ネタバレ有:『君の名は。』はどうして「つまらないか」を妄想する。

「もしかしたら、誰も気がついていない?」と感じたので、なるべくシンプルに分かる形で書いてみました。 ちなみに個人としての映画の感想は「普通に面白い」です。もう少し具体的に書くと、「十代に観ていたらマイベストに入っていたのかもしれないが、さすがにそこまで入れ込むには年をとりすぎた」であります。
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ユーセ コーイチ @ko_iti30

これから『君の名は。』の話をしよう。(マイケル・サンデル風)

2016-09-26 15:13:43
ユーセ コーイチ @ko_iti30

このツイートをはじめたのは『君の名は。』でふたつのまとめを見つけたから。 一つ目はコレ→ togetter.com/li/1029000

2016-09-26 15:15:20
まとめ 【追記あり】『君の名は。』を見て感じた気持ち悪さについて ※2016/09/26追記:ツイートを追加しました。 ※本編のネタバレ注意! ※感想ツイート→質疑応答→アンケート→周囲の意見、といった流れでまとめました。途中だけ読んでコメントしませんようにお願いいたします  元ツイの方は、私が気づかなかった部分に気持ち悪さを感じていて、「なるほどな」と言うべきか「気にしすぎ」と言うべきか分かりませんでしたのでまとめました。  ただ、新海誠監督は『気持ち悪いと言われた部分は直した』っぽい発言をしてらっしゃったので、それでも気になる部分は出てくるものなんだなと不思議に思います↓ 『君の名は。』大ヒットの理由を新海誠監督が自ら読み解く(下) http://diamond.jp/articles/-/102665?page=4 354608 pv 2028 389 users 621
ユーセ コーイチ @ko_iti30

これらふたつは、そんなに間違ってはいない。批判というより違和感の表明だと考えればいいから。これからその違和感を考え(妄想し)てみたい。 ここから先はネタバレに入ります。

2016-09-26 15:19:29
ユーセ コーイチ @ko_iti30

『君の名は。』ネタバレ その一:入れ替わりはセックスの比喩。 これは直感として分かる。なにしろ入れ替わった三葉と瀧は互いの性器に触れているから。

2016-09-26 15:22:08
ユーセ コーイチ @ko_iti30

『君の名は。』ネタバレ その二:口噛み酒を飲むのはキスの比喩。 これも直感として分かる。瀧(男性)は三葉(女性)のつばを飲み込んでいるのだから。

2016-09-26 15:23:10
ユーセ コーイチ @ko_iti30

その二つの比喩を認めて映画の進行をプロットにあてはめるとこうなる。 セックス(入れ替わり) → キス(口噛み酒) → 互いの愛を確信する(黄昏時)→ 気になるあの女性(男性)に勇気をもって声をかける。(ラストシーンの階段)

2016-09-26 15:24:32
ユーセ コーイチ @ko_iti30

つまり恋愛モノのプロセスが、逆になっている。これが「違和感」の正体。

2016-09-26 15:25:50
ユーセ コーイチ @ko_iti30

これを違和感として感じず、恋愛モノの文脈を都合よくチョイスして捉えられる者と逆に捉えられずにその他モロモロがノイズとして入ってしまい映画に入れない者が出てしまう原因だろう。

2016-09-26 15:26:47

追記:「恋愛モノの文脈を都合よくチョイス」の部分に「恋愛モノの文脈のパーツは揃っているので都合よくチョイスして」に修正します。

ユーセ コーイチ @ko_iti30

これは「どちらが良い」かではなくて「そうゆうもの」だと認めるしかないと自分としては考える。フィクションの楽しみ方は色々とあって良いはずだから。

2016-09-26 15:28:29