20160611高木仁三郎市民科学基金公開プレゼンテーションin京都

つぶやきをまとめさせて頂きました、問題ございましたら対応させて頂きますので、お手数ですが、ご連絡いただけますようお願い申し上げます。
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HOSOKAWA Komei @ngalyak

今日は高木基金 takagifund.org の2015年度国内助成研究の成果発表会(その2)、京都キャンパスプラザにて、まもなく開会です。毎年この時期に東京で発表会を開いてきましたが、ことしは東京・京都・土浦と3ヵ所にわけて開催する試み。

2016-06-11 12:58:19
HOSOKAWA Komei @ngalyak

承前)発表会のプログラムは こちら ↓ takagifund.org/activity/2016/…

2016-06-11 13:01:08
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承前)東京での第1回発表会の模様は、 こちら ↓ で御覧いただけます。 twilog.org/ngalyak/date-1…

2016-06-11 13:04:41
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都1】 13:10 はじまりました。司会進行は事務局長の菅波さん。開会あいさつ、高木久仁子さん(基金理事)。助成件数が増えてきて1日で発表会を終えることが難しくなってきたので、今年は3回にわけて開催することに。5/28に東京で第1回、今日が第2回。

2016-06-11 13:13:37
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都2】 第3回は6/26に土浦で。高木基金は今年で設立15年。2000年に私の連れ合いの仁三郎が亡くなって、翌年に設立。みなさんの支援で続いてきた。高木仁三郎は核化学の調査研究をしていた。最初から「反原発」だったわけではない。調べるうち、意識が深まった。

2016-06-11 13:16:18
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都3】 菅波さん: これまで東京での開催が多かったが、京都では3回目。5件の発表。25分のプレゼン、15分の質疑で進めていきます。それでは、最初の発表おねがいします。

2016-06-11 13:19:58
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【高木基金発表会in京都4】 (1)向井 宏さん(海の生き物を守る会) 「日本の砂浜生態系の多様性保全のための研究」30万円助成   日本の本来の砂浜海岸、現在はとても少なくなってしまった。砂浜には多くの生き物。そこにしかいない様々な生物。日本中から砂浜が消えつつある。

2016-06-11 13:21:52
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【高木基金発表会in京都5】向井さん発表続き 国交省によると2395ヘクタールの砂浜が消失(1978-92)、富士山が世界遺産になったとき一緒に「三保の松原」も指定されたが、毎年、砂を補給してかろうじて維持している状態。写真比較1984/1986。全国平均で毎年5メートル消失。

2016-06-11 13:24:46
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【高木基金発表会in京都6】向井さん続き 所によっては年間10数メートルの幅で砂浜が消えている。最大要因はダム。全国のダムが抱え込む砂は15億立米、砂浜を幅100メートルとして単純計算すると15,300km分に相当。ダム堆砂量は日本の砂浜のすべての砂の量を超える。

2016-06-11 13:29:11
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【高木基金発表会in京都7】向井さん続き 国交省は人工工作物で砂浜の維持をはかる。離岸堤など。しかし、離岸堤は砂の供給も止めてしまう。そこで浜を維持するためには、人為的に砂を供給しないとならない。生き物に大きな影響。「砂浜」を守るために(本来の)砂浜を壊すことになる。

2016-06-11 13:31:37
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【高木基金発表会in京都8】向井さん発表続き 鹿島灘、砂浜沖の遠浅の構造。ハマグリの産地。砂浜の破壊により、ハマグリ収穫量は急減。ハマグリ以外のデータが無いが、あらゆる生物が影響を受けていることが推定される。

2016-06-11 13:33:58
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都9】向井さん続き 瀬戸内海では建設・埋め立て資材として海砂を大量に採取。関空の建設など。各地で海岸侵食という結果に。瀬戸内海では海砂採取は禁止されたが、ほかの地域では続いている。とくに九州・奄美で。嘉徳海岸(奄美)、浸食された浜の写真。ダム無いのに砂喪失。

2016-06-11 13:37:36
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【高木基金発表会in京都10】向井さん 「国土強靭化」という名の海岸破壊。砂浜は陸の生態系と海の生態系をつなぐ存在、それが壊れると海も陸も影響うける。防潮堤、幅80m高さ15m、浜が見えなくなる(景観)だけでなく、実際に砂が無くなる。津波後の三陸、また、伊豆半島全体をコンクリート

