アームヘッド三章ジ・エンドまとめ完結編

マキータ @makitateriz

全領域支配ネットを検索。テルミとエクジクト様の関連性・・・。無し。いや一件ある。ドーナツが好き。・・・成る程テルミはドーナツで誘えば・・・。いやそうではない！全領域支配ネット使えねえな！まったく！「エクジクト様となんの関係があるおめが！？」少し発声がどもったがQを発信出来た。

マキータ @makitateriz

「エクジクト・・・？エイワズさんと友達ならティガーお兄ちゃんのこと何か知っているかなって・・・。ぼくあんな秋那お姉さん見てらんないんだ」ティガーと秋那・・・？役立たずな全領域支配ネットで検索。危険性トリプルエス・・・。成る程ポンコツだ。十代のニンゲンがこんな脅威のはずはない。

マキータ @makitateriz

「すまないが知らないな」なんと明瞭な回答！冷静な分析によりニンゲンを遥かに凌駕した高度な知性の本領の片鱗が・・・。「じゃあなんでここに？」危険、強制冷却・・・。もくもくと湯気が出るが私は改良されたほうが良いのではないか？私はアップデート推奨だ。「エイワズさんが君を必要だからだ」

マキータ @makitateriz

「どうして？ティガーお兄ちゃんのかわりに」？？？？？テルミがティガーの替わり？エクジクト様はライバル？・・・れいきゃ「うるせー！！！」自我機能を優先。自動補助機能全解除だ！「！？」「あっ、君に言ったんじゃないよ・・・。確かエクジクト様が君がなんか・・・アームヘッドがうまい！」

マキータ @makitateriz

アームヘッドが巧い・・・。つまり(ちょっと下半身のバランサーの調子が悪いぞウィノナ)(まあありがと♪テルミ！治して♪)・・・。成る程。「でもぼくはティガーお兄ちゃんほどではないよ」テルミが後ろを指した。そこには巨大な恐竜の顔があった。「なっこれは・・・」恐るべきアームヘッドだ。

マキータ @makitateriz

「ラストダイナソー、ティガーお兄ちゃんがぼくに残したギガースさ」まさかこの恐竜が私とテルミを今後一世紀以上に渡って繋ぐとは今の私には予想外も想定出来る私にも予想外だったのだ。ちなみにラストダイナソーは複座なので一緒に乗れるぞウィノナ？人工知能音声を変換して流す。あっ続く！

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「プレジャー・ソング2」 (ウィノナ・サニーレタス編)

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「乗れませんでした」エクジクト様に報告する。テルミに頼んだがラストダイナソーに乗せてもらえなかったのだ。「ウィノナ、一つ質問があるわ」エクジクト様が侍らすサニーレタスの姉妹の一人、ニニー・サニーレタスが私を見た。「どうして自動補助機能を解除した」・・・なぜ知っているのだ？

マキータ @makitateriz

「裏切りの兆候が見られるのでは？」マリー・サニーレタス。「なぜそれが裏切りと繋がるのですか？」「クスッ、・・・おっと失笑でしたわ。まさか御姉様は相互監視システムもご存知でなかったようでしたので」「パトリシア・サニーレタス、私にわかるように説明なさい」「プッ、説明フフフ」

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「自動補助機能は我々全領域支配皇の構成員がどう行動しているか把握するための機能も兼ねているのだ。ウィノナ、あなたには説明していませんでしたね」「エクジクト様、そんな便利機能だったとは知りませんでした」「フフフ御姉様は多くをご存知ではない！」「パトリシア・サニーレタス！」「失礼」

マキータ @makitateriz

「ウィノナ、それではテルミの勧誘を続けなさい」「フフフ頑張ってお似合いの仕事ですよ」「エクジクト様、了解いたしました」「待てウィノナ。なぜ自動補助機能を切ったかあなたは答えていないぞ」ニニーが足早に去ろうとした私を制止する。「もしかしてニンゲンに情が移ったのでは？」

マキータ @makitateriz

「じょ、情・・・」もしかしてテルミに惚れてしまったのがバレたのでは？「まさか・・・私はたんに機能について知らないだけですよ？」「・・・あなたは優れたサニーレタスよ。道化を演じていても私にはわかります。あなたは我々を裏切るつもりでは？」サニーレタスらの目が全て私を向く。

