80年代マイナー美少女漫画の旅

吉田正高 @yoshidamasataka

この辺の80年代成年向け漫画の「歴史書」は散見されるけど、とりわけ際立った異色な漫画をチョイスして個別に解説した書籍とか、実はあんまりないんじゃないかなあ…てことで、敏腕編集者の皆さん、オレに依頼するなら、今がチャンスですよ（苦笑） pic.twitter.com/mW3FXPDZ9f

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そして、「成年コミック」マークが付与される少し前の漫画がごそっと出てきたので、差し支えのない表紙のものを選んで、ご紹介★

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80年代マイナー漫画界隈ではメジャーすぎて（苦笑）紹介するのは気がひけるけど、みなみゆうこ先生の漫画☆ 猫耳、極端に頭身を下げたデフォルメ、SFテイスト、と、この時代にみんなが望んだ要素がてんこ盛り♪ pic.twitter.com/UGbbL8vzJK

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時野実先生の『小悪魔にご用心』☆ 巻末に米澤嘉博さんが解説を寄稿されておりますが、この単行本の最大のポイントは、2016年現在、収録作品が掲載されていた特殊分野の雑誌が「存在していない」扱いになっていることでしょうか（苦笑） pic.twitter.com/Thul9Mb1D7

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回りこみの表紙が素敵な谷内和生先生の『ぴんく・まじっく』☆ 単行本の発行が1990年1月というまさにアレなタイミングでの発行ですが、個人的にこの女流漫画家さんの作品を成人向け漫画史の中で分類できなくて、難儀しております（苦笑） pic.twitter.com/X9wvJbbuqL

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五藤加純先生の『移動生高気圧』☆ 掲載誌がメジャーなので、読んだことある！って方は多いかも♪中森愛先生との違いは、そこはかとなく漂う「ガロっぽさ」でしょうか★ 時代が3周ぐらいした現在の視点では、表紙や装丁がナウいですね（苦笑） pic.twitter.com/GrIGh5dk8V

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水野啓太先生の『めるくま〜る』☆ 触手と特殊性癖と特異な体質に彩られたスペースオペラ♪ 内容に関するコマが一つもアップできないのは、オレの責任じゃないよ（苦笑） pic.twitter.com/tAV3pxEmYE

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渡辺ヒデユキ先生の『アトミックティナ』☆ 掲載誌がマイナーだったため再評価が進んでいないけど、美少女＋パワードスーツ＋スプラッター＋海外SF映画の融合で誕生した「80年代オタク文化のスクランブル交差点」漫画だ！ pic.twitter.com/M8MgQOWNYR

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ちなみに、この「アトミックティナ」にも、お約束の『童夢』パロディシーンが登場しております（苦笑） pic.twitter.com/giJrS92FXO

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YUMI先生の『愉快な仲間たち』☆ 掲載誌が『パンプキン』ってだけでも相当ヤバイけど、不条理な内容はそれを上回って（苦笑）、架空まさる先生や六波羅芳一先生へと繋がる細い糸が、オレにはハッキリ見えたぜ！ pic.twitter.com/Wz4TB8iAh3

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@yoshidamasataka 昨夜、勢いで連投した「成年コミックマークが付与される以前のB5版成年コミック」の紹介で、「メジャーな漫画誌」扱いしていたのが『漫画ブリッコ』ってあたり、オレもだいぶ疲れてるなあ…と実感する46才です（泣笑）

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さて、夜も更けてきたので、昨夜の続き「成年コミックマークが付与される以前のB6版成年コミック」のご紹介といきますか！

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現在は黒ギャル漫画の第一人者として異彩を放っている たべこーじ先生の初期単行本『マジックNIGHT』☆ やばいタイトル、超絶バイオレンス展開、漫画家自身による風俗突撃取材と、バラエティに富みすぎる内容が素晴らしい（苦笑） pic.twitter.com/5eM84dforF

