編集部イチオシ

古代中国の料理を再現!

7月10日におももちパレスで行われた「三国志ファンミーティング 古代中国の食を再現!」イベントのまとめです。5世紀北魏の料理書『斉民要術』のレシピを再現しました。
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三国志ファンミーティング @fsanngokushi

三国志ファンミーティング、古代中国の食を再現、イベント無事開催できました。ご参加のみなさんありがとうございました。 pic.twitter.com/R4qii7ki6j

2016-07-11 22:09:52
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一条 @ichijou5759

三国志ファンミーティング、古代中国の食を再現にご参加いただきありがとうございました。予想外の連続でしまがみなさんのおかげで無事に乗り切れました。写真は盛りだくさんすぎたメニューです pic.twitter.com/VZBt91ceyx

2016-07-10 19:20:04
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三国志ファンミーティング @fsanngokushi

白いものから右回りに、米、うるちあわ、たかきび、もちきび、です。中国で古代から食べられていた穀物です。全て蒸してあります。古代は「飯」は蒸したものです。鍋で羹を煮て、それにかぶせた蒸し器で飯を炊いていました。 pic.twitter.com/cMAQcNih6e

2016-07-11 22:19:45
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粟の調理法には諸説あり、「一度ゆでてから蒸す」という方法もあるのですが、今回は直接蒸してみました。非常にお腹にもたれるのは、白米になれた私たちがあまり噛まないからだと思われます。もっとよく噛んで食べないとですね(;´Д`)

三国志ファンミーティング @fsanngokushi

麦粥。麦は三国時代も兵糧として重要な穀物でした。鍋で煮る、つまり現在のご飯の炊き方で調理されたものは、「粥」と呼ばれます。当時の兵士もこれを食べて戦っていたのかもしれません。 pic.twitter.com/SvndM0pU5B

2016-07-11 22:32:01
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三国志ファンミーティング @fsanngokushi

@fsanngokushi 一時間ほど吸水させ、20分くらい蓋をせずに煮て、その後蓋をかぶせて火をとめ、15分ほど蒸らすとふっくら仕上がります。 pic.twitter.com/GMklDg5f7E

2016-07-11 22:34:01
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三国志ファンミーティング @fsanngokushi

鶏肉の羹。鶏肉と鶏ガラ、それに棗とネギを加えて圧力鍋で10分加熱、火を止めて30分ほど蒸らすと、濃厚なスープが取れました。鶏肉もほろほろです。 pic.twitter.com/DlzBmRxPbz

2016-07-11 22:37:08
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三国志ファンミーティング @fsanngokushi

茶色いご飯のようなものが、当時の調理法で作った蒸し豚です。諸葛菜(大根)の酢の物と並べて、食の五丈原と洒落込みました。 pic.twitter.com/HGPtLZFhrd

2016-07-11 22:44:47
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三国志ファンミーティング @fsanngokushi

調理前の蒸し豚です。豆チにネギ、生を混ぜた調味料を米と混ぜ、それに豚バラを付け込むように入れ、一緒に蒸します。ご飯の中に豚肉が埋まっています。 pic.twitter.com/xd7rNrI2PD

2016-07-11 22:47:05
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三国志ファンミーティング @fsanngokushi

緑色のものは蕨です。曹植の『名都篇』に鼈の料理が登場します。それとは関係ないのですが、斉や魯の国ではワラビを「鼈」としていたそうです。ワラビの若芽が鼈の足に似ているからとか。 pic.twitter.com/VYsZGyR8S2

2016-07-11 22:53:19
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三国志ファンミーティング @fsanngokushi

奥から肉団子成都風、鳥手羽の付け焼き兼業風、そして鮎のなれずしです。 pic.twitter.com/gD4lyypq4B

2016-07-11 22:56:32
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三国志ファンミーティング @fsanngokushi

@fsanngokushi なれずしは三国時代でもポピュラーな魚の調理法です。中国では古代から肉や魚を発酵させる料理が多かったです。米と麹、それに香辛料 を混ぜたものに魚を漬け込んでいます。濃厚なしめ鯖のような味です。匂いの強いふなずしよりも食べやすいのではないでしょうか。

2016-07-11 23:01:26
三国志ファンミーティング @fsanngokushi

@fsanngokushi 手羽先は魚醤にネギ、生姜、陳皮(みかんの皮)を混ぜたものに漬け込みます。中国では魚醤や肉で作る肉醤は古い調味料ですが、後漢の頃から穀物で作る清醤(味噌の原型)が普及していきます。 pic.twitter.com/gfNbKqTqf5

2016-07-11 23:08:07
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三国志ファンミーティング @fsanngokushi

@fsanngokushi 皿の一番奥が肉団子成都風。ネギ、ウリの漬物(ピクルス)、豆チと陳皮、花椒、それらをひき肉に混ぜ、網脂でくるんで焼きました。ネギやピクルスの食感が良く、スパイシーな味わいです。 pic.twitter.com/Nd5rRIBr57

2016-07-11 23:17:54
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三国志ファンミーティング @fsanngokushi

奥から胡飯(クレープの肉巻き)、刺身こんにゃく、手前の2つは肝リョウという、レバーの網脂包み焼きです。 pic.twitter.com/ag8vgvpycN

2016-07-11 23:21:53
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三国志ファンミーティング @fsanngokushi

@fsanngokushi 胡飯は漢代から徐々に広まった小麦粉の食です。小麦粉を加工した食べ物は全て「餅(へい)」と呼ばれます。水で溶いた小麦粉を薄く焼き、焼いた牛肉とピクルスを巻きます。米、麦、粟などを炊いて食べる漢民族とは異なり、騎馬民族の食と呼ばれています。

2016-07-11 23:27:07
三国志ファンミーティング @fsanngokushi

@fsanngokushi 刺身こんにゃくは膾の代わりです。晋の左思の『蜀都賦』に出てくる「蒟蒻」という文字が蒟蒻の最も古い記述と言われています。それが現在で言われている蒟蒻そのものか、別物ではないかと諸説あります。

2016-07-11 23:34:06
三国志ファンミーティング @fsanngokushi

@fsanngokushi ちなみにかかっている辛子酢味噌ですが、「斉民要術」には辛子を醤に混ぜ、酢で溶いて使うという、辛子酢味噌の作り方が載っています。当時は膾に醤油ではなく、ニンニクなどの薬味をこねたタレをつけて食べていました。

2016-07-11 23:37:21
三国志ファンミーティング @fsanngokushi

@fsanngokushi 手前の肝リョウは、『礼記』に記載されている、皇帝しか食べられない周の八珍の1つ。レバー料理です。レバーを豆チ、ネギ、生姜を混ぜたタレに漬け込み、 pic.twitter.com/jVgeFNQaBc

2016-07-11 23:40:28
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三国志ファンミーティング @fsanngokushi

@fsanngokushi 網脂という、内臓周りの薄い脂身で包んで焼きます。 pic.twitter.com/xNmIvZR3cV

2016-07-11 23:41:44
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