『聲の形』を批評家たちはどう捉えたか
犯罪の被害者が加害者を許した事例が「美談」として流通することで、被害者が許すことを強いられる風潮が作られるのはよくない……みたいな話は、死刑廃止論への反論なんかでよく見るし、ひとつの正論ではあるけれども。
2016-09-23 15:39:05しかしそんな単純な描き方はされてないわけで、『聲の形』。観て不愉快に感じる人がいるのはわかるけど、今、ネットで起こっているような、「こういう作品の存在は許されない!」レベルの糾弾までされなきゃならないようなものかしら。
2016-09-23 15:44:37「そういう無神経な物言いができるのはあなたがこの問題の当事者ではなく、被害者の心情にも寄り添おうとしない無神経な人間だからだ!」とかいわれたら、返す言葉もないですが。
2016-09-23 15:46:46杉田さんの中では、フィクションによる間違った(かもしれない)イメージの流布は、殺人という重大な犯罪行為を伴った政治的主張と並べられてしまうのか。僕にはものすごく飛躍のある、乱暴な論理に思えるけどな。 twitter.com/sssugita/statu…
2016-09-23 17:40:52下手に生々しい問題に首突っ込んでフィクションを作るとやいのやいの言われるから、フワフワした現実離れした設定の物語ばっか作りましょ……みたいな話になったら、イヤなんだけどなー。もしくは道徳の教材みたいな、通り一遍の正論しか出てこない話ばっかりになるとか。ま、考えすぎか、これは。
2016-09-23 15:56:59@naoya_fujita そのまま飯田くんと対談して記事にするとまた事実誤認で燃えそうだから指摘しておくけど、あのふたり、オチで付き合ってないからね? アニメでも付き合ったようには描かれてないし、原作だともっとはっきり、ふたりは恋愛関係にはなってないのよ。
2016-09-23 18:22:46@naoya_fujita それは承知で、でも物語の構造的に「恋の成就」としか捉えることができないので、そういう前提でもって批判している……というのだたら、野暮な指摘で申し訳ないけど。
2016-09-23 18:24:01