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『魔界学園』の細馬信一先生が、矢島みのる名義で刊行した『夏体験STORY』☆ 先生がこの表紙イラストを美少女漫画風に描くのが大変だったろうなあ…と容易に推測されるぐらい、内容はバリバリのエロ劇画（苦笑） pic.twitter.com/RhDPWWKe50

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いまや伝説の漫画家と化した「くり鋭斗」先生の『BAD DREAM』☆ 海外のスプラッター映画への傾倒と、アメコミ風の絵柄を美少女漫画テイストに仕立てた実に独特のセンスが光る逸品ですが、紹介できるページが少なすぎ（苦笑） pic.twitter.com/XKIHfxbYlH

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いまやカルトコミックの仲間入りをしてしまった円谷なおと先生の『性戦士タンバリン』☆ 豪速球をストライクゾーンど真ん中に投げ込むがごときタイトルは、富野御大がみたら椅子から転げ落ちること必至ですが（苦笑）、巻末の作者の嘆きにも注目★ pic.twitter.com/nfRibA4OwD

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『性戦士タンバリン』の円谷なおと先生とも縁の深い、きたじま晶先生と桃川ぴんく先生による『時計じかけの春風』☆ 80年代のカルトなアダルトアニメを彷彿とさせる無茶な展開は、今後のより高いレベルからの再評価が期待されます（苦笑） pic.twitter.com/5uW6KXqwt5

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このどんと先生の『奴隷戦士マヤ』☆ 第三部のあとがきで作者自身も語っているように複数誌にまたがって描き続けられた不遇の「異世界召喚系人体改造漫画」★ 世界的な再評価を望みたい傑作です♪ pic.twitter.com/Y89jLwnWS9

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現在もご活躍中の、ちゃたろー先生が80年代に残した唯一の商業単行本『コマスドー』☆ タイトルだけでヤバイけど（苦笑）、中身は現在の先生の作風を示唆したアレな感じに仕上がってます★ もちろん、若きちゃたろー先生の巻末の嘆きも最高♪ pic.twitter.com/fCVhzJOynH

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ちなみに、このご時世なので、twitter上では画像つきでご紹介できない例として、みかりん先生、鋭利菊先生、和田エリカ先生、麻野明先生、矢追町成増先生、ぽいんとたかし先生などがあげられます（苦笑）

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悶悶（後にMON-MON）先生の『ブリッコ ミミ』☆ 一時期『漫画ブリッコ』の表紙を担当されていた悶悶先生による1986年的ネコミミ漫画♪ 写真集テイストもあり、四コマもありですが、中身は全然エロくないという（苦笑） pic.twitter.com/54kmMFJXdB

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船戸ひとし先生の『キャプテンナナの冒険』☆ 頭身が低いコロコロした独特のキャラクター造形と、（いろんな意味で・苦笑）ハードな内容で構成されたエロティックなスペースオペラ漫画♪ 本格的な再評価が待たれます★ pic.twitter.com/2kEp1r7ZyB

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『オレってピヨリタン』の高崎隆先生が、PJ-1名義で描いていた『美少女100％』☆ のちに絵柄を進化させ、超過激な成年向け漫画を手掛けられる先生が、「美少女漫画」スタイルで描いた初期作品★ pic.twitter.com/8jTIJNxgWb

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のちにTHE SEIJIと改名される青空みどり先生が、あの『ハーフリータ』に掲載した作品をまとめた『人魚の女の子』☆ エロ漫画ではないどころか、普通のストーリー漫画ですらないシュールなカルト漫画♪ pic.twitter.com/jFzaTxgtmI

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仁木ひろし先生の『いつも心にバスケット・ケース』☆ 士郎正宗、というより初期のMEIMU先生と、海外スプラッター映画の融合するテイストがすごい★ あ、未単行本化作品ですがゾンビ殺戮漫画「高速弾で脳を撃て！」も必読♪ pic.twitter.com/oV1zwdnmXk

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