すみゆ忍◇【バット・ザ・ビキニング・オブ・ザ・ハカバライブ】◇ニンジャ二次創作

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その時！「イヤーッ！」不意にシャウトがニンジャの耳に入る！「イヤーッ！」ニンジャはシノブエを素早く着物の中へと押し込めると、無骨なチョップで迎撃！打ち合い！「イヤーッ！」襲撃者は打ち合いを直ぐにやめると、バック転を繰り返し着地した。#wsb_txt

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「ドーモ、はじめまして。ジョイオハヤシです」祈祷師めいた古めかしいニンジャ装束の男は、シノブエを手に持ちながらアイサツをした・そして襲撃者・エメラルド色装束のニンジャは、パイプを吹かしながらアイサツをした。「ドーモ、エメラルドブルースです」　#wsb_txt

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「貴様ソウカイ・ニンジャか？」ジョイオハヤシが訝しんだ。「ソウカイヤか。まぁ、ついさっきまではな」エメラルドブルースはパイプをへし折ると、それを捨てた。「だがザイバツとは相容れない性格でな」「…左様か」エメラルドブルースが特徴的な構えを取った。 #wsb_txt

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右腕のガントレットに左腕を置き、右腕は相手のほうへと向かれている。対するジョイオハヤシは、自らの背後に立たせた三人の黒子にタイコを叩かせつつ、シノブエを構えた。「不穏の種は早急に摘み取るべし……さすればロードもお喜びになるであろう」#wsb_txt

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エメラルドブルースはその構えのまま動かない。一分間のにらみ合いが続いた。動いたのはジョイオハヤシだった。「ハヤシ！」ピーヒョロロロ！シノブエが猛々しくなる！「イヨッ！」黒子達がタイコを叩く。安らかな音色であり、神聖たるオハヤシの真髄であるともとれる。#wsb_txt

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次の瞬間、エメラルドブルースの視界が突然闇に覆われた。「何！」エメラルドブルースは一瞬油断！そこへすかさずジョイオハヤシがローキックを繰り出す！「イヤーッ！」「グワーッ！」エメラルドブルースは吹き飛び、ビルに叩き付けられる。「ホホ！次はどの感覚を奪ってやろうか」#wsb_txt

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ゴウランガ！ジョイオハヤシはシノブエを吹く事により、相手の感覚を一時的に奪う事が出来るジツの持ち主であった！しかし彼一人では大した効果時間は持たぬ。しかし、彼に追従する黒子達が神聖なるタイコを鳴らす事により、効果持続時間は10倍にもふくれあがるのだ！　#wsb_txt

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◇しかし、彼に追従する黒子達が神聖なるタイコを鳴らす事により→だが、彼に〜◇

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エメラルドブルースは身体を起こす。未だに彼の視界はブラックアウトしたままである。だが、彼は逆にこれを好機と捉えた。エメラルドブルースは目を瞑った。そして彼は右腕のガントレットからニンジャソードを引き抜く。「今度はこちらの番だ。カクゴせよ」　#wsb_txt

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ジョイオハヤシは笑った。「ホホホ！目が見えぬのに？安心しろ、直ぐに耳も聞こえさせなくしてやるぞ！」ピーヒョロロ！トントコトントコ…。オハヤシだ！「イヤーッ！」エメラルドルブルースは駆け出した。とたん、彼の耳から音が消える。聴覚が消された！しかし彼は走る。#wsb_txt

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「何をするつもりぞ！」ジョイオハヤシはカラテを構えた。しかし…「イヤーッ！」エメラルドブルースは不意にニンジャソードを振るった。その時！ガシン！ガシン！と音を立てて、彼の持つニンジャソードが分離！新たなる姿はムチめいたしなやかな剣であった！　#wsb_txt

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ヒュン！ムチ・ソードが振るわれた！「「「グワーッ！？」」」標的は背後に居た黒子だ。ジョイオハヤシは思わず後ろを振り向く。しなやかなムチによって黒子達の首が切断されているではないか！「バカナー！彼らもニンジャだと言うに！」「ニンジャでも、首が切れるときは切れる」#wsb_txt

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エメラルドブルースはメンポの奥で微笑んだ。振り向いたジョイオハヤシに、ウカツな隙あり！「イヤーッ！」ポン・パンチ！「グワーッ！？」ジョイオハヤシが吹き飛ぶ！「グワーッ！」壁に激突！そこを逃さぬエメラルドブルースではない。すかさず畳み掛け、拳を振るう！　#wsb_txt

