光武帝・袁術・曹丕・鄭玄らが信じた讖緯は、ただの予言・迷信なのか? 後漢王朝建国の原動力となり、社会全体に大きな影響を与え続けた重大な儒教思想。

三国志などでよく語られ、意味を理解しにくい言葉に「讖緯」(緯書・図讖とも)、主に後漢王朝を建国した光武帝、後漢末の群雄・袁術、魏王朝を建国した曹丕が皇帝に即位するために信じた(あるいは利用した)ことで知られています。しかし、中国史の様々な思想が融合したものであり、さらに政治的意図・宗教的概念が含まれるため、非常に理解しにくいものとなっています。そこで、今回、讖緯研究で知られる安居香山の学説を中心に、まとめてみました。讖緯は複雑な概念ですが、表などをつけましたので、皆さんの理解の一助になれば幸いです。
25
前へ 1 ・・ 8 9
まめ@史記人物大好きクリエイター @mamesiba195

まとめは以上ですが、まだ、「主に、誰がどのような意図で讖緯をここまで影響力のある存在にしたか」という疑問が残っています。

2016-11-06 02:57:46
まめ@史記人物大好きクリエイター @mamesiba195

私自身の感想としては、安居香山は断定できないこととして、明確にしていませんが、不自然に感じるくらい、讖緯と「儒教の春秋公羊学」と「後漢王朝」との関連を強調しており、なんとなく推測できるようにしていると感じ取れました。

2016-11-06 02:58:10
まめ@史記人物大好きクリエイター @mamesiba195

次回がありましたら、その点に関連する学説を紹介したいと思います。

2016-11-06 02:58:52
まめ@史記人物大好きクリエイター @mamesiba195

ここまでおつきあい下さった方がいらっしゃいましたら、ありがとうございました。繰り返しますが、読解や引用についての責任は私にありますので、ご理解ください。詳しくは紹介した書籍をお読みいただけると有難いです。

2016-11-06 02:59:33
前へ 1 ・・ 8 9