出生率の低下は「近代化」そのものの副作用である

21世紀の今、出生率の低下が全世界的な現象である以上、 女性の社会進出等とは無関係に、 それは「近代化」に付随して起こることではないか? 理学部出身で考古学に転じたフォトグラファー、@RawHead博士と愉快・不愉快な仲間たちの議論
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茜ちゃん @sk21003

地球規模レベルで考えれば、インド、バングラデッシュ、中央アメリカは人口が急激に増加している。全体でも増加傾向にある。中国もその範疇だ。しかし、EUやと特に北欧、日本は人口の減少に悩まされている。面白い事に同性婚を法律で許容しているのも現実である。何故なのか面白い問題である。

2015-12-12 11:15:55
茜ちゃん @sk21003

@sk21003 この事は2つの考え方が有る。生物学的な考えと政治的な目的からの2つである。「メス化する自然」というベストセラーの著書が以前出た。琵琶湖の鮒にはオスがいない。繁殖の時だけメスの一部が一時的にオス化する。一つに例であるが、DNAの安定性の問題が起因では二かと思う。

2015-12-12 11:19:58
茜ちゃん @sk21003

@sk21003 爺個人は昨今の同性婚や同性何とかには大反対である。ただ、日本の文化にも陰間の文化は有った。それは正に陰の世界で認知されてきた。現代に至って其れが表で認知されて来たことである。男女の事には感知する気はないが、生物学的には恐ろしいことは確かである。是も種の寿命か。

2015-12-12 11:30:04
茜ちゃん @sk21003

@sk21003 グローバリズムを推進する方々が、生物学的な種の問題まで考えているかどうかは解らぬが、この同姓婚、同性恋愛の問題の許容は結果的に、人類の減少に役立つのは小学生でも分かる論理だ。219~21世紀にかけての爆発的人口増加は、資本の異常な偏った配賦がその原因である。

2015-12-12 11:37:08
茜ちゃん @sk21003

@sk21003 生物は種の保存のために、身の危険を本能的に感じて、人口を増やそうとする。経済的な裏付けが極端に少ないのにも拘らず。それは生物の種の本能である。世界の人口の余りにも不均衡なのは、この現象の裏付けとなる。

2015-12-12 11:40:01
+えふわら @efuwara

今のイデオロギーが社会に新しい価値観を提示できなくなったからね,結局,昔はよかった論に戻るしかない.

2015-12-13 11:16:07
+えふわら @efuwara

@RawheaD 昔はよかった論は自分たちの都合の良い昔像のでっち上げですよねぇ.

2015-12-13 11:22:39
+えふわら @efuwara

@RawheaD 他者の自由を制限しようとするのは,右も左も関係ない現象ですよね.

2015-12-13 11:30:20
+えふわら @efuwara

@RawheaD 結局,近代化によって多様化した「楽しみ」以上のインセンティブがないと,子どもは増えないということになりますな.

2015-12-13 11:41:39
+えふわら @efuwara

@RawheaD 今の世の中,他人の財布の中身を気にする人たちばかりで,インセンティブを与えることに対して,とにかく拒絶感を持つ人が多いのがなんとも

2015-12-13 12:02:06
ショーンKY @kyslog

少子化を世紀単位で考えるなら、最大の原因は「少死化」で、6人産んで2人が成人する19世紀以前の状況から環境収容力の限界まで人口が増えて2人産んでコストかけて成人させる戦略への変化が主因 group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/monthly/p… pic.twitter.com/CfyUWdqm4I

2015-12-12 15:29:13
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ショーンKY @kyslog

日本の出生率を見た場合、K戦略説(2.0への漸近)で説明できるのは1975年まで。それ以降の出生率1.4への漸近を説明できる統計を出生動向基本調査から探ると、完結出生児数(夫婦の最終的な出生子ども数)が一定しているのに対し、婚姻の成立率自体が下がっているのが主因とみることができる

2015-12-12 15:57:26
ショーンKY @kyslog

明治期の人口増大はほぼ開国で説明できるかと。一つは近代的治水技術の導入で、明治期から急激に耕地面積が増え、環境収容力が増大しています。 maff.go.jp/j/budget/2010_… pic.twitter.com/7bR0zpRoru

