【仇怨の炎、神風に煌めく】

己を見失えば誇りも失う
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雪花艦隊英雄伝 @DD_LUNAKICHI

「瑠奈花よ。要するにお前達は、この私の命をも救うというのだな」「私の望みは深界との和睦。無駄な殺生は望まん」「フハハハハ!」ブレイズエッジは呆れるように笑った。 「やはり酔狂な男だ。本気で地上と深界を結ぶつもりとはな」ブレイズエッジは立ち上がり、瑠奈花達に背を向けた

2016-08-06 23:59:23
雪花艦隊英雄伝 @DD_LUNAKICHI

「私のことなら問題ない。教団は私を見捨てはしない。瑠奈花よ、お前を許したわけではないが、命を救われた故、今は復讐の刃を収めよう」 「ブレイズエッジ…」神風は小さく呟いた 「駆逐古鬼…いや神風。その剣はお前に預ける。次に会う時はもう少しマシな剣を振るえるようにしておけ」

2016-08-07 00:01:14
雪花艦隊英雄伝 @DD_LUNAKICHI

「わかった。いつか、また会おう!」 神風が叫んだ時にはブレイズエッジの姿は消えていた。どんな仕打ちを受けても、ブレイズエッジは神風にとって恩師であることに代わりはなかった。再会を胸に約束し、神風は新たな人生を歩み始める。神風の参入が、雪花に新たな風を巻き起こすのだった。

2016-08-07 00:01:48
雪花艦隊英雄伝 @DD_LUNAKICHI

【仇怨の炎、神風に煌めく】終わり

2016-08-07 00:02:06
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