@atque_poenitent アメリカには理神論者(deist)と言われる人も多いそうですね。「時計職人の神」という、創造には関与したが、後は放置する神を信じるというもので、合理主義的考え方です。
2011-05-29 23:29:27@atque_poenitent @lingo0126 JWのような団体が発生して、それなりの勢力に育つのには、アメリカの社会構造に要因があるのは間違いなさそうですね。
2011-05-29 23:36:59ルター派
ルーテル教会(ルーテルきょうかい、英: Lutheran Church、Lutheranism)は、マルティン・ルターによりドイツに始まる、キリスト教の教派または教団。ルター派(ルターは)とも呼ばれる。プロテスタントの一つであり、全世界に推定8260万人の信徒が存在する。
カトリック
カトリック教会(カトリックきょうかい、ラテン語: Ecclesia Catholica)は、ローマ教皇を中心として全世界に12億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派。その中心をローマの司教座に置くことからローマ教会、ローマ・カトリック教会とも呼ばれる。
カルヴィン派
カルヴァン主義(カルヴァンしゅぎ、Calvinism)とは、すべての上にある神の主権を強調する神学体系、およびクリスチャン生活の実践である。 宗教改革の思想家ジャン・カルヴァンにちなんでカルヴァン主義と名づけられている。 このプロテスタントのキリスト教は、改革派の伝統、改革派信仰、改革派神学と呼ばれる。
プロ倫中盤。ルター派、カトリック等とカルヴィン派の対比が続く。ルター派 信仰と懺悔によって必ず赦しと恵みが与えられる。カルヴィン派 日々の闘いによって自己の選びと義認の確信を獲得する。(ル)自らを神の容器とする。神秘主義と情感重視。(カ)自らを神の道具とする。禁欲的行為重視。
2011-05-30 13:33:45カトリック 個々の功績を積み上げる。カルヴィン派 どんな瞬間にも選ばれているか捨てられているかを組織的に自己審査。(カト)善行は伝統的義務重視。計画性はなく、秘蹟によって罪悪の緊張からの解放。(カル)個々の善行でなく敬虔な、組織としての正しい生活。
2011-05-30 13:38:00カルヴィン派では、再生した信徒と、再生しない、聖礼典を受けるほど成熟しない信徒とを区別し、前者のみに教会政治における特殊地位を留保。憎悪の対象が罪から罪人本人へ。
2011-05-30 13:43:49再びルター派との比較。(ル)律法からの解放(カ)旧約の道徳戒も、キリストによって明瞭に廃止されたものを除いては全て新約と同一の権威。(ル)律法=手の届かない規範(カ)理想的規範(ル)カテキズムにおいて福音の前。律法から福音。謙虚さの喚起。(カ)福音の後ろ。福音から律法。
2011-05-30 13:48:04清教徒は旧約でも雅歌を無視。信仰を自己審査し、自己の進歩を継続的に日記に記録。神の行動も審査し、生涯のあらゆる事件に神の働きを認めて記録。自己と神との関係を顧客と店主との関係になぞらえ、聖化を事業経営と同質化。
2011-05-30 13:52:47(ル)自己の道徳的無力、喪失可能な恵みと懺悔による回復→禁欲的態度が不足し、暴飲、粗行が横行。(カ)生活の合理的、計画的規律→倫理的高水準。 恵みに対する応答だけでは倫理が向上しないという現実か。
2011-05-30 13:57:51敬虔主義
敬虔主義(けいけんしゅぎ)は、特定の教理を遵守することではなく、個人の敬虔な内面的心情に信仰の本質を見る信仰的立場を言う。 この傾向はキリスト教史の中に幾度も見受けられるが、それが明確な運動として現れたのは、「敬虔主義の父」とも呼ばれるドイツのフィリップ・シュペーナーにおいてである。
敬虔主義の出現 信仰の実践強調、教理の軽視。教会不信と家庭集会。禁欲による地上での神との交わり享受。感情の高揚と宗教的恍惚。生活における聖書の文言重視。義認そのものは目的でなく、汚れなき禁欲生活への手段。
2011-05-30 14:01:21@Duke_nekomimi プロ倫は100年前の本ですし、欧州のカトリックを考察したものなので違いもあるんでしょうかねえ。興味深かったのは、善行と悪行が帳尻のようになっていて、不足する分を自らの修行や聖人の功徳で補うとあったんですが、そういう考え方があるんですか。
2011-05-30 14:09:45@Duke_nekomimi なるほど、よく考えたらこの本で取り上げられているのは宗教改革時代からの流れですから、それこそ贖宥状なんかが売られていた時のことも含んでいそうです。天使祝辞のような決まった形式があるのは、「らしさ」かもしれませんね。
2011-05-30 14:24:51@hrtmnr そうおっしゃっていただけると嬉しいです。第二章の大半がルター派とカルヴィン派の対比に費やされているのですが、当事者として身を置いているだけに鋭い指摘がされているように感じます。資本主義は、徹底した、自分を極限まで追い込むほどの合理主義の産物なのかもしれませんね。
2011-05-30 18:01:15プロ倫およそ4分の1読了。ピューリタニズム、再洗礼派、敬虔主義が共通して愛好した学科は物理学、次いで数学的・自然科学適所学科。自然における神の法則の把握によって世界の意味を知る。哲学的思索は神から離れさせるとして忌避。
2011-05-30 20:03:07プロ倫続き。敬虔主義は、禁欲の宗教的基礎としてはカルヴィニズムに対して及ばない。敬虔主義 謙遜と砕かれた心が理想。罪の赦し重視。現世での神との和解、交わりを求める。カルヴィン派 職業労働を通じての自己確信。実践生活における聖別重視。計画的・合理的努力により来世での至福を求める。
2011-05-30 20:34:55メソディズム
メソジスト (Methodist) とは、18世紀、英国でジョン・ウェスレーによって興されたキリスト教の信仰覚醒運動の中核をなす主張であるメソジズム (Methodism) に生きた人々、および、その運動から発展したプロテスタント教会・教派に属する人々を指す。
メソディズム(方法主義)→大陸の敬虔主義に対応する英米の信仰運動。 予定説の後退、「信仰のみ」の再生。大衆伝道を使命。情緒的で、人を覚醒させる説教。カルヴィニズムが廃した感情的経験を聖霊の直接的証明として救いの絶対的根拠とする。突然生じる内的経験による聖化重視。
2011-05-30 20:37:45