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「イヤーッ！」「グワーッ！」「イヤーッ！」「グワーッ！」「イヤーッ！」「グワーッ！」「イヤーッ！」「グワーッ！」「イヤーッ！」「グワーッ！」「イヤーッ！」「グワーッ！」「イヤーッ！」「グワーッ！」「イヤーッ！」「グワーッ！」「イヤーッ！」「グワーッ！」#wsb_txt

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「アバーッ！」ジョイオハヤシが吐血しながら後ずさる。「トドメ！イヤーッ！」「させるものか！」不意にジョイオハヤシがシノブエを吹き出す！ブッダの怒りを表すかのような重音！「ヌゥッ！？」ピーヒョロロ！エメラルドブルースは自らの身体が動かなくなっている事に気がつく。#wsb_txt

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「これは…」エメラルドブルースが戦く。「ホホホ！貴方の脳に働きかけて身体を動かすのに必要な感覚を取り除かせていただきました」ジョイオハヤシが血まみれで笑う。「それではオタッシャデ。貴方はいずれデスナイト＝サンが殺すでしょう」ジョイオハヤシは立ち去った。#wsb_txt

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…視界に映ったのは僅かな色のついた影だけであった。カネサカが次に意識を取り戻したのはタマガワの水面であった。カネサカは何がなんだかわからなかった。一体なんなのだ。メンバーは死に、自分は生き残り、そして何故か川を流されているではないか。　#wsb_txt

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…「ハァーッ……ハァーッ……」カネサカは河原で身をもたげた。カネサカは己の目を疑った。自分が生まれ育ってきたネオサイタマが。炎上している。彼は自分の頭を抑えながら、学生の頃の記憶を思い返していた。彼がヒョットコであった、暗黒の記憶だ。　#wsb_txt

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そして、ニンジャ。「ニンジャ、ナンデ」カネサカは呻いていた。ニンジャとは？子供の頃に聞いた事が有った。しかしそれは空想の存在だとずっと思っていた。なんだ、あれは。カネサカはパニック状態であった。そして彼はずきりとこめかみに痛みが走った。思わずそこに触れた。#wsb_txt

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ナムアミダブツ！彼のこめかみには穴があいている！それも有線LAN直結用の穴ではない！純粋なる風穴であった！「アイエエエエエ！？」カネサカは重篤的な叫び声を上げた。自分は死んでいる。もしかすると自分はユーレイなのでは？それがかえってパニック状態を引き起こしていた。#wsb_txt

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カネサカは自分のこめかみに手を当てながら、呻いた。そのうち、意識がなくなってきた。彼は眠くなり、河川に身を委ねた。そして彼は夢を見る……。青白い光に包まれた空間で彼は夢を見た。そしてそこには、深い緑色に光る不定形な影が、ギターを持って鎮座していた。　#wsb_txt

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「…それで、そのニンジャをカイシャクしなかった理由を聞かせてもらおうか、ジョイオハヤシ＝サン」ドドン！仮建築ながらも神々しい神聖なるオハヤシ・ヤグラの上で、朱色のジュー・ウェアを着たニンジャが、シノブエを持ったニンジャに問いかけていた。　#wsb_txt

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「我が手が汚れるであろう。あのようなヨゴレニンジャを手にかけるなど！」ジョイオハヤシは不機嫌そうに返した。「「江戸時代」で爆死させてくればよかったであろうが。貴殿は手段を誤ったのではあるまいな？これはケジメ案件だぞ？」朱色のジュー・ウェアを着たニンジャが睨む。#wsb_txt

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「とにかくだ！」ジョイオハヤシが立ち上がる。「ヨゴレニンジャ一人殺さなかったというだけでケジメだと言うのは強引である。分かっておろうな？レッドドゥーム＝サン」ジョイオハヤシは何らかの思惑のもと、そう言い退ければオハヤシ・ヤグラを立ち去「イヤーッ！」「グワーッ！」 #wsb_txt

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「…既にこの事はワイルドハント＝サンに報告済みだ」レッドドゥームはザンシンを決めると、倒れるジョイオハヤシに無慈悲に告げた。「貴殿には既に命令が下っている。そのヨゴレニンジャを殺し、かつ「江戸時代」で生き残っていたそのモータルを殺せ、とな」 #wsb_txt