コマ割に見る日本のマンガと欧米のマンガの違い

「コマについての考え方が欧米と日本では全然違う」というツイートをきっかけに始まった、@yokumiruyumeさんと@wizardrylifeのやりとりをまとめました。 「西洋のマンガは一つのコマの中に複数の時間がある」ということを、@yokumiruyumeさんがマクラウド『マンガ学』を踏まえながらとてもわかりやすく解説して下さっています。 最後の方でマンガのパースの話(@KEUMAYAさんのツイートをまとめたもの http://togetter.com/li/89045 )につながりますが、技術と効果と世界観(おおげさ?)がつながっていることが確認できて、ちょっと感動します。
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藤本由香里 日本帰国 @honeyhoney13

メディア芸術祭の内覧会と授賞式から帰宅。受賞されたみなさま、ほんとにおめでとうございました! 感動してしまいました。みなもと先生はこのところお祝い続きだし、山本直樹さんは今日、すっごく男前度が上がっていた! 規制の対象になりつつ、国から受賞する、っていうのがいいよね。

2011-02-02 01:00:16
藤本由香里 日本帰国 @honeyhoney13

今日は、功労賞に『モーニング』『アフタヌーン』を創刊した栗原良幸さん。編集者として発見したこと、として、「どれでもいい、マンガの中から2コマを抜き出せば、必ずそれ以外のコマが頭に浮かんでくる」「日本人は『コマの思考』を発見した」と。コマについての考え方が欧米と日本では全然違う。

2011-02-02 01:15:20
藤本由香里 日本帰国 @honeyhoney13

日本では1つのコマには一つの時間しかない。欧米のコマには、その中に複数の時間がある。日本では1つのコマには一つの時間しかないから、「その瞬間に必要なベストの顔が描ける」。」しかし複数の時間がある欧米のマンガでは、ただの「ある人の普通の顔」になる。まさに至言。

2011-02-02 01:18:35
孤独な散歩者@愛のわんこ党 @wizardrylife

今ひとつ実感できない……。何か例がほしいと思った。RT @honeyhoney13: 日本では1つのコマには一つの時間しかない。欧米のコマには、その中に複数の時間がある。日本では1つのコマには一つの時間しかないから、「その瞬間に必要なベストの顔が描ける」。」しかし複数の時間が…

2011-02-02 01:22:55
honoka @MozikaM

@wizardrylife @honeyhoney13 スコット・マクラウド『マンガ学』の出番ですね。今日は寝てしまうので詳細はご希望があれば後程。

2011-02-02 01:51:01
孤独な散歩者@愛のわんこ党 @wizardrylife

ご紹介いただけると嬉しいです。海外のマンガ=「複数の時間」というのがイメージできないんです。RT @yokumiruyume: @w @honeyhoney13 スコット・マクラウド『マンガ学』の出番ですね。今日は寝てしまうので詳細はご希望があれば後程。

2011-02-02 23:38:53
honoka @MozikaM

@wizardrylife 先日の「マンガ学」とはこちらの本です。蛍光ピンクが眩しい…|マンガ学―マンガによるマンガのためのマンガ理論 スコット マクラウド http://t.co/Wpt2tku @w @honeyhoney13

2011-02-02 23:54:21
honoka @MozikaM

@wizardrylife で、『マンガ学』の内容ですが、コミック作家ウィル・アイズナーによるコミックの定義「シーケンシャルアート(連続的芸術)」を下敷きにしながら、コミック/マンガの「形式」とは何か?という考察を展開、それぞれ細かい要素にも踏み込んだ話がなされていくわけで…

2011-02-03 00:01:25
honoka @MozikaM

@wizardrylife なんですけど、下敷きになっている定義が「連続的芸術」なので「2つの絵を繋げた時に、ひとつひとつの絵とは違うものが出来る、それがマンガだ」というのがスタート地点。で、マクラウドは「映画は時間的に、マンガは空間に1コマずつ絵を並べたものだよね」、と。

