#古典たんの語る夜 「うちなーぐちと古語」
- bangakutan
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参考文献 西岡敏・仲原穣『沖縄語の入門 ―たのしいウチナーグチ―』(白水社) それから、徒然草の文は、大修館書店の『国語総合 古典編』からの引用でした。 うちなーぐちの本は、他にもいろいろ発売されていますよー #古典たんの語る夜
2016-02-12 22:50:04あと、池袋の三省堂で古本まつりが開催されていて、其処にも幾つかうちなーぐちの本がありました。まだ残っているかもしれないですよ? ではでは、ご清聴、イッペーニフェーデービル! #古典たんの語る夜
2016-02-12 22:52:41@kotentann リンク貼り忘れました。 ikebukuro.books-sanseido.co.jp/events/552
2016-02-12 22:53:34フォロワーさんからの援護射撃
@kotentann 何かの本で、沖縄のお年を召した方が、本土に嫁いだ孫の家へ遊びに行って、生まれたばかりの赤ん坊に出会い、「カナサン」を直訳して「かなしー」と言ってしまった。そして本土側の親類から総スカンを食らった、と言う話を読んだことがあります。#古典たんの語る夜
2016-02-12 22:49:21「#古典たんの語る夜」の刺激を受けまして、沖縄の言葉と古語に関して、私が知ってるネタも放出致します。なお、私は理数系の専攻、趣味はクラシック音楽。古文も漢文も思い切り素人です。@kotentannサマのように慣れてませんので、お見苦しい点はおゆるしください。
2016-02-12 23:05:44(1) それでは発車します。まず、古語の話から。「しははゆし」「しはふる」「しはがれ」等と言う古語があります。「#古典たんの語る夜」もどき
2016-02-12 23:06:13(2)これらは、現代語「しょっぱい」「しゃぶる」「しゃがれ」の祖先で、それぞれ、元来、「舌に刺激を感じる」「舌先で触れ廻す」「舌が涸れたかのように声が出なくなった状態」というような意味です(参考:岩波古語辞典)。「#古典たんの語る夜」もどき
2016-02-12 23:06:39(3)これらの古語には、共通して「しは」という語素が見えます。先程示した例を見ると、「しは」は「舌」とか「唇」に関係がありそうです。当然、「舌・唇」を意味する「しは」という語があったのだろうと想像が働くのです。え、働かない?働くことにしてください。「#古典たんの語る夜」もどき
2016-02-12 23:07:26(4)と、無理矢理想像が働くことにしたのですが、実は、この「しは」と言う語、本土の古い文献には見つからないのだそうです。「しははゆし」「しはぶり」などの複合語は確かに存在する。しかし独立した単語「しは」は見つからない。ここで議論が止まってしまうんです「#古典たんの語る夜」もどき
2016-02-12 23:08:51(5)ところが、沖縄の言語を見ると形勢が一気に逆転します。沖縄県の各地には「シパ」「シバ」「セパ」等の語が「舌」を意味する単語として現役で使われているそうなのです。「#古典たんの語る夜」もどき
2016-02-12 23:09:10(6)本土の言語では「古い文献、しかも複合語」でしか見つからない極めつけの古語が、沖縄では今もなお単独の単語として現役なのだ、と言うことのようです。沖縄の言語を慎重に研究すると、文献でも見つからないような古語が取り出せるのかも知れません。「#古典たんの語る夜」もどき
2016-02-12 23:10:02@mk_continuo 訂正ツイート。タグが抜けました。 →(7)以上「お前みたいに突然出しゃばって登場したヤツの与太話が信用できるか!」と思われるのが自然ですので、ネタ元を紹介しておきます。大野晋「日本語をさかのぼる」(岩波,1974) 「#古典たんの語る夜」もどき
2016-02-12 23:13:46(8)幸いなことに、私はこの文献内容の真偽を判定する能力を持っていませんので、検証は皆様各自お願いします(ひどい)「#古典たんの語る夜」もどき … お騒がせ致しました。最後までおつきあいいただきありがとうございます。
2016-02-12 23:11:42