小児甲状腺がんと放射線ばくと BRAF 、RET/PTC3 に関する論文について「福島とチェルノブイリは違うと言えるのか」(2016.10.3作成)♯光武論文

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

（続）大体、この論文でもデータの出し方からすると、どの年齢で何が検出されたとか、臨床状況との関連はどうかとか、さっぱりわからない。ただ、成人で多いBRAF V700Eが多くて、RET/PTCが少なかった、を強調してるだけに思えるけど・・

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

でも、この論文の引用文献でめぼしいのはほとんど目を通す機会になった。BRAF V600Eがヨウ素摂取量が多いと高めになることや、RET/PTCは日本でも少なくないことや、最新の論文では、チェルノブイリのRET/PTCはヨウ素欠乏地域で多かったと示されてることなどがわかった。

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

多分、遺伝子解析は全例でやってるんだろうけど、また論文出すんだろうな・・。

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

この件。よく見ると、TRK fusionの欄に8.8%と書いてあるけど、光武論文ではTRKの検査してないし、2014年の学会情報でもTRKに言及なしだから、まさかと思うけど、ETV6/NTRK3のつもりで記入？（でも数字が合わない） fukushimavoice2.blogspot.com/2014/11/blog-p… twitter.com/YuriHiranuma/s…

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

放射線誘発性甲状腺がんにおいて良く見られる遺伝子再配置として2014年に報告されたETV6-NTRK3再配置が、福島県の甲状腺がんで遺伝子分析が行われた68例中4例で光武論文で報告されているが、鈴木氏発表スライドではそれには触れず。 ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P… pic.twitter.com/RVMhl8u8GK

2016-10-07 13:14:19

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

それに、n=52 と書いてあるけど、光武論文では n=68。BRAFとRET/PTCの割合は光武論文の数字だから、n=52って間違いじゃないのかな？ そう考えると、このスライドの最大腫瘍径「53mm」ってのも、間違いかなあ？ twitter.com/YuriHiranuma/s…

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

鈴木眞一氏の発表スライドの手術症例125件は、1巡目のがん症例で福島医大で手術された95例と、3月末時点での2巡目の手術例30件についてなのだけど、術前診断の腫瘍径が「53mm」になってるのに気づいた。1巡目の最大腫瘍径は45.0mmで、2巡目は、その時点では35.6mmのはず。 pic.twitter.com/DLEb12kheH

2016-10-02 15:35:09

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

順天堂大学医学部2016年論文（有料）「日本の甲状腺乳頭がん患者では、BRAF V600E変異とは対照的に、TERTプロモーター変異が予後不良と関連している」 link.springer.com/article/10.100… @PriamalFear TERT 6% BRAF 38.2% twitter.com/PriamalFear/st…

Priamal Fear @PriamalFear

@PriamalFear link.springer.com/article/10.100… Juntendo University School of Medicine

2016-10-08 23:10:18

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

なんか難しかったけど、TERTプロモーター変異のことなどについてちゃんと説明されていたのは、わかりやすかった。とりあえず、この研究での日本の成人でのBRAF V600E点変異頻度は38.2%であるのと、他の日本の成人で存在するBRAFデータは、既に見つけた3論文のだと確認できた。