20160611高木仁三郎市民科学基金公開プレゼンテーションin京都

つぶやきをまとめさせて頂きました、問題ございましたら対応させて頂きますので、お手数ですが、ご連絡いただけますようお願い申し上げます。
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HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都21】設楽ダム続き 地形的に複雑な場所での立地。すぐ近くに町。盆状構造の北のへり。第四紀断層の有無、深層崩壊の恐れ、ダム漏水の恐れなどがある地質・地盤ではダム建設を避けるべき。設楽ダムでは懸案事項が解決されていない。十分な調査がなされていない。

2016-06-11 14:12:30
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都22】設楽ダム続き 事業者の情報開示資料を読み込み。地質調査の中身、1992年に懸案事項の特定、翌93年にサイトの絞り込み。1年で懸案事項がすべて調査できた筈はないのだが。ダムサイトに向かう断層の詳細調査がされていない。活断層は一次調査のみ、二次調査せず。

2016-06-11 14:15:23
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都23】設楽ダム続き 「二重山稜地形」(大規模崩落の懸念)の詳細調査できていない。右岸でのボーリング調査と地滑りモデルの検討のみ。第三紀層の詳細調査もされていない。左岸の不整合面の標高見積りに疑問。実は60年代に電源開発が調査して、撤退を決めた不良地盤地域。

2016-06-11 14:18:38
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都24】設楽ダム続き 市民調査は、事業者による調査の内容精査と、市民による独自調査の両面で進めた。隠された情報がないか、専門家の助言を受けつつ探った。事業者が報告していない断層も確認した。現地調査、断層面などの写真を解説。かつての大崩落の痕跡も。

2016-06-11 14:22:40
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都25】設楽ダム続き 新たに確認された断層を延長するとダムサイト左岸斜面を切る。事業者報告書には、左岸斜面に「高透水性ゾーン」あり。漏水の懸念。深層崩壊の危険も考えられる。右岸の二重山稜地形、事業者はボーリングせず。直下流右岸は地滑り懸念からダム座位ずらす。

2016-06-11 14:27:13
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都26】設楽ダム続き 国の調査で漏水の懸念が示された地点について、詳細調査がされていない。前述の不整合面は、国の見積りより50〜60mも低いので、満水位より下になる。国の地質調査はひとことでいえば「不合格」。本体建設にすすむことは許されない。

2016-06-11 14:30:06
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都27】設楽ダム、市野さん発表への質疑 藤原顧問: 台湾での深層崩壊のあと、国交省は日本の危険地帯について調査してリストアップしたが、そこには入っているのか。リストアップされても対策は無いのだが。 市野さん: 設楽ダムのあたりは入っていない。

2016-06-11 14:32:18
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都27】設楽ダム、質疑応答 市野さん回答続き: 深層崩壊の可能性について、国はともかく触れず、避ける。ダムサイトの座位変更で解消されたとする。 鈴木委員: 大村愛知県知事がこのダムについて否定的な見解を述べたとも報じられているが?

2016-06-11 14:34:21
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都27】設楽ダム、質疑応答 市野さん回答: 知事は国交省の再検証結果をのんでしまった。 こんたに(紺谷?)さん(国土問題研): 不整合面について国の捉え方は大きな間違い。へんま岩ではなく第三紀層。ボーリング調査も、二重山稜の下に届くほどの深さでやっていない。

2016-06-11 14:37:45
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都30】設楽ダム、質疑応答 (ごめんなさい、ナンバー27が3つ重複、28,29に修正してね) 長谷川さん(植物調査が専門): ダム調査のあと法面崩壊した実例を経験している。あとで調べたら問題がいっぱい出てくることがある。事実を認めさせるにはどうしたらよいか。

2016-06-11 14:39:52
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都31】設楽ダム、質疑応答 市野さん回答: 活断層については、国のマニュアルに「二次調査」の規程があるが、設楽ダムでは全くやっていない。国の基準に照らして、ちゃんと調査せよと求めている。全く調べていない項目もあるので、やりなおしを要求している。

2016-06-11 14:41:19
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都32】設楽ダム、質疑応答 菅波事務局長: 高木基金が助成したのは30万円だったのだが、国は一体いくらかけて調査したのかと思わざるをえない。露頭の現場調査などもふくめ、しっかり市民調査していただいたと思う。 フロア質問: 危険が明らかになっても報道されない。

