「HPVの研究から引用したというおかしな数字」 "The Funny Numbers from HPV Studies"(2010年11月13日付のブログ記事)をどうにかこうにか訳してみた
- gomataro555
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もっとひどいのは、この数字が、下に引用したニュースリリース(hifidna.com/Press%20Releas…)の中で使われていることだ。
2016-04-10 02:56:53「ガーダシルの承認を支持する研究で詳述されているが、ワクチンに含まれている型のHPVに感染した女性にガーダシルを接種すると、前癌状態の子宮頸部病変を発症するリスクが44.6%増す可能性がある。」
2016-04-10 02:57:08なぜひどいかというと、これが尊敬を集めている病理学者であり、PCRの専門家でもあるシンハン・リー博士の経営する会社(【訳注】HiFi DNA Tech)のプレスリリースだからだ。
2016-04-10 02:58:02リー博士は現在、自社のHPV検査システムをクラス2の医療機器に分類してくれないFDAを訴えている(これまでのところ成果は上がっていない)。【訳注】この記事の原文は2010年のものです。
2016-04-10 02:59:08リー博士は2010年8月、ボサのラジオ番組に出演して、女性はHPVワクチン接種の前にHPV感染検査を受けるべきだと強く勧めた。
2016-04-10 03:00:04このリンク先(sanevax.org/resources/pre-…)を見ていただきたい。【訳注】ただし「404 Page Not Found」が返ってくる。
2016-04-10 03:01:42【訳注】シンハン・リー博士 - Dr. Sin Hang Lee。HiFi DNA Tech(hifidna.com)の社長。
2016-04-10 03:02:51では、何が真実なのか。一見、この主張は奇妙に思える。さまざまな型のHPVに感染するのは(たとえそれが癌を引き起こす型であっても)、通常は大したことではない。感染したところで免疫システムを通じて身体が感染を除去するから何も起こらない。
2016-04-10 03:03:10問題は感染者の中に小さな比率で存在する感染を除去できない人たちで、ずっと感染したままになる。ここで思い出してもらいたいのは、ワクチンが自然感染と同様に免疫システムを刺激するということだ。
2016-04-10 03:03:24つまり、ある型のHPVに感染しているのであれば、その型に対する抗体をすでに持っていることになる。したがって、現在感染している人には、ワクチンの効果はまったくないことになる。
2016-04-10 03:03:36では、何が起きたのか。認可のための研究の1つで、過去に感染していた型に対するワクチンを接種された女性の下位群で状況の悪化が見られたのである。それが13ページの表の-44.6%という数字である。
2016-04-10 03:06:37「したがって、研究013で問題となった下位群に関する臨床審査チームの懸念は残っているが、これが1つのサブグループに偏りがあったこと、つまり、治験開始時にガーダシルを接種された人が、CIN 2以上に悪化するリスク要因が大きかったことを示しているという、ある程度の根拠がある。
2016-04-10 03:08:38最後に、このワクチンは以前にHPVに晒されている(PCR陽性で血清反応陽性)女性には治療効果が欠けていることについて、強い証拠がある。その数は全調査対象の約6%である。」(強調は引用者)
2016-04-10 03:09:40つまり、ガーダシルの接種によって、すでにHPVに感染している女性の発癌率が増えるという科学的根拠はなく、しかも、まとめられたテストデータは問題があることを示していない。
2016-04-10 03:09:46だから、真っ当なアプローチは、この問題を完全に無視することだ。さもなければ44.6%という数字をFDAによる解説と共に示すことである。もちろん、そんなことをすれば、その数字には意味がなくなるので、ただ削除することになる。
2016-04-10 03:09:55ここで取り上げるのは「FDA概要文書、ワクチンならびに関連生物製剤に関する諮問委員会会議、2009年9月9日、グラクソスミスクラインバイオロジカル社サーバリックス」というPDFだ。
2016-04-10 03:10:17レスリー・ボサと共謀者らは、ガーダシルの数字にしたのとまったく同じことをサーバリックスにもしている。お気に入りの数字を見つけ出すだけで、解説は除外してしまうのだ。
2016-04-10 03:13:58こちらでは-32.5%という数字を選んだ。ご想像通り、サーバリックスに関する2つの主要な研究の1つから。治験開始時に16型または18型に感染していた人が最終的に悪い結果(CIN 2以上)になる比率が偽薬群よりも高かったというのである。
2016-04-10 03:14:25「治験依頼者は、治験開始時に異常細胞があってCIN 2以上に進行した患者の総数を考えたとき(治験開始時に異常細胞があった患者の総数は1,484人)、CIN 2以上に進行した患者はHPV群では103人(13.6%)、HAV群では101人(13.9%)だったと記述している。
2016-04-10 03:15:18