝んねしてな。頭を撫でる手。そして。頭上から、ちゅ、と何度も音がした。(薬宗+行光)

2016-10-22 21:32:14
やまたに @mw_snc

僕にもその白くてとろとろしたの、飲ませておくれよ。いつも通りの青江の言葉は、いつも通りの顔ではなくて。甘酒って言えよぉ。素直に瓶ごと渡してやると、一気に飲み干されてしまった。これで酔うのは僕には難しそうだ。そんな寂しそうな声を出す。きっと、仲直りの方が簡単だぜ。(石かり+行光)

2016-10-22 21:36:51
やまたに @mw_snc

信じられねぇ。不動は思う。目の前には談笑する源氏の兄弟。こちらのことを気にもしない親しさで。なぁ、そいつはあんたの主を殺したんだぞ。裏切ったんだぞ。どうして許せるのか。どうして愛せるのか。信長様の存在が軽くなるなら、俺は恋なんてするもんか。そう思って甘酒を煽った。(髭膝+行光)

2016-07-22 07:28:17

獅子王

頼政さんと義平さんの関係上、石切丸さんとはあまり仲が良くない。
髭切さんとはそれなり。

やまたに @mw_snc

茂みの裏から声がして獅子王は耳をすませる。見られたらどうすんだ。ここまで誰も来ませんよ。わかんねぇだろ、いち兄にばれたら説教だ。聞こえた会話にげんなりした。昼間からなにやってんだ。ツッコミを入れる代わりに鳴き真似がおー。あ、やべ。これ普通の庭にいないやつだった。(薬宗+獅子)

2015-11-22 16:52:13
やまたに @mw_snc

優しい男の優しくない顔を獅子王は知っている。同じ源を主に持っていてもその道は違ったからだ。どちらが正義かなんて関係なく刀は基本的に主が好きだから仕方ない。いいよねぇ、君にしか見れない石切丸の顔があって。青江、頭の手入れ行ってこい。好きは盲目だって限度があるだろ。(石かり+獅子王)

2015-11-18 07:00:47
やまたに @mw_snc

昨日は蹴って悪かった。獅子王はそう謝る。ううん、寝ていたんだもの仕方ないよ。髭切の言葉に横の弟がひどい顔をした。そんな悪いことをしたのか。次は気を付けるな。気持ちいいから気にしないで。兄者、目の前で浮気か。泣きそうな顔。いや、昼寝と鵺枕の話だよ。猫科の場所は被る。(髭膝+獅子王)

2016-10-27 09:18:19

小烏丸

平家の刀だから源氏と仲が悪い……かと思いきや、膝丸くんが呼び出したので、なんか…なんだろう…。

やまたに @mw_snc

足がむず痒い。小烏丸は赤くなった足先をぶらつかせる。霜焼けですよ、それ。宗三が言う。素足の刀剣は、この時期気を付けないといけないものだ。ふむ、直し方は。薬研のところで薬をもらえますよ。ならない方法は。薬研に靴下を履かせてもらうことですかねぇ。我には使えん方法だな。(薬宗+小烏丸)

2016-11-25 17:35:55
やまたに @mw_snc

幽霊切りの霊刀に、避けられているのを小烏丸は知っている。親子の情に近寄るのが彼は苦手なのだろう。それもまた、父にしてみれば可愛いもので。石切、大事にせよ。父は子らの幸せを願っておるぞ、と背中を叩く。可愛い可愛いと頷くその背にも投げて、烏は鳴くのだ。(石かり+小烏丸)

2016-11-26 17:27:08
やまたに @mw_snc

呼び出したものが世話するのが条理よの。小烏丸は手を伸ばす。その先は弟だ。生真面目な彼は、そう言われては放り出せない。一度しか言わん。案内する背中を見ながら、写しを通した彼の台詞を思い出す。烏を切るほど替えがたいものとは興味深い。ああ、二度も切るのはごめんだけれど。(髭膝+小烏丸)

2016-11-26 17:40:29

同田貫正国

戦闘を基準で考えるひと。

やまたに @mw_snc

ほせぇ、と同田貫は本人に言ったことがある。本当に男か、と短刀相手に頬を染める姿に思ったこともある。とんだ誤解だ。いや、あの短刀が原因だ。魔王の刻印を晒す男は武器で、殺意の塊だった。あんたの戦いっぷり嫌いじゃねぇ、そう言うと彼は困ったように笑った。内緒ですよ、囁いて。(薬宗+たぬ)

2015-11-18 07:16:07
やまたに @mw_snc

打刀と脇差、その攻撃法が発見されてから同田貫は青江をよく呼ぶ。戦い慣れしていること、堀川のように決まった相方がいないことがその理由だ。だから、今日も青江に声をかける。青江、俺の脇についとけよ。おや同田貫くん、出陣の前に私と手合わせしていこうか。お、おうよ。(石かり+たぬ)

2015-11-22 10:31:31
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