- hello_huginn
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朝日新聞の取材、一昨日は「一極集中」、今日は「憲法とグローバリズム」。どちらのテーマも「日本のシンガポール化」ネタをつかみにしてお話しました。人口減少の日本で無理くり経済成長しようとしたら都市部への一極集中しか解はありません。そのためには地方を居住不能にする必要がある。
2016-04-21 21:45:26地方には生活基盤がない、交通も通信も医療も教育もアクセス不能という状態を作り出せば、人々は都市に集中します。だめ押しに人びとが脱出しそうな先で老朽化原発を稼働させる。これで完璧。地価は高騰する、人件費は底なしに下がる、流通コストは最少化できる。「いいことづくめ」です。
2016-04-21 21:54:15僕が役人で「人口減少社会で経済成長するための方策」を上司から聞かれたらこう答えます。「里山が都市部からの脱出者の受け皿になる限り、一極集中は成功しません。まず地方を潰して、里山を居住不能にすることが肝要です。原発稼働と、地方の自然災害には復興予算をつけないというのも効果的です。」
2016-04-21 22:00:19べつに特に邪悪な人間でなくても、経済合理性(但し短期的な)を配慮すれば、グローバル資本主義世界に最適化するためには、地方の切り捨て、弱者の切り捨て、労働者の窮乏化、兵器産業への資源集中、立憲政治の廃止というのが「満点答案」であるのは自明です。
2016-04-21 22:05:47安倍政権はまさにその政策を粛々と実行しているわけで、「経済成長しないとすべては終わる」と思い込んでいる人たち(日本のおじさんの80%くらい)は「確かにこの道しかないわな」とぼんやりこれに同意しているのです。ほとんどカルトです。
2016-04-21 22:11:25グローバル化か立憲政治か。「どちらも」という選択肢はありません。どちらかを取るしかない。有権者のマジョリティは「立憲政治を棄てても経済成長」というシンガポールモデルに惹かれています。その分岐点が今度の選挙です。自公が勝てば、立憲政治の終わりまでのカウントダウンが始まります。
2016-04-21 22:19:41