くるりとハイレゾとK2HD
- shi_zu_ka_ni
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@portio_ @fixerhp bit数が上がると一つ一つの音の輪郭が明確になる為、楽器がそれぞれ何をやっているのかが明確にわかりますよね。自分ベースなもので、太いLOWが出ているとラインがわからなくなったりするのですが、LOWが出ていても粒が立ってるから、どう演奏したかった
2014-06-05 23:38:14@portio_ @fixerhpa とかまで思い出せるような感覚で聴くことができました。ボーカル辺りにしても、やっぱ歌をしっかり出すミックスで埋れて存在感が薄れていた音などが出しゃばるわけでもなく、しっかり鳴っている。ほんとにレコーディングで聴いてた感覚が蘇る感じでした!
2014-06-05 23:41:52@Sato_Qrl @portio_ ありがとうございます。24bitの音源は今後発売されるものなのでしょうか? また、サンプリング周波数があえて44.1kHz(録りは違うはず)であるのはなにか理由があるのでしょうか? レコーディングで聴いていた感覚が共有できるのは嬉しい事ですね
2014-06-05 23:46:54@fixerhpa @portio_ 録りは今回アナログ回してなくて、ベーシックから96で録ってます。 そしてもちろん、ビクター最高峰K2高音質音源も出して頂く予定です!
2014-06-05 23:51:03佐藤さんはここで『THE PIER』の録音がアナログや、ハイレゾとして配信された44.1kHzではなく、96kHzのサンプリング周波数で行われていることを明かしておられます。バンドメンバーが直に発言しているので信憑性が高い情報です。
となると、同アルバム所収の先行シングル、2014年4月19日リリース『ロックンロール・ハネムーン』も同じ環境で録音されている可能性は非常に高い、と言えるでしょう。
ご覧のとおり『THE PIER』は44.1kHz/24bitのハイレゾ版と、44.1kHz/24bitのマスターからK2HDプロセッシングを施して96kHz/24bitにアップサンプリングされたK2HD版が配信されています。が、
佐藤さんのツイートによれば録音はベーシックの段階から96kHzであり、K2HD版のマスターとして言われている44.1kHz/24bitはミキシングの段階か、マスタリング前後などのいずれかの段階でダウンコンバートされた音源である、という事を意味しています。
つまりK2HD版のハイレゾは96kHz(恐らくビット深度は24bit)で録音され、どういうわけか一度44.1kHz/24bitにダウンコンバートされた後、再びK2HDプロセッシングにより22.05kHz以上の高域が補間されて、96kHz/24bitのハイレゾとしてリリースされたわけです。
ダウンコンバートしたあと補間処理をして元の96kHz/24bitへアップコンバートし、それをハイレゾ音源として配信する意味とは何なのでしょうか?
この部分を考察するこのまとめの論点は、
“過去音源のCDのマスターからハイレゾを作ることができる”と説明されている技術を、ハイビット、ハイサンプリングで録音されている最近の音源に使う妥当性はあるのか?
に集約することが出来ます。
アーティスト・アプルーバルはCDマスターで得られている?
私のTLでハイビット、ハイサンプリング録音でも、CDマスター相当の音源でアーティストのアプルーバル(アプルーバル=承認。これでリリースして良しと言うアーティスト本人によるゴーサイン)が取られているため、この音源を元にK2HD処理となった、との記述があるオーディオ評論家 麻倉怜士先生の2014年12月27日のascii.jpの記事を引用された方がいらっしゃいました。以下に記事の一部を引用し妥当性を検証します。
“ビクターからリリースしている、柴田淳の「COVER 70's」というアルバムのリリースは2012年です。ハイレゾで録音して、CDにダウンコンバートしたバージョンのみがアーチスト・アプルーバルを得ているので、ハイレゾ配信の際は、K2HDに頼ることに成りました。”
果たしてこれはハイビット、ハイサンプリング録音をダウンコンバートしK2HD処理する際の妥当性がある論拠と言えるでしょうか? これに関する私の答えはこのようになりました。
CDでアプルーバル得てるならK2HDプロセッシングで音が変わってしまうのはNG。K2HD処理したもので再度アプルーバルを取るなら、ハイレゾ録音されたマスターでアプルーバル取っても手間は一緒、わざわざニセレゾ化する意味が不明。よってこれは詭弁。
2016-06-20 18:09:32