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「人間的」って言った時、その対極にあるのは「機械的」であるというイメージは根強いと思うんだけど、実はこれは機械が発明されてからの概念で、それ以前は「獣的」であることが非人間性だったのよね。かつては論理性が人間性だったのに、今は感性が人間性とされているのはとても不思議だ。
2016-04-20 09:09:05かつては「人間的でないもの」を非難するのはインテリ層エリート層だったのに、だんだん大衆も簡単に「人間的でないもの」を非難する環境にアクセスすることができるようになり、徐々に矛先が変わっていったのだろうか。(雑)
2016-04-20 09:11:22@miyamasin 機械(非人間、非感性) ↑ ↑ 人間(感性、理性) ↓ 獣(非人間、非理性) こういう事だと思います。 どちらも非人間ではありますが、相対的に機械の方が非人間的であるため、非人間の主たる対象が獣から機械に取って代わったのではないでしょうか。
2016-04-20 18:28:12@miyamasin 単に比較に出す対象が変わっただけだと思います。 機械も獣も「理性や情を持たない」という点では違いがありませんので。
2016-04-20 22:13:03@miyamasin キュゥべえ論理的だけどめっちゃムカつくじゃないですか。 あれをロボットにせず獣にしたのは何かの皮肉を感じますね。 論理的で合理的が素晴らしいのは、非論理的で非合理的な道徳が確立してないとお話にならない。それが聖書だったり論語だったりするけど。
2016-04-20 22:22:19@miyamasin ぶっちゃけ、合理的な思考って言うのはアルファGOが取った戦略みたいに、定理から考える人間からすれば理解しがたい思考回路なんですよ。人間の暗黙の了解のない合理的な思考はなにするかわからん。 町の治安を守るために無作為に残虐な手段で人を殺すこともありうる。
2016-04-20 22:27:09@miyamasin そもそも、古細菌を見れば動物は合理的だし、 同じ年齢の幼いチンパンジーと人間の子どもとではチンパンジーの方が合理的にモノを考えてるって実験結果がある。 非合理的だからこそ、寄り道して動物より知識があるんですよ。
2016-04-20 22:30:06@debunobu1 @miyamasin すべては人間の所業でございます(^_^) 分類したがるのは理想の「人間」になりたいってことでしょうか。
2016-04-20 12:32:29@yamanotakasi @miyamasin かと思います(^o^;)分類したがるのは人間の性のようですのである意味人間的な行動なのでしょうね(^o^;)
2016-04-20 12:35:26.@miyamasin @nimurahitoshi アリストテレスの言葉に、「ポリスを必要としない者は神か野獣である」というのがありますね。
2016-04-21 16:58:50ここからが本番
↓前にtwitterでした話を思い出した。デカルトの時代だとほぼ動物=機械 machine なんだよね。そこから分岐した。そして最近、AIの動向を見るに、ひょっとしたら感性や直感の方が「論理」より先に機械的にモデル化が簡単じゃない?みたいな話もでてるので…そのうち回帰するかも?
2016-04-21 11:10:59@skomai その場合内的表現というと、「機械(主体)が内的に感じることのできる表現」という意味でしょうか?それは確かに難しそうですし、「『心』はあるのか」「『他者』はいるのか」云々の議論に回帰していきそうですね(一連の議論がありましたよね?確か…)
2016-04-22 13:16:58(承前)前にした話というのは、確か17世紀以前に詳しい方々からの指摘で、machineに無機物(金属など)で構成された存在を想像するのが恐らく初期近代より後だって内容。デカルトの頃のmachineはもっと定義が広くて、いわゆる有機的なものも含むし、からくり細工的なものも含む
2016-04-21 11:14:52以前の話……?
東京で非常勤講師をしてたときネタ本の一つにしてたベルギーの技術史家Jean Baudetの技術史教科書、De l'outil a la machine(道具から機械へ)を読み直してるんだけど、これなかなか面白い本だったんだなと実感。
2011-06-03 16:00:39@concentusmn @shinjike @0oHANNAo0 なるほど。感覚の問題については無知でした。ご教示ありがとうございます。ちなみに、動物は魂の無い機械、みたいな話もあった気がするのですが、肉体と機械の違い(生命論的な)は論じられていましたっけ?
2014-11-29 19:07:16@concentusmn かなりうろ覚えですが、『方法序説』で小動物が機械扱いされていて衝撃だったのを覚えていますw でもなるほど、物質観がまだ定まっていないのですね。だからディドロがあとで色々言うのですね。このテーマも私は弱いので要勉強なのですが。
2014-11-29 19:36:12@0oHANNAo0 @shinjike 多分その問題は論点が二つあって、(1)歴史的に西洋近代において女性が身体性と結びつけられすぎていた、(2)近代人男性(特に貴族・ブルジョワ)の身体経験(兵隊になる、労働する機械)が学術に反映されすぎていた、ということがあるんだと思います。
2014-11-29 20:37:21@concentusmn ああ、そうか、つながりました。デカルト〜機械、共感理論の排除と引力のくだりだけつながってて、デカルトと生命の関係はかなり記憶が欠落していました。ご教示ありがとうございます。
2014-11-29 19:50:46@mskota 私のポストのことかなと思ったのでお答えしますと、「機械化」には確かに二つの側面があり、主体がエンハンスメント的に意志を持って自ら機械化するベクトルと、操られる機械、すなわちマリオネット化のベクトルがあるようにみえます。そして女性はしばしばマリオネット的に描かれる→
2015-08-06 16:12:38