【統計的有意のあるなしは、何かをするためのトリガーにはなるが、何もしないでいるための言い訳にはならない】東京GIGOさんのツイートまとめ(2016.4.3作成)

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東京GIGO @ekb90377

統計的有意のあるなしは、何かをするためのトリガーにはなりますが、何もしないでいるための言い訳にはなりません。

2016-04-03 18:31:08
東京GIGO @ekb90377

例えば、ある損害についての統計的有意が、p値で0.2→0.15→0.1のように時間とともに推移して来たとして、(p<0.05を切るまで何もしない)(損害が発生しているとは認めない)という言い訳のために、統計を使うのは不適切だと考えます。

2016-04-03 18:31:41
東京GIGO @ekb90377

ある薬を飲んだ人に、健康被害が報告されたと。その健康被害についてp<0.05が確認されるまで、皆でその薬を飲み続けますか?そしてp<0.05が確認された次の日から飲むのを止めますか?それは不合理でしょう。

2016-04-03 18:32:12
東京GIGO @ekb90377

あるいは、p=0.06まで来たが、そこでサチって下がらない。だが、損害が出続けている可能性は大きい。このような場合に(まだp<0.05じゃないだろ)と放置し続けるのは、バカげたことではないでしょうか?

2016-04-03 18:32:54
東京GIGO @ekb90377

このような損害に対しては、別途のアプローチで因果関係を調べたり、メリットとデメリットとを勘案したリスクトレードオフを行って、p<0.05に達する前に、適切に対処すべきものと考えます。

2016-04-03 18:33:28
東京GIGO @ekb90377

また、(p=0.1だが、損害は100)、(p=0.01だが、損害は10)このように、統計的有意と損害それ自体の大きさは直接リンクしません。広く薄く発生する損害が、狭く濃く発生する損害を、総量で上回る可能性もあり得る訳です。

2016-04-03 18:34:28
東京GIGO @ekb90377

したがって、統計的有意を盾にとって(何もしない、何もさせない、声を上げることすら許さない)のではなく、さまざまなアプローチを組み合わせて適時適切に対処するのが、あるべき姿ではないでしょうか。

2016-04-03 18:35:56
東京GIGO @ekb90377

平たく言えば(統計的有意は、何かをするためのトリガーにはなりますが、何もせずネグレクトしてよいことの言い訳にはならない)のです。

2016-04-03 18:37:20

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