すみゆ忍◇【バット・ザ・ビキニング・オブ・ザ・ハカバライブ】◇ニンジャ二次創作

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「グヌーッ」ジョイオハヤシはメンポの下で唇を噛んだ。「…わかったならばさっさといけ！」「ハイヨロコンデー！」ジョイオハヤシはレッドドゥームの目に恐怖を感じると、ブザマにオハヤシ・ヤグラから立ち去っていった。「重い腰の貴族あがりめ」レッドドゥームは彼を蔑んだ。 #wsb_txt

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…ジョイオハヤシがレッドドゥームにけしかけられている同時刻。タマガワの河川敷ではカネサカが大の字になって寝ていた。その身体は冷凍庫に入ったバイオスモトリめいて冷たくなり、既に息もない。だが彼の意識は有った。彼は夢を見ているのだ。自分が死んでいるとも気付かずに。#wsb_txt

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ギターを持った深緑色の影とカネサカは向き合っていた。ギャギャーン！影がギターを打ち鳴らす。カネサカはその音に何らかの意味を感じたのか、笑みを浮かべた。辺りはオブツダンめいて薄暗い。「ブッダ！……おいおい、アンタは誰だ？俺をジゴクへ送るデーモンか？」 #wsb_txt

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(((ドーモ、はじめまして。ネクロ・ニンジャです)))深緑色の影はアイサツをした。「ニンジャ……はは、何を見ているんだ俺は。ニンジャなんて」カネサカは苦笑しながら影を見た。(((実在する！)))影はカネサカを一喝した。「アイエエエエエエ！？」恐怖！　#wsb_txt

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ギャギャーン！ギターが搔き鳴らされる。(((まだわからないのか？)))ネクロ・ニンジャが語りかける。(((俺はお前の命の恩人だッてのによ？)))「は？命の…恩人？」カネサカは唖然とする。深緑色の影はおいおいという動きで。(((そりゃあねェぜ！マジでない！))) #wsb_txt

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((俺はお前を助けてやったはずだぜ？オイ。お前を暴虐の悪夢からよ！)))ネクロ・ニンジャは言う。カネサカは暫し無言であった。しかし彼は…薄々心当たりが有った。かつて彼がヒョットコであったころ、二人の超常的な存在によって死にかけた日を。トミモト・ストリートで。 #wsb_txt

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カネサカがデスメタルを始めたのは最近のことである。だが…彼はそのとき思い出した。死にかけた自分の目の前に、深緑色の影が現れたのだ。…だが、それ以来異常はなかった。普通のモータルとして生きていた。。強いて言うならば、作詞作曲ができなくなったことか。 #wsb_txt

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「まさか」(((そう！俺だ！俺が！お前を！助けた！)))「じゃあ」カネサカが呻いた。(((そうだ！お前は死んだ！今死んだ！そして俺は！再びお前の前に現れた！)))ネクロ・ニンジャがギターを鳴らす。「…おい冗談言うなよ」(((いや、言う。お前はニンジャだ))) #wsb_txt

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「俺が？」(((お前が！)))「俺が！？」(((お前が！！)))「俺が！」(((叫べ！)))「俺が！ニンジャ！」カネサカは言葉では言い表せない高揚感を胸の内で叫んだ。「ウオオオオオーッ！」そこでカネサカの意識は完全に覚醒した。冷たくなった肉体に熱がこもった。 #wsb_txt

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(((…じゃあな…サヨナラだ…)))覚醒したカネサカの意識の中で、ネクロ・ニンジャは言った。「エ？」(((俺のライブはこれでおしまいよ。今度はお前が奏でるんだぜ！俺はお前に力を授けた！お前のライブを…俺は見てるぜ！)))ネクロ・ニンジャの気配が消えた。 #wsb_txt

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カネサカは歩き出した。こめかみの風穴は消えてなくなっていた。カネサカはタマガワ付近に、自分のもう１つの住居が有ることに気がついた。偶然だっただろうか。彼はその住居の近くに火がついていることも知った。カネサカはガスマスクとスピーカー、ヘッドフォンをもちだした。 #wsb_txt

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「イヤーッ！」「グワーッ！」ジョイオハヤシはエメラルドブルースのポン・パンチを受けて吹き飛んでいた。「自慢のオハヤシはもう無いのか？」エメラルドブルースが挑発する。「お、お、おのれ！」ジョイオハヤシが狼狽し、カラテを構える。「もっとカラテを鍛えるべきだったな」 #wsb_txt