2016-06-11 14:43:33
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都33】設楽ダム、質疑応答 質問続き: 報道させるにはどうしたらよいのだろうか、会場の皆さんにも聞きたい。 市野さん回答: まず証拠をしっかり固めることが大事なので、これまであまり発信してこなかったが、これから発信していく。

2016-06-11 14:44:46
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【高木基金発表会in京都34】 (3)高島美登里さん(上関の自然を守る会) 「上関原発予定地周辺海域における希少海鳥の生態解明と温排水による影響予測の試み」 50万円助成 1999年「長島の自然を守る会」として発足、高木基金にはずっと育てていただいた。カンムリウミスズメの飛翔写真

2016-06-11 14:46:20
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都35】高島美登里さん発表 上関原発をめぐる状況。福島事故以降、埋め立て工事は止まっている。埋め立て許可が失効するので中国電力は延長申請を出したが、県は結論ださず。電力は「再延長申請」! 県は補足説明求めるなど、ボール投げ合っている状態。判断ずるずる延ばす。

2016-06-11 14:49:18
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都36】高島さん発表 裁判所による現地検証が決まった(7月28日)。市民によるカンムリウミスズメ調査は160回に及んだ。中電アセスでは調査不十分だったので、市民がつきあげ渋々調査、それでも26回のみ。

2016-06-11 14:52:07
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都37】高島さん発表 カンムリウミスズメは夏は北海道にしかいないとされてきたが、上関周辺海域では周年滞在。GPSによるジオロケータ調査では、春は太平洋沖合、夏に北海道・沿海州、冬に日本各地の繁殖地というのが通常パターン。

2016-06-11 14:55:27
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都38】高島さん続き ところが上関での周年生息が確認され、世界の研究者が注目。遠回りをしない「なまけものグループ」なのか? 上関個体群を通年観察して、羽の状態(換羽パターン)を見る。夏から冬への生え換わりの、うまく飛べない時期もずっと同じ海域にいる。

2016-06-11 14:58:47
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都39】高島さん続き 子育ての様子もよく観察できた。船が近づくと親鳥が船側に位置を変えるなど、子を守る行動。オオミズナギドリも瀬戸内海では唯一の繁殖地。これもなまけもの個体群で、あまり遠出しないことが確認されている。プランクトン・稚魚調査、たいへんな重労働!

2016-06-11 15:02:03
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都40】高島さん続き プランクトン調査から、流れ藻の浮遊分布とカンムリウミスズメのその時々の位置がおおむね対応していることが明らかになってきた。調査報告を刷って、上関町に全戸配付。マスコミへの発表、地元でのシンポ開催。ヒナ確認映像のTV放映も5月に。

2016-06-11 15:05:05
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都41】高島さん続き ハワイでの太平洋海鳥会議で発表する機会をえて、それを聞いた学会長さんが上関を見に来てくれた。地元シンポは、福山大学の海洋行動学の学生たちの調査発表、地元の人の関心は高く、いろいろ質問も出た。学生さんたちは緊張、例年は我が家でビール飲みな

2016-06-11 15:07:44
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都42】高島さん続き …ビール飲みながらの「卒論発表会」だったが、今年は初めて地元の人たちの前で。よかったので続けていこうと。調査船を出してくれた漁師の小浜鉄也さんが、ヒナの確認に感動して「20年ぶりに日記書いたよ!」と。『上関の自然を守る会』ニュースに掲載

2016-06-11 15:11:37
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都43】高島さん発表続き 地元の方々が『ニュース』を思いの外、よく読んでくれていることもわかった。「11月は未確認なんだね」など、棒グラフも読んでくれている。活動が地元の人に受け入れてもらえるようになったことが嬉しい。以下、質疑応答。

2016-06-11 15:13:45
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都44】高島さん発表への質疑 Q: 繁殖地の確認は? 高島さん: 巣を作らず、また、生まれてすぐヒナを連れて動く習性もあって、確認が困難。 細川(基金理事): 中電による調査との異同は? 高島さん: 調査海域を狭く絞っていたり、周年調査をしていないなど →続

2016-06-11 15:19:21
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金発表会in京都45】 高島さん続き: 調査の精度が悪い。 細川: スナメリ(中国電の当初のアセスではいないことにされていた)について、その後の知見は。 高島さん: 高木基金とは別の資金で調査を続けている。音響ロガーによる頭数調査(目視より精度高い)を去年から始めた。

2016-06-11 15:21:15