マキータ @makitateriz

「いったい同じ顔を並べて何をしていられるのか？」一人の男が入室していた。サニーレタスらは全員会話に集中していたので関知できなかったようだ五人とも私を含めて目を丸くした。「ヒットメイカー」口を開いたのは先程から黙っていたジュリエット・サニーレタスだ。彼女は無口な分復帰が早い。

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「リヴィングフィールドがいまさらなんのようかしらウフフ」「我々はおしゃべり人形よりは腕がたちますのでね。物騒な任務ですよ」パトリシアの挑発にヒットメイカーは煽り返した。「おしゃべり人形ですって・・・」「正当な評価であろう。エクジクトのまわりでおしゃべりでも楽しんでおれ」「貴様！」

マキータ @makitateriz

私は彼のことは嫌いではなかった。主に容姿が好みだ。小さな少年の身体に不似合いなゴレンブレード。「災難であったな」ヒットメイカーはおしゃべり人形たちを無視し私に声をかける。「所詮実績のない新参どもだ。古参をバカにするのが精々だ。その点おぬしはまだ頑張っておるな」

マキータ @makitateriz

「ＬＢＦＧ、私に用があったのでは？」エクジクト様がヒットメイカーに声をかける。「そうだ、エクジクト。我々は旧ヒルドールヴの技術の再生に成功した。来月の決行に新アームヘッドを投入できるだろう」「期待しておりますよ。ソード」「まあ見ておれ」

マキータ @makitateriz

おしゃべり人形たちの興味がリヴィングフィールドに移ったおかげでテルミに惚れたことをおしゃべり人形たちに茶化されずすんで安心した。そして次の日。

マキータ @makitateriz

な・・・。私は自らの身体が不死身であることを呪った！今すぐ腹切りでもしたい気分だ。そうだアームホーンならば・・・。「どうしたの？ウィノナさん」そう聞く可愛いテルミの後ろには白いコートを着た白い髪の女の子がいた。警告、れいきゃ・・・ブツッ！「誰！！？」私は叫んだ。「僕は長内幽輝」

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おさない・・・ゆうき・・・？恋のライバルのデータを検索すべく自動補助機能を再起動する。まずは個人情報スキャンだ。・・・性別、男性、身長125センチ体重・・・「男・・・？」「うん、そうだよ！」オサナイユウキは答えた。「なっガールフレンドかと思ったわ・・・」おいお前ら照れるな・・・。

マキータ @makitateriz

「君がティガーくんの居場所を知っているってテルミに聞いたよ」なっ呼び捨て！ゆ、許さねえ・・・。「いやお姉さんは知ってはないみたいだよ。でもエイワズさんと友達なんだって」「そうなんだ」おい、私を差し置いて会話のキャッチボールするんじゃない！私が2号だったとは・・・。

マキータ @makitateriz

「自己紹介します。僕は長内幽輝、かぐや中学アームヘッド部部長です。ティガーくんとはライバルでした」「彼は幼女先輩とも呼ばれています。四歳だっけ？」「僕はもう五歳だよテルミ。君は十二歳だっけ？良かったら僕のかぐや中学に入らないか？可愛がってあげるよ」お、おのれくちおしや・・・。

マキータ @makitateriz

「私はウィノナ・サニーレタス、１０ヶ月だ！全領域支配皇の偉大なるニンゲン型ファントム！賢くて強い！あと美しい！」「・・・１０ヶ月？面白いね」オサナイユウキが笑うがお前の存在も限りなく冗談に近い。「・・・ああ吸いたくなってきたな。血」「えっ今はやめてよお」ほ、本当に止めろ！

マキータ @makitateriz

「・・・ところでエイワズさんはいまどこにいるの」テルミが問う。私は空中要塞から来たので上を指すと・・・。「なっ」街が炎上している！まだ決行には早いはず！「アームヘッドだ！アームヘッドが街を襲っている！」テルミが叫んだ。「テルミ僕が行くよ。お姉さんをつれて逃げて」オサナイが言った。

マキータ @makitateriz

テルミが私の手を引きながら逃げる。「お姉さん・・・僕はなにもできない。オサナイくんはアームヘッドがあるから闘えるけど・・・」「ウィノナだ。アームヘッドなら私がいるぞ」このあとテルミは私に乗ります。あっ乗るのはラストダイナソーだけどあっ続く！

マキータ @makitateriz

「プレジャー・ソング3」 (ウィノナ・サニーレタス編)