ブラック本丸=穢れ=敵対的な刀剣男士って話を繋げていくと、一種のスティグマ論にまで繋がりそうなのが特に興味深かったなぁ。この辺のイメージは『呪われた家に引っ越してしまう』っていう古典的日本ホラーを彷彿とさせるとこもあるし……
2016-02-16 20:53:31あとは刀剣1・5次における、『美しいモノ』が負の象徴として働く現象は面白かったと思ってます。性的=美=傲慢は引っくるめにして一つの属性として扱われる。三日月さんとかあれ、玉藻前のイメージが被さってたような気がしなくもない。未入手勢の書く三日月さんは、九尾の狐的なイメージあった
2016-02-16 21:16:54『乗っ取りモノ』でしばしば見かける、「うちには青江も石切丸もいない」って台詞も興味深くて、まあ、つまり元から破邪の象徴として書かれているキャラクターは物語から排除しないとはじまらないわけです。どっちもコモンだけにここは目立つ。あと興味深かったのは、歌仙さんが1・5次ではいないこと
2016-02-16 21:23:13歌仙兼定は「36人の家臣を手討ちにした」っていう強烈なキャラ付けがあるわけで、多分、1・5次だと扱いに悩むから、自然と出演率が下がったんじゃないか。これがオールドスタイルな夢小説だと面倒見のいいお兄さんとして出演率が高いのと対照的だと思う。敵にするには歌仙は怖すぎるんじゃないか?
2016-02-16 21:26:45二次創作での流行りなんて、みんな右ならえで大手に迎合したものだ、なんていう意見もまあどこでもよく見るけれど、そもそもそれがなぜ「大手」になり得たのか、という根本的な問いについての解答にはならない。
2016-02-16 23:00:18すべての流行には理由はあるが、じゃあその理由を満たせば流行は作れるかというと作れないでしょう。多くの人が「迎合」するものには、それだけの理由があるが、それは単純なものではないはずだ。
2016-02-16 23:02:14まあもっと源流を探れば、いわゆるヨモツヘグイ、ハデスの柘榴を食べたペルセポネのアレそれに繋がるだろう。食べることは刻印だ。
2016-02-16 23:09:03ああそうだね、千と千尋もだ。食べることで押される刻印。そういう神話素はいっとき社会から一掃されたに見えたけれど、最近じわじわと力を取り戻している気はする。それが、とりあえず利益の絡まない個人のカジュアルな捜索の場である二次創作物で増えつつあるのは確かに面白いですな
2016-02-16 23:12:50あれだ、刀剣X次創作の何が一番面白いって、「多くの人が採用する設定」というものが確かにあり、それがある種のオカルトの傾向を確実に表してることなんです。『美しく傲慢であり性的なもの』『食べさせることの支配性』『穢れと気枯れの同一視』あたりは、他ジャンルのホラーじゃ見なかった
2016-02-16 22:50:23この三つをぶち込めばだいたいの刀剣X次創作のバリエーションが作れるんですが、不思議なのはこの考えが「どこから出てきたのかわからない」事。事実それをパロディ化した作品もままみる訳です。シンデレラの元に実は魔法使いなんて訪れず、逞しく生きていきました、みたいな。
2016-02-16 22:54:33三日月宗近の第一属性は『天下五剣で最も美しい』であり、その属性を剥奪できない以上(だって本質だもの……)、三日月さんは極めて強力な邪悪さを行使できることになる。これはBL二次でもたまにみかける。でも美しさの悪ってのはまだしも扱いやすく、歌仙の36人殺しはそも題材として避けられる
2016-02-16 23:10:53食事を共にする、ということに重大な意味があるのは昔からだねえ。 イザナミは黄泉の食事を口にしてしまった為、死者の国の人となって、生者である夫イザナギとは共に暮らせなくなった。 ペルセポネは土産に差し出されたザクロを口にして、冥府の女主人になった。
2016-02-16 23:13:21食べてはいけない異界の食物、加護を持つ物質、明確な境界、真名、あたりは人外と接するときに身を守るためにどれか一つは必須なアイテムだから、これは二次設定というくくりでいいのか疑問。逆に神様と接するのにこれを一つも使わないってのは、相当意識しないとできない気がする。本能的に怖いじゃん
2016-02-17 00:38:13でもぶっちゃけ 「刀が作った飯食う」のと 「刀が飯を食う」のと どっちが影響を及ぼすと思ったら 後者な気がするので 「飯を食うと人に近くなるので刀剣を振るう練度は上がるが、手入れ時間が長くなる」って解釈好きです。
2016-02-17 01:43:28とうらぶ二次創作で、自作品では意図的に『いつもの女審神者』を実在の人間をモデルにしてみたり(容易にそうと知れるようにもしておいたり)、ゲーム設定と齟齬をきたしにくい≒創作要素を控えめにするって枠組みを日頃はおいといたりするのだが、そういう観点で見ても練られた設定だと思っている。
2016-02-17 00:02:23明示されてない部分割愛しても作品成立するもの。……あんまり閲覧者数伸びないけどw それは作品の骨子の『一部』であって屋台骨にはならない(少なくとも私にとっては)。例えば、審神者の属性(顔の美醜、性別、立ち居振る舞いや刀剣男士との関わり)をある程度剥奪しても作品が成立する。
2016-02-17 00:06:16お釈迦様の手のひら、って感があってるかなとは思う。 ……ここにきて(日本で有名な)寓話か!!!!!!!!!!!!!
2016-02-17 00:08:58集合的無意識に併呑されていくN次創作と考えるととても面白いのだが、それはさておき私は私の裡にある幻想を記すのが楽しいと考えており 同業者を殺すタイプの審神者の説話、もっと見たいな。ブラック本丸系だと刀剣男士に殺されるし。刀剣男士たちの苦痛からの解放という描写が書きたいのか……そか
2016-02-17 00:47:44今の所、風呂シーンは書いたけど食事シーンを書いてないのは割と無意識によるものです。食事によって「どっちの岸の住人」て明示したくない感は見返してて思ったので。兵站として団子や弁当のようなアイテムはあるけど、実際あいつらはあれが「主食」ではないし、無くても餓えない以上、嗜好品枠だし。
2016-02-17 00:24:09あの、風呂シーンを書いたのは意図的ですよ>< 風呂=死穢を洗い落とす場所って意味でも、垢を落とす澡豆が僧侶の必需品に入ってる位には昔から沐浴や入浴の『慣習』があったことに敬する意味でも ただ古代から毎日入ったかどうかは知らねえ。俺本丸ではみんな『風呂が好き』って設定にしたけど。
2016-02-17 17:20:54江戸城のらせん渦巻な話と中央線の太極図な話と四神相応な話とかはいずれ作品にめり込ませたいと思っている。それが理由の本丸霊穴説だ
2016-02-17 00:34:21不動明王と関連する刀剣男士で連想したのが、主家が滅んだ山伏、大阪城で焼かれた骨喰、自称ニートの明石、蛍の修復伝説が出来るほど酷使された蛍丸、倶利伽羅龍ギリギリまで擦り上げて使われた大倶利伽羅、長尾景虎改め謙信公由来の五虎退と遠縁(顕長さんは入婿)の山姥切。…不幸属性背負ってない?
2016-02-17 01:21:08あんがいとこう、「本霊と分霊」枠な話はみるけどじゃあ、「本霊さまから見たら神隠し案件とか多妻制もいい所なのでは?」みたいなのとかは安増見ないような……気がするな…… 150万人いる審神者の一々を刀剣男士が覚えているわけないじゃない的なメタフレームなあれとかも
2016-02-17 00:51:00