2016-06-11 13:40:15
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都11】向井さん発表続き で囲んでしまう計画まである! 日本では「1ミリたりとも海岸を侵食させない」という妙なポリシーがある。海外ではどうか。イギリスの海岸管理。家の移転(代替地の提供)など、柔軟な対応。コンクリートの壁をたててまで、という発想をしない。

2016-06-11 13:42:54
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都12】向井さん続き 砂浜生態系の市民調査の試み。研修会を実施、その内容は中間報告書を今日もってきていますので、どうぞお持ち帰りください。ハマトビムシ(日本に8種類)のフィールド図鑑も刊行。これまでの図鑑にあまり載っていなかった情報。

2016-06-11 13:45:31
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都13】向井さん 市民調査の成果を環境政策にどう生かすか、シンポジウムやワークショップで議論、国交省、環境省、奄美のケースでは鹿児島県知事などに要望書を提出。「守るべき日本の砂浜30」の選定も。高木基金の助成でいろいろな活動ができ、感謝します。

2016-06-11 13:47:28
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都13】向井さん(海の生き物を守る会)の発表への質疑応答 藤原寿和さん(基金顧問): 国による海浜調査はどうなっているか。ダムや海砂採取の影響は、それらの調査でどうとらえられているか。 向井さん: 環境省の海岸状態調査、自然海岸/半自然海岸/人工海岸に分けて

2016-06-11 13:49:40
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都14】 向井さん回答続き: 調べた(20年前)、自然海岸は1割程度。それ以降、環境省は調査していない。ウミガメの調査はしている。侵食の原因、大半はダムによる流砂系のストップ。沖合の海砂採取があると、ダムが無くても海浜侵食すすむ。北海道の野付半島は護岸工事の

2016-06-11 13:52:21
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都15】 向井さん続き:…護岸工事の影響で砂州への砂の供給が止まり、あと30年で半島が無くなるとも言われている。環境省には、市民調査の成果を活かして政策を検討してもらうよう要望。国交省には護岸のあり方の見直しを要望。

2016-06-11 13:53:57
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都16】向井発表への質疑 鈴木譲さん(選考委員): 浜名湖に長年、勤務してきた。佐久間ダムの影響は大きい。浜名湖の漁業にも影響。ダムはまもなく堆砂で満杯になる。どうなるか予断ゆるさず。浜を守るシンボルになる生き物は?里山のオオタカや上関のウミスズメのような。

2016-06-11 13:56:04
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都17】 鈴木委員続き: ハマトビムシだと、シンボルとして弱い? 向井さん回答: ウミガメはシンボル足りうるが、ウミガメの来ない砂浜は守らなくていい、ということにはならない。ウミガメ保護活動をする人の中には、ウミガメを守るためなら護岸工事も求めるという人も。

2016-06-11 13:57:54
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都18】 向井さん続き: 塩生植物の存在にも注意したい。ハマトビムシは、各地の浜によって種類が違うのだが、そういう事実さえあまり知られてこなかった。砂浜を歩くと、ぴょんぴょん足にとびついてくるやつ。オスを見て種類を見分ける。メスの見分けは専門家でも難しい。

2016-06-11 14:00:28
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都19】2つめの発表 (2)市野和夫さん(設楽ダムの建設中止を求める会 地質調査グループ) 「設楽ダム建設予定地周辺の地質調査」30万円助成 したらダム、中止を求めて住民訴訟を続けてきた。裁判では地質の問題が重要論点。1審ではとりあげることできず、高裁で。

2016-06-11 14:02:02
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都20】市野さん発表 国土問題研究会が提供してくれた情報で、国の地質調査の欠陥が明らかに。専門家の助言をうけつつ市民が読み解く試み。分かってきたことをご報告したい。三河湾に注ぐ豊川(とよかわ)上流の設楽(したら)盆地。中央構造線が曲がって北上するあたり。

2016-06-11 14:07:16
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都20】市野さん発表続き 三河湾は閉鎖性の強い内湾。矢作川にもダムたくさん、豊川の水源開発もかなり進んできた。設楽ダムは生態系の「最後の息の根を止める」ようなダム。治水上、ほとんど役立たず、利水機能も限られているが、図体はでかい。本体建設はまだ。

2016-06-11 14:09:05
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