2011-02-03 00:11:46
孤独な散歩者@愛のわんこ党 @wizardrylife

@yokumiruyume なるほど。「時間」と「空間」と言われたらそれはその通りかも。ちょっと思ったことがあるけど、それは話の終わりにでも。

2011-02-03 00:14:53
honoka @MozikaM

@wizardrylife ですから『マンガ学』の出番とは言いましたが、マクラウドの見方ではコミックのコマの中の時間は、一コマ毎にコマの間の空白で区切られているとするのが基本の見方です。ただし「コマの大きさによって、空間の広さとそこに含まれる時間の長さが変化する」とも言うのです

2011-02-03 00:18:23
孤独な散歩者@愛のわんこ党 @wizardrylife

@yokumiruyume なるほど。でもその場合、欧米のマンガにも複数の時間は存在しないのでは? "日本では1つのコマには一つの時間しかない。欧米のコマには、その中に複数の時間がある"

2011-02-03 00:23:51
honoka @MozikaM

@wizardrylife だからコマ枠によって閉じられなかった見開きの絵は、その印象がマンガ全体を通した時間の印象にも影響を与える程大きな効果を持っているんだ、と。その「(見開きの絵の)テクニックもやっぱり日本のマンガで最初に使われ、最近やっと西洋に入ってきたんだ」と。

2011-02-03 00:26:11
honoka @MozikaM

@wizardrylife あ、見開きじゃないですね、すみません、正しくは「裁ち切り」の絵です

2011-02-03 00:27:42
孤独な散歩者@愛のわんこ党 @wizardrylife

@yokumiruyume 興味深いです。裁ち切りを使うというのは、メタ視点を必然とすると思うので。

2011-02-03 00:29:32
honoka @MozikaM

@wizardrylife で、時間と空間の話の最初にマクラウドが例に挙げているのが、こういう場合のコマです。「ロープの1センチを1秒としてみると」こういう格好になる筈だと (上から8番目の画像です→) http://bit.ly/hZU8Fh

2011-02-03 00:34:44
honoka @MozikaM

@wizardrylife えー、Web頼りだと狙った画像を引っ張って来るのが難しいので、明日当たりにtwitpicの力を借りてオチをお送りしたいと思います。個人的には「日本では1つのコマには一つの時間しかない」というのは逆に、日本のマンガの技術的な限界の話だと思うんですけども…

2011-02-03 00:48:17
孤独な散歩者@愛のわんこ党 @wizardrylife

@yokumiruyume すいません。昨夜は解説していただいている最中、寝落ちしてしまいました。"「ロープの1センチを1秒としてみると」こういう格好になる筈だと(上から8番目の画像です→) http://bit.ly/hZU8Fh…" これは表現が線形的だということですよね。

2011-02-03 11:19:22
孤独な散歩者@愛のわんこ党 @wizardrylife

@yokumiruyume でも、そのロープをたどるような線形性は物語ゆえの拘束だと思うんですよ。そうなると、「西洋のマンガは複数の時間がある」という最初の定義は、「物語がない」あるいは「既知の物語の絵解」だからなのではないかと。「http://bit.ly/g5FmHF

2011-02-03 11:24:42
honoka @MozikaM

こんだけあればなんとかなるかな… http://twitpic.com/3w2uv5

2011-02-03 21:58:48
honoka @MozikaM

@wizardrylife はい、えーとですね、物語性についてもいろいろあるんですが、まずは1:マンガ=「連続的芸術」 2:その鍵になるのがコマとコマの繋がりであること の2点に絞って、私が思った「西洋のマンガは(1コマの中に)複数の時間がある」について決着つけようと思います。

2011-02-03 23:22:09
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コメント

孤独な散歩者@愛のわんこ党 @wizardrylife- 2011年2月7日
藤本由香里さん(@honeyhoney13)のツイートを補足しました。
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