2015-12-12 20:00:39
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ショーンKY @kyslog

合計特殊出生率と、人口密度の逆数を比較した散布図。サンプルはシンガポール、台湾、香港、韓国、日本、中国、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、カンボジア(出生率低い順)。サンプルが東アジア圏だけで偏ってはいるが。 pic.twitter.com/SmOVhAVglU

2014-05-06 18:33:43
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ショーンKY @kyslog

もう一つは穀物輸入の開始で、明治中葉から昭和初期にかけて需要の2割程度が輸入で賄われていました。貿易による特定地域の環境収容力増大は様々な研究があり、例えば降水量による収容限界を貿易で突破する研究は「仮想水」という用語がよく知られています。

2015-12-12 20:01:18
ショーンKY @kyslog

garbagenews.net/archives/18450… この変化について一定の寄与をがあると認められるのが、この婚姻成立要因の変化なんだけど、これでどこまで説明できるかは分からない。フランスの新規出生の両親の数など、結婚における本人裁量の増大をうかがわせる資料はあるが、統計が足りない。

2015-12-12 16:01:27
ショーンKY @kyslog

ただ恋愛・結婚における自由意志の尊重についてコメントするのは明らかに人権論的にヤバいので今まで大っぴらにはしなかったし、それを絶対に否定できない統計がない限り語ろうとは思わなかったというのが今までの事情かな。

2015-12-12 16:05:36
ショーンKY @kyslog

このモデルでは合計特殊出生率2.0に収束すると説明されるので、2.0までの低下と2.0を割り込むバイアスについては別の説明のほうが良いだろうというのが自分の考え。

2015-12-12 15:35:57
ショーンKY @kyslog

あと着目に値するのは、先進国でなく戦争も起こっていないが2.0を大幅に割り込むイラン、タイ、キューバあたりと、先進国だが異常に高いイスラエルあたりかなあ。少数例だから参考になるのは限定的だけど。

2015-12-12 15:46:16
ショーンKY @kyslog

ローヘッドさんと話してた時にK戦略と言ってたのがこれ。19世紀以前まで洋の東西を問わず12歳にもなれば労働力として扱われていたのが、公衆衛生の発展と少死化の影響から18~20程度までは子供として保護・教育しよう、という風潮に変わっていく。

2015-12-12 15:31:56
ショーンKY @kyslog

ちなみにこのデータは生態学の人が「フィールドワークでもここまできれいなデータは出ない」と言ってました。昨今の出生率の向上は、環境収容力説一本に絞ると「人口が減少して環境収容力に空きができたから」と説明することは不可能ではないでしょうが、検証しないと言えない類のことです。

2015-12-12 20:03:18
ショーンKY @kyslog

環境収容力説は以前に自己検証したことがあり、少なくとも東・東南アジアで悉皆サンプリングすると成立するらしいことを確かめています。ただ、これを全世界に広げた時には残差の説明が必要になります。 twitter.com/kyslog/status/…

2015-12-12 20:01:44
馬場正博 @realwavebaba

世界全体で出生率が低下している傾向は、避妊の知識、避妊具の普及、安全で安価合法的な中絶の普及があることは間違いない。個人の選択とは別に手段がなくては少子化は実現しない。もちろん避妊以前に結婚もできない経済状態も少子化の原因だが、貧しい国は逆に一般的に出生率は高い。

2015-12-13 05:51:50
馬場正博 @realwavebaba

避妊の話は置いて、日本では晩婚化、非婚化の増加、高い教育費など子育て費、保育園やベビーシッターなどのインフラ整備の遅れ、育休取得と復帰の難しさなどが少子化の原因なのは明らかだ。このことをグラフや例外を持ち出して議論するのは無駄とは言わないが、あまり生産的ではないだろう。

2015-12-13 05:56:02
馬場正博 @realwavebaba

これは典型的な独断と偏見。日本で社会進出した女性が子供を作りにくいのはミクロ的には自明。マクロ的に正しいかどうかを他国と比較検証することは大切だが、環境、文化が違う他国との比較は難しく、簡単に結論付けるのは乱暴以外の何物でもない。 twitter.com/RawheaD/status…

2015-12-13 06:23:49
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