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「カイシャク！」エメラルドブルースが剣に手を掛ける「ヤメロ！神聖なるオハヤシ・マスターの私を殺すと」「俺には関係のない事だ」剣が振り下ろされ…！「イヤーッ！」突然のシャウト！両者のものではない！「グワーッ！？」エメラルドブルースが弾け飛んだ！ #wsb_txt

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「ドーモ、レッドドゥームです」朱色のジュー・ウェアを着たニンジャがアイサツをした。「…ドーモ、エメラルドブルースです」エメラルドブルースも起き上がりアイサツをした。「お、おおレッドドゥーム＝サン！助けに」「ブザマ！貴様はさっさと例のモータルを探せ！」「ヒ！」 #wsb_txt

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レッドドゥームはジョイオハヤシの尻を蹴り上げる。ジョイオハヤシはシノブエを持って駆け出した。「あの雑魚の手助けか？」「どうとでもいえ。私は貴様等のようなフリーランスにザイバツを見くびられては困るから此処に来ている」レッドドゥームがジュー・ジツを構えた。 #wsb_txt

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「ザイバツね……」エメラルドブルースが剣を構える。「俺には既に他のスカウトが来ているものでな」彼らは暫しのにらみ合いの後、一斉に駆けた。「イヤーッ！」「イヤーッ！」両者のポン・パンチがぶつかり合う！「イヤーッ！」エメラルドブルースが剣を振るい追撃！「グワーッ！」 #wsb_txt

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だがレッドドゥームは傷を顧みる事なく反撃！おお、見よ！あれは伝説のカラテ技！「イヤーッ！」サマーソルトキック！エメラルドブルースは腕を顔の前で交差させそれを受け止める！重い！「ヌゥーッ！」エメラルドブルースは地面を蹴りその場から離れる！ #wsb_txt

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「あのオハヤシ弱者とは随分と違う」「当たり前だ。どこの世もニンジャはカラテが全てよ」交わし合いの後、先に動いたのはレッドドゥームであった。彼は飛び上がり、エメラルドブルースの頭上で宙返りをする。「イヤーッ！」カマキリケン！二連続の逆さ蹴りだ！ #wsb_txt

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「イヤーッ！」エメラルドブルースはブリッジ回避！そのまま彼は身体を捻り、剣を振るう！ガシン！剣が分裂し、ムチめいて変形！これにより長リーチを得た剣がレッドドゥームを襲った！「イヤーッ！」レッドドゥームは空中でポン・パンチを繰り出し迎撃！ぶつかりあう！ #wsb_txt

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「イヤーッ！」レッドドゥームは着地し、コバシリでエメラルドブルースとの距離を詰める。ナムサン！懐に潜り込まれてはムチ剣も扱えぬ！「イヤーッ！」レッドドゥームは右拳に炎を纏わせ、エメラルドブルースの腹を殴打！「グワーッ！」エメラルドブルースが吹き飛ぶ！ #wsb_txt

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「貴様、その武器」レッドドゥームはザンシンを決め、口を開いた。「ザイバツに話す事等無い！イヤーッ！」エメラルドブルースは身体を起こすと、ムチ剣を振るい反撃！「グワーッ！」レッドドゥームの身体にムチ剣が纏わり付く！「イヤーッ！」エメラルドブルースはそれを引いた！#wsb_txt

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ジャリジャリジャリ！チェーンブレイドが引き抜かれ、分裂した剣の一部一部が拘束したレッドドゥームを切り裂いていく！「グワーッ！？」レッドドゥームの身体のあちらこちらから血が噴出する！「貴様……その武器は！」「俺のものよ……俺が作ったものだ」 #wsb_txt

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「小癪な」レッドドゥームはジュー・ジツを構えた。「イヤーッ！」エメラルドブルースがムチ剣を振るう！レッドドゥームはそれをサマーソルト回避すると、再度襲来してくるムチ剣を迎撃！更に彼はそれを繰り返しながら距離を詰めていく！ #wsb_txt

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「同じ手を食らうわけにはゆかぬ！」エメラルドブルースはバク転を決め、後退！「同じ手ではない！ウカツめ！」レッドドゥームは脚部よりカトン・ジツをブースターめいて噴射。そして彼は一気に距離を詰めるとエメラルドブルースの背後に回り、彼を羽交い締めにする！ #wsb_txt