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@uhea そうか、よくみたら低線量率(低線量ではなかった)群が2群あって、線量率がざっと5倍違うから同じ4日間の連続照射でも総線量は500 mGyと100 mGyで5倍の差が。一般に低線量と言われてきたのは総線量100 mGy以下の領域で、100 mGyが未照射と差なしなら納得
2016-12-14 18:15:55@uhea おそらくもう少し放射線感受性の高い別の系統のマウスを使って実験すれば、もう少し小さい総線量で閾値が見えることでしょう。純系の実験動物を使うからこそ、ここから下は無影響という閾値が目に見えますが、ヒトの集団は個体差があるので線形閾値なしとして対策せざるを得ない
2016-12-14 18:21:16(重要な結果なのに有料論文とは残念です)
(放医研,なぜ,これをオープンアクセス論文にしないのかなぁ)twitter.com/parasite2006/s…
2016-12-14 20:43:26twitter.com/hayano/status/… 論文はここに出ていました(有料)rrjournal.org/doi/abs/10.166… やっぱり純系の実験動物を使うと閾値が見える(知る限りではこの日本語論文jstage.jst.go.jp/article/juoeh/… に続く2報目)
2016-12-14 13:50:24(マウスの結果がどこまでヒトに当てはまるかは要注意)
@parasite2006 @hayano 結局、人間への効果を評価するのであれば、人の放射線のガンへの影響となると、広島長崎の寿命調査が一番線量と期間的に大規模なので、大体の評価であれば、寿命調査で良いのだと思います。
2016-12-14 20:49:35@parasite2006 @hayano 結局、マウスは2年ほどの寿命だから、2年でガンにならないと『閾値』があるように見えますが、ヒトは80年程度ですから、でるかもしれない、とか。そもそも発生のしやすさが種間で致命的に違うかも(ヒトの方がガン化しにくい)とか。
2016-12-14 20:47:35放医研論文では寿命800日すなわち2年強のマウスに対し
- 生後1日目に線量率540 mGy/minで1分弱、総線量500 mGy
- 生後1日目-5日目に線量率5.4 mGy/hで4日間、総線量500 mGy
- 生後1日目-5日目に線量率1.1 mGy/hで4日間、総線量100 mGy
の3通りの条件で照射を行い、生後500日まで観察して発がん率を非照射マウスと比較しています。
@parasite2006 @hayano ただし、これでも1mGy/hr が『低線量』です。また、この実験系は Patched の欠損マウスでガンが発生しやすいものを使っていますが、それがどこまで人間に敷衍できるかは、ある程度、としか言いようがありません。
2016-12-14 20:45:17「じわじわ」被ばくの発がん影響を動物実験で明らかに モデルマウスを用いて低線量率被ばくに起因する発がんリスクを直接的に評価◆放医研 qst.go.jp/information/it… これ、この手の動物実験にはありがちなんだけれど、色々と問題あり。
2016-12-14 22:15:32何より、この実験では本当に「線量率」の影響を見ているのか、「被ばく時の年齢」の影響を見ているのかが分からない。何故なら、短期間被ばくでは誕生直後の幼い時期に全ての被ばくを受けるが、長期間被ばくでは誕生直後に受ける被ばくは極一部だけで、他の被ばくはより成長した時期に受けているから。
2016-12-14 22:20:39したがって、線量率の効果をきちんと評価するには、がんリスクの年齢依存性(被ばく時の年齢によってどう変わるか)までを考慮して評価しなければならない。しかし、この解説を見る限り、それは行われていない。
2016-12-14 22:26:24誕生直後のネズミのように成長の速い動物で被ばく時年齢の効果を無視するのは、まず間違いなく大きな誤解を生むだろう。おそらく。
2016-12-14 22:29:12@kazooooya 誰かマウスを使った動物実験日常的にやってる人に「生後1日から5日までの間にどんな変化が起こるか、果たして何かこの間に劇的に変化することがあるかどうか詳しく教えて」と聞いてみたいです。(寿命は約2年)qst.go.jp/information/it…
2016-12-15 18:03:04(議論はさらに続き、オンライン雑誌会状態に)
この記事は解せないな。qst.go.jp/information/it…では、同一線量なら低線量率のほうが発ガンが少ないことに加えて、更に低線量(率)なら影響が見えないことも示しているのに…。→被ばく同量でも“小分け”なら、がん発生率低下headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161215-…
2016-12-15 18:23:51(↑これは日刊工業新聞の記事の転載ですが、日本経済新聞の記事
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG13H5A_T11C16A2CR8000/
もこの記事と同じく「非照射群のがんに占める放射線由来の割合が2%で、低線量率照射群(2)の1%はこれより少ない」ことを書きませんでした。非照射群の結果を書かないと正確な比較ができず誤解を招きますので、こんなまとめが作られています↓)
この実験では特殊な系統のマウスを使っているので「相対リスク」に関してはある程度意味があるが、「絶対リスク」については人間だけでなくマウスにも外挿できないことは心に留めておかないといけない。/被ばく同量でも“小分け”なら、がん発生率低下headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161215-…
2016-12-15 18:27:26@hseino1 非照射で2%、4日間に100 mGy照射で1%。このぐらいは偶然の変動の範囲と考えればいいのではないでしょうか。
2016-12-15 19:54:16(↑すみません、まとめ主が誤解していました。問題になっていたのは放射線由来の発がんではなく自然要因による発がんの方でした)
@parasite2006 わたしが気にしているのは「その他の自然要因による髄芽腫」の非照射群の52%に対する照射群の32/39/45%のほうです。・・・あ!もしかしたらオーバーラップして欠失変異にマスクされて見えていないかもしれませんね。
2016-12-15 20:04:39