ゲーム市場における「対立の構図」のおかしさ
ニンテンドー3DSとNGP(Next Generation Portable)が出るが、スマートフォンがあるから普及しない‥‥という論を主張するのは楽でいい。それを主張した人は、目新しい見解を言った感じがするし、同意も得やすい。
2011-03-09 18:06:18私はスマートフォンが携帯ゲーム機の完全なる代替機とは思っていない。「共存」というとキレイごとになる。しぶとい日本の携帯ゲーム機屋さんと、ソフト開発者は、その両方をまぜこぜにした遊びを考えるであろう。
2011-03-09 18:12:06‥‥という意味のことを取材されてコメントしたが、来週発売される某誌ではきっと、「携帯ゲームの普及を妨げるのはスマートフォン」と書かれ、その中で端折られた自分のコメントが出るような気がしてきた。
2011-03-09 18:14:39@HisakazuH スマートフォンを所有するには回線契約などいくつかの年齢や身分によるフィルタリングが存在しますから、携帯ゲーム機は高校以下の年齢の人に対して大きな訴求力があると思うのですが。
2011-03-09 18:17:49「ライオンとトラはどっちが強いの?」‥‥子どもの頃に誰もがする質問。けれどオトナは知っている。「ライオンとトラは棲んでいる場所が違う」ということを。‥‥ちょっとこれに似た話ですよね。@Yuki1111Yoshida
2011-03-09 18:25:34好奇心が旺盛といえばそう、無邪気といえば無邪気、そもそも「◯◯対◯◯」を好むのが人間の性(サガ)ですから。でもね、オトナはそこに知恵を持たなくてはいけない。
2011-03-09 18:31:06RT @music_explorer: @HisakazuH 俺もゲームイベント会場で週刊プレイボーイの調査に答えた事があり、後日記事を読みましたが、微妙に要約されていて真意とはズレてしまっていました。この時に、ああ、これがもし著名人で、ロングインタビューだったら、とんでもなくかけ離れることもあるんだなと実感しました。
2011-03-09 18:31:24@HisakazuH 自分はドリームキャストの失敗もまさに回線と関係していると思っておりますので…あの当時、ゲーム機で遊ぶのに電話回線を一つ潰す必要があることをどれだけの(大きいのも含めて)子供が家族に説明できたのだろうって。
2011-03-09 18:32:19@Yuki1111Yoshida はい。ドリームキャストの時代は回線を専有するとか、インフラが追いついていない、という問題がありましたね。でも‥‥私が考える本質的問題は‥‥
2011-03-09 18:35:11ドリームキャストはモデム内蔵で販売しました。つまり、全員がインターネットを活用することを前提に開発、その価格が本体に上乗せされていることが問題だと思いました。モデム使った受益者は、モデムを使っていない人にコストを払ってもらっていたという不平等性がありました。
2011-03-09 18:39:41受益者負担という考え方があります。良い目にあったら、その人は負担をする。そうでない人は負担をしなくていい。これは公共事業でよく使われる概念ですよね。たとえば下水道とか。http://bit.ly/hUlYF3
2011-03-09 18:44:34@HisakazuH でも別売りにしちゃうとスタンダードにはならない。Wiiがリモコンを同梱して、クラコンを同梱しなかったからこそ人は「新しい何か」を求めたんでしょうね。
2011-03-09 18:47:52おっしゃる通りだと思います。RT @ppp200x: @HisakazuH でも別売りにしちゃうとスタンダードにはならない。Wiiがリモコンを同梱して、クラコンを同梱しなかったからこそ人は「新しい何か」を求めたんでしょうね。
2011-03-09 18:48:53もう一度、「ライオンとトラはどっちが強いの?」‥‥子どもの頃に誰もがする質問。けれどオトナは知っている。「ライオンとトラは棲んでいる場所が違う」ということを。‥‥に話を戻します。子どもの好奇心で報道する文化について、私はいつも異論を唱えてきたように思います。
2011-03-09 18:52:19ファミリーコンピュータが流行ると、ゲームセンターは無くなる、プレイステーションが売れたら任天堂は無くなると言った人にそうですね、100人以上会ってきた人生でした。
2011-03-09 18:56:02これはすべて、ファミリーコンピュータ対ゲームセンター、ソニー対任天堂と同条件での勝敗を予測をした挙げ句の過ちです。
2011-03-09 18:58:23ワンダフル!RT @kazu_sebastian: @HisakazuH よく言われる「仕事と私とどっちが大事なの!?」というのと同じ理論ですね.
2011-03-09 19:01:21すいません。今、自分はTwitterと食事の「どっちが大事なの?」モードに入ってまして、食事します。のちほど!
2011-03-09 19:03:17今、仕事場から自宅に戻ったところですが、復帰。食後に続きを。「◯◯対◯◯」の構図で携帯ゲーム機とスマートフォン、ファミリーコンピュータとゲームセンターを比較することのおかしさをツイートしていました。(前号までのあらすじ?)
2011-03-09 19:42:47「ゲーム理論」をちょっとかじれば、「◯◯対◯◯」で勝敗を決するのは、どういう場面で通用するかということが、すぐにわかると思う。たとえば将棋・囲碁・チェス、その他ほとんどのスポーツは「非協力」「情報完備」「短期間同時進行型」のゲーム。
2011-03-09 19:48:22簡単に言うと、同じ盤に向かい合い。ルールは同一で、情報は同条件で開示されていて、一手づつ指して時間内に勝敗が決まる。こういう条件のゲームならば、ビジネスの場面でも「◯◯対◯◯」の戦いを論じることに意味はある。
2011-03-09 19:52:55たとえば、約2年前。ホンダのインサイトとトヨタのプリウスの比較を、「2大ハイブリッドカー対決!」と言っても、おかしくはない。
2011-03-09 19:55:45でも、スマートフォンと携帯ゲーム機は、もとからして、ゲーム理論で言うところの「非協力」ではなく「協力」関係になる可能性さえある。その可能性を示唆するのが、メディアの役割ではないのか。そして、自動車業界ともビール業界とも違うゲーム業界のおもしろさであり、特徴ではないのか。
2011-03-09 20:03:41