ゲームデザイン討論会 第十五回「材質ゲーム」と「アブストラクトゲーム」

砂や粘土、氷や紙など、物理事象を使ったゲームを「材質ゲーム」と呼ぶことにすると、そこにはデジタルゲームとの鋭い対立が浮かび上がります。今回は、 「物質で作られたアナログゲームのほうが抽象性が高いゲームデザインが多く、デジタルゲームのほうが実在感のある「世界」を描こうとするという矛盾構造」に着目してお読みください。 アナログゲームの専門家の草場純 @kusabazyun 先生(遊戯史学会)と 続きを読む
宇宙
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三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#game_dsgn ゲームデザイン討論会をはじめます。 @kusabazyun さん、 @hourei さん、@Drosselmeyers_ さん、こんばんは。今回もよろしくお願いします。
ドロッセルマイヤーズ @Drosselmeyers_
よろしくお願いします。 RT @miyayou: #game_dsgn ゲームデザイン討論会をはじめます。 @kusabazyun さん、 @hourei さん、@Drosselmeyers_ さん、こんばんは。今回もよろしくお願いします。
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
.@kusabazyun さん、 @hourei さん、@Drosselmeyers_ さん、では、簡単に自己紹介からお願いします。ゲームデザイン討論会は、毎回、ゲストの皆さんとテーマを決めて討論する会です。
TableGamesintheWorld @hourei
これから、定期開催のゲームデザイン討論会に参加しますので1時間、関連ツイートになります。
ドロッセルマイヤーズ @Drosselmeyers_
@miyayou @kusabazyun @hourei 遊びと創作ゲームの店 ドロッセルマイヤーズ代表の渡辺です。よろしくお願いします。#game_dsgn
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#game_dsgn 本日のテーマは「ゲームと材質」です。アナログゲームの強烈な特徴の一つが「物である」というところにあると思います。もちろん、駒という抽象的な材料にしてしまう場合もありますが、ねんどとか、氷とか、砂とか、キャンドルとか、いろいろなものを使います。
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#game_dsgn これはまたデジタルゲームにはなかったことです。ゲームはデジタル世界の中で、そういった材質の感じ、を出そうとこの20年間努力して、ようやく見掛けはそれっぽくなりましたが、実際に材質を使えるわけではありません。
ドロッセルマイヤーズ @Drosselmeyers_
ゲームデザイン討論会、始まりました! RT @miyayou: #game_dsgn 本日のテーマは「ゲームと材質」です。アナログゲームの強烈な特徴の一つが「物である」というところにあると思います。もちろん、駒という抽象的な材料にしてしまう場合もありますが
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#game_dsgn そこで、まず最初の問として、アナログゲームの専門家の代表のような皆様が、このゲームはこの物の性質(材質)をうまく使っているゲームと、その使い方の絶妙さをそれぞれ紹介して頂けませんでしょうか?ば
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#game_dsgn たとえば、バルバロッサみたいなゲームは、粘土で形状を作るわけです。その形状というものの曖昧さを「プレイヤーの内、何人かまで、それとわかる形状にする」というゲーム性に落とし込んでいるわけです。こういったアナログさはアナログの魅力を最大限に出していると思います。
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#game_dsgn また最近(?)発売された「枯山水」なんかは、砂と石、というどこまでもシンプルな材料を使って庭を作るというアナログさを、ゲームに持ち込んでいるわけです。そこに日本らしさとゲーム性を演出しています。
ドロッセルマイヤーズ @Drosselmeyers_
@miyayou 材質の種類ではありませんが、情報ではなく物質であることの意味を強く確認するのは『ごきぶりポーカー』です。誰かが伏せたカードの絵柄を宣言し、その真贋を他人が見破る有名なカードゲームですが、これがデジタルにすると面白くなくなるゲームの典型です。#game_dsgn
草場純 @kusabazyun
@miyayou 現実的にはアナログゲームは「物」と切り離すことはできませんが、観念の上では、昔から物を超越している面があります。チェスはチェス駒でなくても指せるのです。そうした試みの一つの到達点がデジタルと思います。#game_dsgn
TableGamesintheWorld @hourei
@miyayou 『シン・アイス(Thin Ice)』は、薄い紙の上に濡れたボールを置いていくゲームです。紙の破れやすさをうまくアナログなゲームに落とし込んでいます。tgiw.info/2010/03/thin_i… #game_dsgn
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#game_dsgn @Drosselmeyers_ こういったカードゲームは、デジタルでも面白い気がするのですが、ここでは、どのようなアナログ性がゲームの臨場感を演出しているのでしょうか?裏から表に裏返す、という「行為」なのでしょうか?
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#game_dsgn @kusabazyun そうですね。確かにデジタルは物の抽象的な側面を描くのがとてもうまいです。その一方で、触感とか、連続体のぬめっとした感じとか、物が持っているより大きな多様性をデジタルに持ち込むことができません。
ドロッセルマイヤーズ @Drosselmeyers_
@miyayou なぜならデジタル情報は表示の瞬間までどうとでも変換可能だということを皆知っているからです。かたや物体として伏せたカードの表面はどんな絵なのか?これは変更のきかない「事実」です。こういった実在感を根拠とする遊びはアナログゲームならではです。#game_dsgn
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#game_dsgn @kusabazyun @Drosselmeyers_ @hourei アブストラクトゲームはデジタルゲームにできる気はするのですが、そうでないゲーム、アナログ性に依存している部分は、デジタルに持ち込むことが難しい。
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
#game_dsgn @kusabazyun @Drosselmeyers_ @hourei しかし、ごきぶりポーカーもそうですが、一見、わかりにくいアナログ性というものにゲームが依存していることに気づかない場合、デジタルゲームへの移植は失敗してしまう気がしています。
TableGamesintheWorld @hourei
@miyayou 『カヤナック』sgrk.blog53.fc2.com/blog-entry-296… はキッズゲームの定番ですが、紙に穴を開けたときの手応えや音が魅力といえます。 #game_dsgn
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